2005年01月31日

サンボマスター/サンボマスターは君に語りかける

sambomaster

パンキッシュでソウルフルでファンキーでジャジーでブルージーな、夢のような大傑作。



たいそうな衝撃を受けたファーストアルバムからほぼ1年、サンボマスターのセカンドアルバムがリリースされました。

これが、もうものすごい!山ちゃん(ヴォーカル&ギター、全曲作詞作曲)最高!!!

ファーストの路線のまま、衝動の大きさはそのままに、音楽的にひとまわり大きくなったようなるばらしい疾走感にあふれるアルバムです。
もうスローな曲なんて1,2曲しかなくて、あとはもう何と形容していいか、とにかくテンション高い。しかし勢いだけではなく、驚くべき音楽のすごさが共に在る。1曲目から相当ハイテンションなのですが、2曲目以降それを凌駕する怒涛のジェットコースターハイテンション轟音メランコリッククレイジーナンバーが目白押し。

彼らの音楽を聴いて何を感じるか、どういうふうに解釈するかは、人によってかなり違うと思います。それはいろいろな要素が入っているから。
一曲の中で、パンクとファンクとソウルとジャズとブルースの要素がごったまぜになってます。
一曲の中でですよ!?
「パンキッシュな曲もソウルフルな曲もある」ではなく、一曲の中にいろんな要素が一緒に含まれているんです。
世にはレッチリなんかを筆頭にいわゆる「ミクスチャー」と呼ばれるバンドなりジャンルがある(ていうか、今や「あった」と言ったほうがいいか)のですが、このサンボマスターこそ真のミクスチャー、いろんな要素のそれぞれでもありそれぞれでもないという、なんか哲学とか神学のレベルまでいっちゃってんじゃないの、というくらいの素晴らしさです。

例えばポール・ウェラーはThe Jamというパンクバンドを結成し、後期はソウルに傾倒し、スタイルカウンシルというどソウル・どジャズなユニットを結成したわけですが、その歴史をぐしゃっと時系列の方向につぶして、オーティス・レディングとパーラメントとミキサーにかけて弱火でことこと三昼夜、って感じです。
(オーティス成分は「Gotta!Gotta!」です。清志郎とも言う。)
あと、曲中に頻繁に出てくる「語り」はゴスペルですね。日本人のためのゴスペル。
いや〜まじでポール・ウェラーがサンボマスター聴いたら歯軋りして悔しがると思うよ。たぶんこんなんがやりたかったんじゃないの?特にThe Jam後期。

たぶん、ジャンルは違っても、音楽家が音楽を奏でる時のパッションや高揚って、クラシックでもジャズでもパンクでもヘビメタでも、本質は同じなんでしょうね。
ファーストに収録されている超名曲、「そのぬくもりに用がある」の曲中の語りの中で「全てを捨てて、ただ音楽のためだけに生きる男」「言葉にならないからおれはギターを弾くわけですよ!」というセリフがあるのですが、まさにそんな感じ。

詩としてもすばらしいフレーズがあるような感じなんですが、音を聴いてるだけでいっぱいいっぱいで詩まで聞いてる余裕が、今はない。何十回か聴いたら詩も心にしみてくるんだと思います、ファーストもそうでしたから。

もう、日本語ロックとして、はっぴいえんど、RCサクセション、佐野元春、サザン、岡村靖幸、スピッツ、くらいの大偉業です。
音楽的には、もうこれほどのパンクでソウルでファ(略)な、しつこいですが、十二分にそれらの音楽を血肉化し(用は「かっぱらい」じゃないってことです)、またそのどれでもない(それでもある)音楽って、世界的に見ても稀有だと思います。
うん、これは世界で受けるな。テクニックとスピリッツの文武両道だし。世界デビューしたらいいんじゃないですかね、日本語のままで。これは伝わるよ。

それも、彼らがプレイヤーとしてすごくうまくて、それでいてうまい人が陥りやすいテクニック至上主義にとらわれず、音楽そのものにせまるアプローチをしているからこそのサンボマスターのすごさなんでしょう。

いやすごい、必聴。


posted by インサック at 22:53| Comment(0) | TrackBack(3) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月26日

Triumphs Kingdom/1.1

tk

DOJO復活祈願。



ベーカリー内のアイドル専門レーベル、DOJO CITY展開の契機となったTriumphs Kingdomのデビューアルバム(1999年)。
正確にはデビューアルバムにちょっと曲を足して出したヒット記念盤。だからヴァージョン「1.1」なわけです。
もう6年前か!

