2004年08月31日

Kidnappers/Salaeng

何者?!







こないだバンコクに出張に行った時、ミーティング後の昼食時の会話。



(パートナーのオーストラリア人のおっちゃん)「タイの女の子はみんな背が高くてスタイルいいね〜」
(おれ)「いや〜人とか人種によりますよ。」
(おれの元部下のタイ人)「だいたい僕より下の年代の子はプロポーションめっちゃいいっすよ。(こいつは30歳くらい)」
「うそ〜ん、年の問題か?食べ物かな?」
「わかんないっすけど、サイアムスクエアに行けばわかりますよ。若い奴らばっかりっすから、スターバックスで観察してみてくださいよ」
「そりゃいいね!インサックさん連れてってよ!」

…ということでおっちゃんをつれてサイアムスクエアに行くことになりました。
個人的な意見としては、「サイアムスクエアに来るような子らは上流階級の中国系ばっかりで、小さいころから栄養にも気を遣ってもらっていい生活してるんだからスタイルいいのは当たり前だろう。イサーンに行けば全然違うだろ。」と思うのですが、まあ確かにスタイルはいい。認める。背も高い。170cm級がけっこういて、かっこいい。認める。

まあそのバンコクの原宿、サイアムスクエアで見つけたCDがこれ。
タイトルはタイ語で「サレェーン(グ)」と書いてあり、「Slang」のことかと思ったんだけどスペルが違うみたい。
ソースア、サラエー、ローリン、ンゴーングーです。

Kidnappersについては以前も書きましたが、これは彼らの1993年のアルバムをリマスターして2003年にリリースしたもののようです。

このKidnappersというユニット、Modern Dogのリミックスをやったりユニバーサルが出したコンピに参加してたりして、自分のアルバムよりそういうスタジオ仕事が多い人たちなんでしょうか?あんまり名前聞いたことないし、音源もこのアルバムと2003年に出た「Set」の2枚しか知らない。
10年もの間一切音源が出ないということは、なんぼリリース期間がゆったりしているタイでも考えにくいので、何かあったのかも知れません。
クレジットを見ると、1993年時点では「May」, 「U'」が音を作ってヴォーカルは「Pin」という女性のようです。
2003年時点では「May」「U'」は変わらず、「Tor」がベース、ヴォーカルは「Noo」になってます。
予想するにMayとU'が中心に音を作っているのでしょう。

前置きが長くなりましたが、このアルバム、1993年当時のタイではとんでもなく先進的な音だったろうと思います。
New OrderとかCureとか、90年代にサバイブした80年代の英国ロックのテイスト満載。黄昏の翳りの軽めの打ち込みに希望を感じさせるメロディーライン、大仰にはけしてならず静かに高揚していく曲たち。
当時ベーカリーがあったかどうか知らないけど、この流れがModern DogやDOJOの音につながっていったのではないでしょうか?

特にNew Orderの感覚ですね。1993年と言えば「Republic」がリリースされた年。New Orderはこの後長い沈黙に入り、「Get Ready」で奇跡の復活を遂げるわけですが、まさに「Republic」以前のNew Order、特に「Brotherhood」や「Low Life」あたりの匂いがかなりします。
これはかなりいい。「Set」はまさにこれの進化系という感じで、これまたいいですけど。

ただ入手困難っぽい。たぶん昔のアルバムの権利を持ってるところがインディで出したもので、サイアムスクエアで偶然発見しなければ、存在にすら気付かなかったでしょう。
「Set」にしても、発売当時は見かけたけどこないだは全然並んでなかったし、売れてないのでしょうか?売れると思うんだけど。Futonなんかより全然いいです。名盤。間違いない。
しかし情報が全然ない。こいつら何者?情報求む。


ところで絵文字わかりにくかったっすね。すみません。





posted by インサック at 21:36| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

王菲/王菲

正式なタイトルがわからない。







このアルバムのタイトルは何というのでしょうか?
2001年のアルバムですが、買ったCDの帯には「流年」と書いてあり、日本盤は「光之翼」、「王菲」というタイトルで記載しているサイトもある。
とりあえずセルフタイトルとしておきますが、知ってる人教えてください。

これはフェイが「ウソコイ」というドラマに出演してる時期で、日本での知名度がかなり上がっている時にリリースされたものみたいです。日本盤にはウソコイの主題歌「Separate ways」も収録されているみたいです。