おれがタイポップスを聴き始めるきっかけにもなったデュオだし、最盛期はまさに一世を風靡していたと言っても過言ではありますまい。
そんな彼女たちも「TK Vision」を最後に解散。今年ベーカリーのイベントに出演する予定だったのに、Joyce(ジャケット左、横顔の子)が麻薬販売で逮捕されるという衝撃の事件によりボツ。悲しい。
このTKもそうですが、DOJO CITYというのはよかった。今でもよく聴きます、HもNieceも。

TKの音楽性を言葉で言うと「チープな打ち込み」「へなへなヴォーカル」「ささやきラップ」。
このひとつひとつはしょぼい要素が合わさると、えもいわれぬポップでキュートなミュージックへとメタモルフォーゼするわけです。
今の日本で言うとハルカリみたいな感じかな?
80年代の英国っぽい雰囲気もあり、2曲目の「Yah kao jai chun pid」はNew Orderの「Sub-Culture」(1985年リリース「Low Life」に収録)そっくり。
その他にもあの当時の音からパクってる感じはします。具体的には気付かなかったけど。

JoiceとBoの2人は、当時のティーンの女の子のファッションリーダーだったと思います。
今は亡きタイ関連のサイト「Nethai」では「サイアムスクエア系」と形容されてましたが、まさにサイアムスクエアにいるおしゃれな女の子たちがお手本にしてたんじゃないでしょうか。
ずっと売れてたんだけどなぜか解散。その後DOJO CITYは「Mr.Sister」という、これまた女の子(ほんとに子供)2人組をデビューさせた(2002年)のですが、その後音沙汰なし。
それ以後、この手の音はタイでは滅びてしまいました。ソニーから若干似たテイストのシンガーは出てますが。悲しい。

URLは忘れましたが、Bekaryは最近DOJO CITY所属のアーティストを集めてフォトセッションを行ったみたいです。
また復活してくんないかなあ。BoydやModerndogの利益をこっちに投入する余裕があればいいんですけど。あっそうか、そのためにはModerndogのニューアルバムが売れないと!
がんばってください、Bakeryさん。

posted by インサック at 00:05| Comment(4) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月24日

Annita/Where R U ?

annita

バランスいいっす。



2002年デビューのAnnitaのファーストアルバムにしてたぶんラストアルバム。
というのは、彼女去年人身事故を起してしまったのです。轢かれた人が死亡したかどうかはわかりませんが…

2002年と言えばPalmyが大ブレイクした年でしたが、それを除けば彼女が新人賞と言ってもいいくらいヒットしてました。その後イベントものにもけっこう出てましたし、2003年に日本で行われたタイフードフェスティバルにも来てました。
おれも行ったのですが、「長期滞在セミナー」みたいなのに年配の方が多数来てたのが印象的でした。
最近タイだけではなくフィリピンやマレーシアでも「リタイアメントヴィザ」みたいなものを発行して、隠居した先進国の人の誘致に積極的ですが、個人的にはタイはお勧めしないですね。言葉通じないから。
何回か行ったことがあって、タイ語も少し話せるような人ならまだしも、いきなり行ってもなかなか苦しいのではないかと。
英語が通じるマレーシアやフィリピンのほうがいいんじゃないですかね。

それはさておきAnnitaのこのアルバムなんですが、「あ〜こりゃ売れるわ」と納得の1枚。
ノリノリのダンスチューンから定番バラードまでバランスいい曲構成で、しかも全編に「タイっぽさ」が溢れるアレンジになってます。
悪く言えば「ベタなタイポップス」なんですが、その臭みをうまく消す程度の洋楽的アレンジ(特にラテン系フレーバー)が施されており、「タイ魂洋才」なアルバムになってます。

Annitaの歌も、そんな楽曲にマッチする、個性はあるけど暑苦しくはなく、「キュート」と「セクシー」のバランスが取れたいい感じのスタイルです。
この子のルックスにも言えますが、この「キュート」と「セクシー」のバランスが良かったんじゃないですかね。
特に最近のタイの若手女性シンガーには「セクシー」が不足気味な気が…

とは言え、タイフードフェスティバルで見た時に感じたんですが、日本では「セクシー」すぎる。腰振りすぎ、へそ出しすぎ。みたいなことは思いました。
タイでは一般的に「セクシー=善」という価値観があるように感じるのですが、それは日本とは違うところですよね。
Katなんかも日本人にはtoo muchなのかもね。
芸能関係の仕事をしている知り合いに2002 Ratreeを見せたら「これは日本でもいける!」って言ってましたけど。
まあ日本でタイポップスが売れる日はまだ遠いんでしょうね。やはり日本語が話せて、バラエティに出れるくらいじゃないと。要はビビアン・スーですな。

で、Annitaなんですが、結果としてすごくいろんなバランスが取れたアルバムだったと思うんですが、最近はこの手のはあまり出てないですね。
最近のタイの新人のアルバムってけっこういいのが多いんですが、どっちかというと洋楽っぽさやアーティスティックな部分に重点が置かれているような気がして、Annitaみたいな下世話さがちょっと少ない気がするんですよね。
外人であるおれはどっちも好きなんですが、タイ人にとってはAnnitaくらい泥臭いほうがうけると思うんですけどね。


posted by インサック at 02:20| Comment(16) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月22日

アクセス数を増やすには(こうさぎ)

きのう、女性はWanitaしたよ♪
ポンサックはアラブへSinaranしたかったの♪


*このエントリは、こうさぎの「ポンサック」が書きました。
posted by インサック at 11:42| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月20日

Kidnapped/The Music of Kidnappers

kidnapped

変わらないもの。



もうKidnappers関連のものは何でも聴くわけです。
ということで、トリビュートアルバムです。
おれが持ってるKidnappersの音源って、これ
これだけなんですけど、これ以外のアルバムがあるようではないし、トリビュートアルバムが出るようなユニットなのかな?
どういうポジションにいる人たちなのでしょうか。謎。
Sony Bec TeroのBlack Sheepというレーベルに所属しているようですが、このレーベルはセンスいい。Peach Bandもここの所属ですし、

で、音なんですが、もうもろにKidnappers。
別にカヴァーしてるミュージシャンたちが完コピしているわけではないんですが、Kidnappersとしか言いようのない音。
この人たちの音って、すごくセンスいいけど匿名的なところはあるなあ、と思っていたんですが、実はかなり個性的だった、ということでしょうか。
それは、80年代〜90年代の打ち込みロック、というか、死語なことを承知で敢えて言えば「ニューウェーヴ」的なフレーバーを残しつつも21世紀に鳴る音としてふさわしい最新形の音楽でもある、ということですね。
これはNew OrderやPrimal Screamに匹敵する偉業だと思います。こんな音日本にはないです。欧米でもすごい限られてると思う。
すっげえ才能ですよ。かっこいいですよ。突出してます。
世界的に見てもトップレベルのセンス&ワザだと思います。
聴いたことない人には、ぜひ体験してもらいたい、そんな感じです。


あ、おれが以前あまり良くない評価をしたFutonも参加してるんですが、こちらは普通に良かったです。やっぱ原曲の力なのかな。
なんかかっこよく聴こえる「コツ」があるんでしょうね。それを得てるんだな、Kidnappersの皆さんは。
なんかm-floに通じるものを感じました。

posted by インサック at 23:12| Comment(2) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月19日

アクセス数を増やすには

ってあんまり考えてないんですけど、ていうか考えてたらもっと一般性のあるテーマでブログ書くわけですが(笑)、ここ2〜3日アクセスが増えてます。
それは毎日更新してるせいなのかな、と思ってます。

更新しない時期:60~70
更新してる時期:150~200

て感じです。ユニークで。

やはり頻繁な更新が大事ですな。
と言っても、このブログの性格上、毎日1枚のアルバムをレビューするのはきつい。年間365枚もアルバム買いませんから。

以前、香田さん関係の記事をアップしたらドンとアクセスが増えたことありましたけど、今だとなんでしょうね。ノロウイルスとかかな?

逆にこれだけマイナーな話題なのに100/日前後のアクセスがあることがびっくり&感謝です、ありがとうございます。

posted by インサック at 23:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月18日

東京事変/教育

tokyojihen_kyoiku

これでいいのか?