しかしそういう日本でのブレイクを狙うには、このアルバムちょっと挑戦的すぎる。
いや、好きなアルバムなんですが、オルタナ色が強いというか実験的な音が多いというか、少なくとも万人に受けるようなしろものではないんですよね。
Nirvanaを彷彿とさせる1曲目、他にもフレンチポップス風あり、ダークでスローな曲ありと、ロック・ポップファンには聴き応えある内容なんですが、これで初めてフェイを知るような、また普段あまり音楽を聴かない層にとってはちょっと不親切かも知れません。

まあ、いにしえの林憶蓮「SIMPLE」みたいに日本語の歌詞+日本の制作陣でやるより、あえて「素」でやったほうが良かったのかも知れませんね。
元々このアルバム自体、日本よりも中華圏でのリリースを主眼に置いているものでしょうし。
フェイのアルバムは、実は「十萬個為什麼?」(王靖雯・シャーリー・ウォン名義)というのを聴いたことがあるのですが、音的には格段の進歩だと思いました。
蔡健雅(タニア・チュア)が作曲で何曲か参加、制作は人山人海のメンバーも加わっているようです。

こういう非欧米のポップスの日本における市場って、おそらく中華系が一番大きいと思うのですが、実際どのくらい売れてるもんなんでしょうね?



[TB(凸ぷうさん)]


posted by インサック at 14:18| バンコク ☁| Comment(5) | TrackBack(207) | 中華系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月30日

おおおおおお。

重過ぎないかdoblog。

posted by インサック at 23:23| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(67) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月29日

Ann Manang/Ann Manang

もう音楽で差別化しようとは思ってないのかRS。







新人、Ann Manangのデビューアルバムです(2004年)。
マレーシアとのハーフらしく、顔立ちはなんとなくタタヤンに似ているような。
1曲目はリンキンぽいアレンジのしかしメリハリはあまりない、まあ無難なでき。
他の曲も、まあ無難なんですよ。けして悪くない、Ann Manangの歌もけして下手じゃない、ルックスも、






ほれこのとおり、ティーンズアイドルとして十分かわいい。

ああ、ごめんなさい、日本人の価値観としてはわかんないけど、タイ的には十分かわいい。

しかし、昔はもっと音的に個性的な人っていっぱいいたと思うんですよ。Bazooとか。
この子はRSからのデビューなんですが、グラミーにしてももっといろんな音で出していいと思うんだよなあ。Palmyが売れたのも、普通のタイポップスとは違うアプローチが良かったんじゃないのかなあ。

まあ日本人の30過ぎたおっさんがタイのティーンポップスについてどうこう言ってるのがきしょいことは百も承知ですが、もっと「え〜何これ!!」みたいなものも聴きたいっす。そういう意味ではGirly Berryって貴重かも。

無難な線で10組デビューさせるより、極端な奴10組のほうが中長期的にもいいと思うんですけどRSさん。(グラミーもそうなんですけど)
なんか作曲・アレンジやってる人って10人いないんじゃないかってほど似通ってます。
よろしくお願いします。

あ、このアルバムはけしてしょうもなくないですよ。






posted by インサック at 23:23| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(66) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

衝動の発露

てめえのNirvanaのblogで思ったのですが、やっぱロックミュージックって若者の衝動を表現の核としている部分がありますよね。性欲でも、社会に対する不満とかでもいいんですけど。
あるいはそこまで具体化されてない、形而上的なもやもやした鬱屈だったり。
それを音にするのは、時代によっていろいろなんでしょう。
例えば初期のrolling stonesだって、ピストルズだって、ラップだって、グランジだって、まあ細かいこと言えばマンチェだとかシューゲイザーだとか、リンプ〜リンキンだって、基本的には、その時の若人が抱えている衝動をいかに音楽として形にするか、言い換えれば、みんなが「これだよこれ!」と思えるような音にして提示する、ということですね。

日本でも佐野元春とか尾崎豊はそういう系譜だと思います。
今だとアジカンとバンプはそうだと思う。

で、何が言いたいかと言うと、そういう「大衆が求めている空白」を埋めるような人たち、というのが重要なのではないか、ということです。
今日本の大衆が求めている音は何か?

今の音楽シーンって、それが見えないから細分化されている感じはします。
バンプがもう一皮むければすごいことになりそうな気はする。


あとづけTB(善光寺 牛さん)


posted by インサック at 20:50| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OST/Ada apa dengan Cinta ?

mellyを聴くならまずこれを聴け。







「Ada apa dengan Cinta ?」というインドネシア映画のサウンドトラックです(2002年)。
映画自体えらくヒットしたみたいで、このCDも、2002年当時マレーシアなんかでずっとディスプレイされてました。
ただ、おれは当時Mellyの存在を知らなかったので「あ〜サントラね、はいはい」みたいな感じで購買リストからさくっと外していたのでした。
だって、普通見たことのない映画のサントラって買わないですよね?それも、映画見て名曲目白押しじゃない限り。
また、通常サントラっていろんな人の曲のオムニバスになってるじゃないですか?

しかしこのサントラ、全曲作詞作曲Melly、プロデュースはAnto Hoed & Melly、ヴォーカルは数曲を除いてMellyと、実質Potretのソロアルバムです。
「Eiffel...I'm in love」もそんな感じでしたが、1アーティストがまるまるサントラ作るのがインドネシアでは普通なのでしょうか?

このアルバムも「Eiffel...I'm in love」よりもサントラ色が薄いというか、普通のアルバムとして聴ける作りになってます。
また、サントラということもあってかかなりキャッチー。AntoやMellyのアーティストとしての色より、ポップソング職人としての色のほうが前面に出ている印象を受けます。
とはいえ、あくまでもmellyが持ついろんな面の一部が強く出たというだけで、コマーシャリズムに魂を売り渡したような音(ってどんな音だよ)になっているわけではなく、あくまでも「ポップなmelly」が楽しめる好盤です。

逆に、アーティストのエゴや趣味性が強く出たアルバムって、リスナーとしては引いちゃったりすることもあるじゃないですか。
このアルバムはそういうのは一切なし、安心して聴けます。
なんというか、mellyを聴くならまずこれを聴け、ていう感じ。
音楽のツボをきっちり突いてくる、気持ちいい1枚です。




posted by インサック at 13:42| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(66) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月27日

at17/meaw meaw meaw

香港のアコースティックデュオ、いい感じ。







香港の女の子2人組、at17のアルバム(2002年)。
ジャケットがなかなか秀逸ですね。
人山人海というプロデュースチームの作品らしいですが、控えめな打ち込みにアコースティックギターを軸として、なかなかセンス良くまとまってます。
遊び心もけっこうあって、タイトル曲のヴォーカルは前編猫の鳴き声(のまね)だし、他の曲もだるくなく楽しめます。







マスクを脱ぐとこんな感じです。

まあよくできているぶん、さらっと聞き流してしまうというか、「おお〜これは!!」という感じはないのですが、それはそれでいいんじゃないですかね。
欲を言えばもうちょっとひっかかりのある感じのアレンジなり曲調なりがあっても良かったのでは?
なんか「渋谷系」(死語)とかスウェーデンポップスなんかに通じる感じはありますな。

ボーナストラックでカイリー・ミノーグの「Can't get you out of my hand」(らんらんら〜、らんらんららんら〜ていう例のアレ)が入ってますが、ついカヴァーをやってしまうのが香港人の性なのか。個人的には別にやんなくていいと思うのですが。



posted by インサック at 23:22| バンコク ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 中華系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月26日

張惠妹/發焼

大スターの名に違わぬ作品。







台湾を代表するシンガー(らしい)、張惠妹(a-mei)の2002年のアルバム。英文タイトルは「Fever」だそうです。
これは彼女がスタイルを変えようとしている過渡期のアルバムだと凸ぷうさんがおっしゃってましたが、これって2002年時点での台湾のポップミュージックの中で1,2を争うデキなんじゃないでしょうか。
って、2002年の台湾の音楽状況など何も知らないのですが(笑)、全ての要素が非常に高いポイントで結実しています。
これを聴いて「う〜んいまいちだなあ」と思う人は非常に少ないと思います。

例えば歌のうまさなら許慧欣のほうが、スター性ならケリーのほうがあるかも知れないし、ココ・リーのほうが派手でキャッチーかも知れない。
しかし、総合点ではこのアルバムが勝っていると思います。

特筆すべきは抑制の効いたアレンジ。
過激と凡庸の間のギリギリを縫うような音になっており、「ポピュラリティ」ということをすごく意識して作ってる気がする。
また、特定の音楽スタイルに偏ることもなく、かなり奇跡的なアレンジになってます。
台湾の音楽事情はよく知りませんが、この音作りは全世界に通用すると思う。
どんな人にも「あ、これいいね」と言わせる力があります。