椎名林檎の新プロジェクト、東京事変のフルアルバム(2004年)。
ほぼ発売と同時に買ってはいたのですが、アラブポップスに魅せられてこっちを聴くのが遅くなってしまいました。

林檎のプロデュースをずっとやってる亀田誠治(ベース)やPE'ZのキーボードH是都M、他の人は不勉強にして存じませんが、まあ手練れを集めて結成されたのでしょう。

先行シングルを聴いて感じた、「もう新しいことはやんないんだろうな」という印象は当たってました。
メロディーのクセ、音のマテリアル、全て椎名林檎名義でリリースされた3枚のどれかのバリエーションに聴こえます。
音的には相当作りこんでありますが、林檎本人がやりたかったと思われる「バンド」という基本線は外してない感じ。
ジャンルも幅広くはあるのですが、やはり手クセで作った「林檎節」が見え隠れしますね。

まあそれはそれでいいですし、そんな毎回毎回新機軸を打ち出すのも消耗するだろうし。
特に3枚目の「加爾基精液栗ノ花 」は、作りこみに作りこみすぎて、メジャーで発売していいんかいな、というくらいの難解な、というか、たぶん林檎嬢はセールスとかポップさとかを考えずに、好きなように作ったんだろうな、というとんでもない音でしたし、反動でポップに振れても、そりゃ当然だし、それはいいんですよ。

と言ってもこのアルバムもそんなポップなわけではなく、前衛的な部分もかなりありますが。
というか、そもそも林檎の曲で真に「ポップ」であるのは「ここでキスして。」だけではないかと思うんですが。
何故か大ブレイクしてしまった彼女ですが、本来ならこんなに売れる人じゃないよなあ。と今でも思います。おれは大好きだけどね!

で、何が言いたいかと言うと、ちょっと安易に作ってんちゃうか、と思っちゃうんですよね〜。
そりゃ普通の音楽に較べればとんでもなく考えて作ってあると思うけど、枝葉末節な感じがするんですよ。「そこじゃないだろう」と。うまく表現できませんけど。
手クセやノリで押し切っちゃってる部分がちょっと多いような気がしました。
「群青日和」みたいに、それがいい方に出ている曲もありますが。

このプロジェクトって林檎のリハビリも兼ねているような気もするし、まあ1枚目なんでそれがより色濃く出てしまったのかな、という気もします。
東京事変はこれからも続いて行くようなので、今後に期待です。

おれが期待しすぎてるのかな?でも林檎には期待してしまいます。1stの衝撃はやはりすごかったですから。




posted by インサック at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月17日

Nancy Ajram/Ah w Noss

nancy_ajram

たたみかけられた!



最近巡回先のブログ(のぶたさんキサラさん)で取り上げられていたのでおれも取り上げてみました、Nancy Ajram。

この人はアラブ圏ではアイドルとして位置付けられているようで、1つ前のアルバムでブレイクされたようです。

おれはこのアルバムしか聴いていないんですが、ま〜サウンドに隙がない。
隙がないというのは、手練れのアーティストがクオリティ高い音を構築した、という意味ではなく(Nancyごめん)、フレーズとフレーズの隙間がない、というか、歌メロの合間に挿入されるバックのフレーズ(リフとかオブリガードとか呼ばれるやつですな)がこれでもかとたたみかけてきて、非常にスリリングな展開となることを形容しています。

日本のアイドル系(例えばハロプロ)なんかでもその傾向はありますが、とにかく耳目を惹きつけるために飛び道具的なアレンジを施したりするわけですが、それに通じるものがあるかも知れない。

しかしまあアラブポップスなので、アラブなりの息もつかせぬ怒涛の音の重ね方で、非常に面白いです。人気あるのもうなずけます。おそらく、この手の音楽に馴染みのない人(おれのこと)でも「お!!」と思うことうけあい。

ジャケットは八代亜紀ですが、素の彼女はもっと美人です。
とはいえ、そんなかわいいとも(おれは)思えないんですけど、アラブの美意識では美人なのでしょうか?まあ上戸彩みたいなものか?

posted by インサック at 23:48| Comment(13) | TrackBack(0) | アラブ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月16日

Dayang Nurfaizah/Di Sini Bermula

dayang

キラキラ!