それは「売れ線に走ってる」というわけではなく、う〜ん何と言えばいいか、アイドルポップスファンもロックマニアも気に入るような音というか、かなり考えて、注意深く「ここしかない」というポイントにきっちり着地しているというか、そんな感じです。
わかりにくいでしょうか。すみません。でも音はすごくわかりやすいです。

バラードからアップテンポから、非常にバランスいい曲構成になっていて、何回でも聴けるアルバムです。それはもちろん彼女の卓越した才能あってのことですが。

いずれにせよ、ちょっとハスキーな彼女の声は万人の耳に心地良く響くことでしょう。
ヴォーカルをかなり大きくミックスしているのですが、メロディーラインがしっかりしている曲が多いので、それがいい方に作用していると思います。

なんか初期はもっとワイルドな感じだったらしいので(これも凸ぷうさんの受け売りですが)、そういうのも聴いてみたいです。





posted by インサック at 23:34| バンコク ☁| Comment(8) | TrackBack(76) | 中華系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Lucy Rahmawaty/Dua Warna

きれいなおねいさんがドラマチックなロックを歌います。







AB Three、Lucy Rahmawatyのセカンドアルバム(2003年)。
在籍時はメインヴォーカルだったらしいけど、納得。「うまい!!!」という感じじゃないけど、安心して聴いていられる歌いっぷりです。
現在のAB Threeがちょっと無個性なヴォーカルであることを考えると、在籍時は個性やルックスも含め、中心的存在だったんだろうなあ、と思います。
しかしAB Threeもけして悪くないし、Joy DivisionとNew Orderみたいなもんか。
ちょっと違うか。GacktとMarice Mizerか。う〜んいい例えが思い浮かばない。

で、このアルバムですが、ちょっと昔の(まだJ-POPという言葉はなかった時代の)J-POP風味。なんか「SHOW-YA」とか「ナオンの野音」という言葉が浮かびます。いや、そんな似てるわけではないのですが。
むしろ音的には昨今のヴィジュアル系バンドを想起させるものがあります。
まあ端々の装飾にはそれなりに(音色のセレクトとか)気配りされているのですが、全体的な骨組みがJっぽいというか。

あと、曲の構成として、けっこう長めのオーケストラっぽいブリッジが入ったりするあたりは、Queenなんかも連想しちゃいます。
とは言え、けして大仰な印象はなく、そのへんのさじ加減は十分コントロールして作ってあります。
こういうタイプの音ってけっこうインドネシアでは貴重なのかも知れません。
GiGiとかMellyとかの品とセンスのあるポップスとはちょっと違うけど、これはこれで好きです。

ジャケ写がちょっといまいちですが、美人です。




ほれ。


ほれ。


posted by インサック at 00:45| バンコク ☁| Comment(8) | TrackBack(12) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月22日

Sandra/My Sign

びっくりした。







1曲目の「Jaak Khan Duay (mai) Dii」が、椎名林檎の「無罪モラトリアム」1曲目「正しい街」に激そっくり。メロディーラインからコード進行から、偶然の一致では済まされないレベルです。
あまりに似ているので「カヴァーかな?」と思ってクレジットを確認したらタイ人でした。絶対パクってる。

まあそれはいいとして(よくありませんが)、Sandraの、これは2ndだと思います(2004年)。1stは聴いてません。

非常にきれいで透明感のある、クセのない声及び歌い方。曲調やメロディーラインは、いわゆるタイポップス的な感じのものもあるんですが、声や歌い方がニュートラルなので「クサさ」は感じない。
アレンジも、椎名林檎をパクるスタッフですから、ベタなタイ風ではなくちょっと垢抜けてます。洋楽っぽいというか。ちょっとアコースティックなテイストのあるバンドサウンドで、なかなかセンスいいです。
1曲サビがまるごと英語の曲があるのですが、発音もなかなかうまくて違和感ないです。たぶんハーフでしょうね。タイの芸能界はハーフ多いですけど。
Palmyをちょっと意識しているかな?彼女ほど声やアレンジに癖があるわけではないですけど。
でもその分すごく聴きやすくて、楽曲もけっこうフックある曲多いし、これはこれでいいと思います。けっこう何回も聴いてしまいそうな雰囲気を持つアルバム。





posted by インサック at 23:31| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(7) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月20日

今気付いたが。

インドネシアのカテゴリの記事には、コメントがいっこも付いてない。
聴かれてないんですなあ。

おれは勤めている会社が昔からインドネシアでけっこう仕事してて、個人的にも仕事でジャカルタに何回か行ってて、会った人たちはいい人が多かったのですごく親しみを持ってるんですが、一般には「曽我さんが行った国」とか「イスラム教で融通利かなそう」とか「バリ」とか、そんなイメージなんでしょうか。

タイより節度を持った、でも裏表のないステキな人が多い国だと思います。
また、ポップスのレベルも、Mellyの貢献がかなり多いと思いますが、レベル高いです。
マレーポップスよりちょっと元気で幅が広くて、すごくいいと思うんですが。
タイポップスが稚拙に聴こえてしまいます。
(まあその稚拙さがいい、というのもありますが)

ダンドゥットみたいな、すごく独特な音楽もあるし、もっともっと注目されてもいいと思うけどなあ。




posted by インサック at 00:26| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(65) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Agnes Monica/..and the story goes.....

ルックスからは想像できない豪快さん。







さて、非アジアを5つ書いたので、再び大多数の人は聴いたことがないと思われるアジアものについてぐだぐたつまらんことを書き殴ろうと思います。
でもやっぱり洋楽・邦楽のほうがコメントたくさんもらえるもんですね。ありがとうございました。

で、この人はインドネシアの女優兼シンガー、アグネス・モニカちゃんです。
このアルバムが初のアルバムみたいですね(2003年)。

タイがグラミーならネシアはAquariusか、っちゅうくらいAquariusというレーベルのCDが多いのですが、これもそうです。
同じAquarius所属のアーティストが曲を提供しています。Mellyとか。
しかしmellyは多作やな〜。ほとんどのAquariusのアーティストに曲提供してるんじゃないでしょうか。
加えて自身のソロアルバムに映画のサウンドトラックと、製作にかかわったアルバム数はかなりの数だと思います。しかもクオリティが落ちないさまは全盛期のPrinceを思わせます。
プロデュースはMellyのだんなのAntoがやってたり、Titi DJとのデュエットがあったりでなかなかお得感があります。

このAgnesちゃん、ジャケ写はコケティッシュな感じで、インドネシアに多いつるんとした顔立ちです。「ロリ声かな?」と思わせてけっこう野太い声で、ルックスとのギャップがかなりあります。
とはいえけして不快に響くわけではなく、歌はけっこううまい。
個性を確立した歌い方を持ってる。

本人はインドネシアでは珍しいクリスチャンらしく、インナーの「Thanks to」が英語だったり、英語曲がえらい堂に入ってたりで(注:普通のインドネシア人は英語下手です)ハーフなのかも知れませんね。音もこころなしか欧米のテイスト。

しかしやはりMellyの曲はいい。
Melly以外の曲は、流行りをいい感じに取り入れつつも端々に垢抜けなさを感じさせる仕上がりですが、それも彼女の低音の倍音が多く攻撃的なヴォーカルスタイルに合ってるかも知れません。
な〜かなかかっちょいいアルバムっすよ。






posted by インサック at 00:07| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月18日

山下達郎/Treasures

職人とポップセンスの間で仁王立ち。







山下達郎がヒットチャートから姿を消してどのくらい経つだろう。
「ヘロン」くらいが最後か。

この人とか大瀧詠一とか、そういう人たちがミュージックシーンから消えていくのはさびしいものです。

山下達郎は「Artisan」というアルバムも出しているように、本当に職人だと思います。
このアルバムは1995年に出たベストなんですが、珠玉の名曲目白押し。
「高気圧ガール」のイントロのコーラス、「get back in love again」のサビの空に突き抜けるヴォーカル、「ロージー」の厚い厚いコーラス。

バックは、達郎の定番リズム隊である青山純と伊藤広規を軸に、難波弘之、村田和人、杉真理、阪本龍一や吉田美奈子など手練れが固めています。(もちろん竹内まりやも)
これが悪いはずもなく、もう極上の、マニアもライトユーザも文句なしの音になっております。

おれがこのアルバムで一番好きなのは、唯一シングルカットされていない「蒼氓」です。
正直この曲が聴きたくて買いました。
この曲は、達郎の「売り」である凝ったアレンジやコーラスワークなんかをそぎ落とした、生身の彼の姿が垣間見れます。
鎧を脱いだ姿は意外とマッチョだった。という感じですか。まあ素の音楽家としてもすごい人だとは思ってましたが、ここまでとは。とびっくりしました。

ただ、ジャケットはいただけない。つうか、おれこのイラストレーターあんまり好きじゃないのよね。遥か昔ヤンジャンの表紙とか書いてた人でしょ?
達郎の写真でいいやん、男前とは言えないけどさ、味のあるルックスしてると思うよ。

今の音楽状況って、「達郎的なもの」が欠けてるんじゃないですかね。復帰きぼんぬ。
大瀧さんもね。







posted by インサック at 00:39| バンコク ☁| Comment(13) | TrackBack(8) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月15日

PSY・S/TWO HEARTS

志ある人たち。








PSY・Sはデビューから解散までずっと好きだった。
正確に言うと「Woman・S」から。
デビュー曲の「Brand-New Menu」の時は、正直Menuとかサロンミュージックなんかの、当時の打ち込み系おしゃれポップスと変わらなく聴こえた。
しかし「Woman・S」は違ってた。
今これを書きながら聴いても、すごく独自のグルーヴを持った、PSY・Sのキラーソングだと思う。

このベストは1991年のリリースで、この後彼らはアコースティックな感覚を持った、派手さを排したアルバム「Window」なんかを出しつつ、最終的には解散してしまいました。
このアルバムくらいまでは、そういうアコースティックな部分を持ちつつも、なんか派手な音作りを「無理して」してたような気もします。
特にヴォーカルのCHAKA(安則まみ)は、本当はこういうバリバリポップスというのはそんなに好きではなかったのかも知れない。
松浦雅也にしても、商業音楽(売れることを第一義とする種類の音楽)には向いていなかったかも知れませんね。
大衆音楽って、もちろん「売れる」ことが大前提としてあって、「おれはおれの好きな音楽ができればいい」とか、「ただ歌いたいだけなんだ」とかほざく奴はメジャーからCD出すな、というのがおれの持論なのですが、彼らは資質としては商業音楽向きではなかったかも知れないけど、商業音楽に自覚的な人たちでもあったと思います。
「売れる」ことを前提としながらも、自分たちのやりたいこともちゃんとやってた、という感じがします。まあ全てのミュージシャンはそうあるべきだと思いますが。

「Woman・S」にしても、おれ的には大傑作でしたが、当時そんな売れたわけではなかったし、売れたければ別のやり方はあったと思うし。

その後なんか売れてしまった後も、クオリティ高い音を作り続けた人たちです。
このベストも、半分以上はニューバージョンだったりミックス違いだったり、アルバム未収録曲を入れたりで手をかけて作られてます。

今この2人は表舞台にはあまり出てこないみたいですが、何やってるんでしょうか?





posted by インサック at 23:48| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(15) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月13日

バンコク日記

こんなに早くバンコク日記が書けるとは。うれしい。

昨日着いたんだけど、女王の誕生日でバー関係は全て閉まっている。残念。
おとなしく寝る。

今日はタイに会社とミーティング。
技術的には問題ないような感触を得た。あとは値段ですな。

バンコクは雨季が本格的になりつつあるようで天気が悪い。降りはしないけど、ずっと曇っている。しかし日本よりも全然過ごしやすい。
何回目かわからないが、「移住したいな〜」と改めて思った。



posted by インサック at 17:52| バンコク ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月11日

Nirvana/Nevermind

歴史的名盤。







それまでのロックを根こそぎぶっちぎり、いろんな人にいろんな影響を与えたバンド。
Limp BiskitやLinkin ParkからNINあたりまでは、Nirvanaから大なり小なり影響を受けたのではないでしょうか。
そんな彼らのブレイク作(1991年)。
「Smells like teen spirit」を聴いたときは本当にびっくりした。発明だった。
こんな陰鬱で、狂おしくて、もがいていて、激しいロックは聴いたことがなかった。

その時々のエポックメイキングな音楽、例えばパンクやラップなんかが表現したかった感情というのはたぶん一緒で、その時代や状況で最もリアルに響く音をみんな無意識に作っていったんだと思う。
Nirvanaは、そういう衝動を90年代にどういう形にすれば一番リアルなのか、ということを体現したんだと思う。

まあNirvanaというよりもカートなんだと思うけど、荒々しい音に隠れてしまっている印象もあるけど、ソングライターとして非常に優れていると思います。
あのコード使い、メロディーラインあってこそのあのサウンドだと思います。
あと、このアルバム録音がめっちゃいい。Nirvanaの特徴とも言える静と動のコントラストをベストな録音、ベストなミックスで作品にしてます。
プロデューサーはButch Vig、後のGarbageのメンバーですね。
あと、カートが男前だったというのもセールス的には大きかったかもね。

当時「グランジ・ムーヴメント」みたいな形で捉えられえてましたが、Nirvanaと他のバンドは決定的に違ったと思います。例えば当時よく比較されてたのはPearl Jamですが、おれPearl Jam全然だめだもん。
ま、OasisとBlurみたいな例もありますし、たまたま売れてるバンド同士、音楽的には全然違うのに比較されたりするんでしょうね。
ちねみにおれの中のイメージではNirvana=Blur、Pearl Jam=Oasisですけど。

この後の「in utero」も傑作でしたが、カートはああいうことになっちゃいました。当時はすごくショックだったけど、今から思えば彼らしい、という気もします。
奥さんは未だに活躍中ですが、なんとなく通じるところはありますな。好きです。

しかしデイヴにあんな才能があったなんて、Nirvana当時は全然気付かなかった。





posted by インサック at 22:56| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スピッツ/三日月ロック

とてもいいバンド。








スピッツは昔から変わらない。
「変わらない」というのは、音楽を作る姿勢が。「今こういうの流行ってるからちょっと取り入れてみようか」というのは一切なし、それなのに古くならない。
新しいアルバムを聴くたびに「いいな〜」と思う。
かといってかたくななところがあるわけでもなく、曲を作って、バンドで揉んで、レコーディングして、リリースする、ただそれだけのバンド。
昔のアルバムを聴くと、ややこなれてない部分はあったり、このアルバム(2002年)や「ハヤブサ」あたりはロックっぽい楽曲が多い気はするけど、それも「それ以前」の彼らの曲に内包されている要素がたまたま強く出ただけで、本質は何も変わっていない。
そして1995年「ロビンソン」のヒット以来、ずっとヒットメーカーであり続けている。

とにかく名曲が多い。ヒット曲は言うに及ばず、「青い車」「スパイダー」、このアルバムだと「夜を駆ける」「ガーベラ」、草野マサムネの妄想爆発かつ見たことのない風景を強烈に喚起する言葉のセレクション、それをリアルなものとして響かせるバンドサウンド、「バンド」として最高に機能している。
フォーピースのバンドスタイルというのは、何十年も昔からあるスタイルで、このフォーマットで数え切れないミュージシャンが活動してきた。
しかし、スピッツを聴いていると、こういうスタイルの無限の可能性を感じてしまう。
結局打ち込みか生バンドか、ということではなく、キック、ベース、スネア、コード、メロディーで音楽は成立するものなんだなあ、と思ってしまう。あとは飾りだ、飾り。

曲の作りもけっこう考えられていて、定番とはちょっと違うコード進行、奇を衒ってはいないがちょっと違うメロディーライン、ひとつひとつの単語は平易だけどつながった時に化学反応を起す歌詞、それを志からはずれないように纏め上げていくバンドの意思、ある意味究極のバンドですね。

一番すごいのは、ちゃんと売れていること。「売れる」ということと音楽家としての志を両立させていること。
理想です。






posted by インサック at 22:20| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月10日

Jamiroquai/Synkronized

ジェイ・ケイは音楽家。







さあ親しみやすいシリーズのはじまりだ。
とはいえ、B'zやあゆのCDが家にあるわけでもなし、おれの範疇で、という話ですが。
おれなりに。身の丈で。自然体で。おれはおれだし。
↑とか言う奴大嫌い。おれが今までどれだけ無理して背伸びしてやってきたか知ってんのかっちゅうねん。

まあそんなことはどうでもいいのですが、5回シリーズの1回目はJamiroquaiです。
これメジャーだよね?みんな知ってるよね?

これは彼らの4枚目のアルバムで1999年リリースですね。
ジャミロはデビューからずっと聴いてるんだけど、初めて聴いたときは「なんてスティービー・ワンダーの物まねがうまいんだろう!!」と思いました。
加えて1stの「Emergency On Planet Earth」は嫌なエコ主張をしており「嫌味なやっちゃな〜」とも思いました。
しかし盤を重ねる毎にジャミロ流ブルーアイド(と敢えて言いましょう。一般的なブルーアイドソウルの定義はちょっと違うのですが)ソウル&ファンクを極めて行き、それはこのアルバムで完成を見たような気がします。
1曲目の「Canned Heat」は名曲でしょう。
また「Supersonic」の異様なファンクネスは彼らでしか成しえない音楽ではないでしょうか。

そういう音楽性の高さ(バンドとしてもいい感じだと思います)もさることながら、やはりヴォーカルのジェイ・ケイのスター性は際立ってますね。うまいのにかっこよくてチャーミング。芸人ですなあ。

一度シンガポールでライヴを見たことがあります。たまたま出張して、ホテルでイベント情報の小冊子を見てたら今夜やるらしい、ということがわかり、近くのチケットぴあ的なところに行ったらまだ券があるということでそっこー購入しました。

CDでけっこうフェイクっぽく歌ってるところあるじゃないですか。
ライヴを見て感じたのが、あれはフェイクじゃなくて本当の歌メロ。ジェイ・ケイの中ではきっちり楽譜になってる。ステージで完全に再現してました。
彼リズム感めちゃめちゃいいんですわ。どんなフェイクでも楽譜化して、それこそ32分音符くらいまで譜割りして、全公演で全く同じフレーズで歌っちゃいますよ。
それまで正直ジェイ・ケイって人寄せパンダでミュージシャンじゃないでしょ、と思ってたんですが、彼はまさしく音楽家ですね。びっくりしました。
あと動きがチャーミング。天性のエンターテイナーですね。ステージをうろうろしているだけでもなんかひきつけられちゃう。Giftedですわ。

ということで、題材は親しみやすくてもおれの表現がとっつきにくくなってしまいました。すんません。





posted by インサック at 23:31| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月09日

とっつきにくいっすよね。

今更なんですが、このblogを見に来ている皆様、コメントしずらい記事ばかりですんません。
題材もそうだし、書き方もなんかマニアックで、どうからんでいいかわからないっすよね。
まあ元々そういうつもりで始めたblogなんですが、あまりにも一人よがりな気がしてきた。

ということで、この後5記事は、誰でも知ってるCDについて、誰でも気軽にコメントできるような感じにすることを誓う!!できるだけ。
乞うご期待!!

posted by インサック at 22:03| バンコク ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Futon/Never Mind the botox

ここまで赤裸様な80年代エレポップを堂々とやる奴らは珍しいといわざるを得ない。









ジャケットとタイトルだけで買ってみました、Futon。Futonって何よ。タイ語じゃないぞ。日本語か。布団か。
ジャケのイメージから言うと、左上から時計回りにポリシックス→死体→バカファラン→不細工とは言わんがアジア女、なわけですが。
バカファランがほんとにファランかどうかは別として、アジア女は日本人のようです。というのは、女性ヴォーカルの日本語の曲が入っているからです。たぶんこの人が歌っているんでしょう。
音は、80年代エレポ(デペッシュモード、ニューオーダー、キュアー、ヤズー、その他あの時代の雰囲気)が匂い立ってむせかえるほどです。もっと書きましょうか、Talk Talk, ブロンスキビート、ヒューマンリーグ、OMD、JapanとかYMOとかの周辺の感じ、あ、もういいですか、どうもすみません。
1曲目からしてスゥージーズのカヴァー(I Wanna be your dog)ですからね。
しかもそれらをチープにしたような音です。

思うに、日本人女とファラン男が「ガイジン」としてタイを見て感じたことを歌ってます。曲タイトルも「F*UCK MACHINE」とか「GAY BOY」とか、いかにもです。
しかも1曲日本語の曲がある他は全曲英語です。
音も前述したようにいかにもで、今まで紹介した中では志(こころざし)は最低かもです。

しかしタイ人にとっては新鮮なのかも知れません。
おれはタイ人ではないので、普通のタイポップスのほうが新鮮ですが。

とは言え、今こんな音を恥ずかしげもなく鳴らしているのは、この人たちだけかもしれません。そういう意味では賞賛に値する。かも。
こういう方向性は嫌いじゃないですけどね、音楽以外のモノに頼りすぎてるかもね。






posted by インサック at 21:25| バンコク ☁| Comment(6) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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