Legenda話が少し盛り上がったからか、マレーシアのシンガーが聴きたくなり、久々にDayang Nurfaizaを聴いてみました(2002年)。

マレーシアに行った時、マレー系の人と
「いやー最近はシティ一色だよね〜」
みたいな話をしてたら、
「いや、私はDayangのほうが好きだ。顔はシティのほうがかわいいいけど」
と言うのでためしに買ってみました。
当時けっこうCDショップでもディスプレイされてて「力入ってる感」がありましたし、このアルバムに収録されている「Seandainya Masih Ada Cinta」はマレーシア版グラミー賞、AIMの2002年度最優秀曲賞を獲得しています。

で、アルバムの方ですが、情念のマレー歌謡とポップス半々という感じです。
マレー歌謡って日本の演歌に通じる部分がけっこうあって、デコピーの「Pancawarna」なんかもかなり演歌っぽいわけですが、これって日本でも受けるんじゃないかな、と思います。
余談ですが、おれは高校時代を熊本で過ごしたのですが、同級生は普通に演歌を聴いてました。

「Seandainya Masih Ada Cinta」もちょっとそんな感じは、あります。高橋真梨子みたいな。
そういう曲調は個人的にはあんまり…なのですが、ポップス面がかなりよい。コンテンポラリーでおしゃれで、またダヤンの声がすごくきらびやかで、デコピーほど辛気臭くなく、シーラほど超越してもいない、エイミーほどはすっぱでもなく、「今風マレー女性」的な感じがして、聴いてて気持ちいいです。
前編これで行っていただければおれ的にはすごく良かったのですが、まあマーケットを考えると歌謡系も必要なんでしょう。

でもいいアルバムです。ダヤンの声がキラキラしてます。

惜しいのがジャケットのデザイン及び印刷が「海賊版?」と思うほど悪いこと。
もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。
posted by インサック at 01:35| Comment(4) | TrackBack(0) | マレーシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月15日

Chocolate Kit/ck be

chocolatekit

この人たちは、すごいかもしんない。



デビューアルバムからあまり間を置かずにリリースされたChocolate Kitのミニアルバム(2004年)。
デビュー時は3人だったんですが、ドラムとベースが加わって5人編成になったみたいです。
と、ここまで書いて思ったのですが、このミニアルバムは1stの前の音源かも知れません。
というのは、デビューアルバムはグラミーからのリリースだったのですが、これはインディーズっぽい。ジャケットの作りも素人っぽい。
よって、このインディーズから出したミニアルバムが評価高くってメジャーデビューになったのでは、その際リズム隊は切られてしまったのでは?と想像しました。
そう思って聴いてみると、デビューアルバムにはなんとなくグラミー風のアレンジがあるような、このスローな曲がグラミーから強要されたのか?とかいろいろ勘繰ってしまいます。
音の幅はデビューアルバムのほうがあるような気もするし…

いずれにせよ、音のレベルは1stと遜色なく、よりライヴ感あふれるものになってます。
引き出し多いし、今風を取り入れるのもうまいし、異なる要素をうまく違和感なくポップソングに仕上げるのはなかなかの匠の技。

次も楽しみです。
次ちゃんと出ればいいんですけど…

posted by インサック at 23:44| Comment(0) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月13日

Sheila Majid/Legenda

sheilamajid_legenda

日本盤持ってます。



シーラの日本盤はこの他にも編集盤の「Sinaran」や「Wanita」など数枚ありますが、これが最も日本で売れたアルバムではないでしょうか(1991年)。日産のCMにもなったし。しかしマレーシアのシンガーの日本盤がメジャー(このアルバムは東芝EMIから発売されてます)からリリースされるなんて、今では考えられないですな。

このアルバムは通常のものと違って、マレーシアの国民的ミュージシャンP.Ramleeのカヴァーが中心となってます。
日産のCMに使われた「Larut Malam」(邦題「真夜中の恋」)もRamleeの曲です。
Ramleeの曲のオリジナルは50~60年代にリリースされたものなので、「古い」を通り越してレトロな「粋」を感じさせるものです。
純粋にメロディーとしても、ノスタルジックな哀愁を感じさせる名曲揃いですね。
このアルバムでは、当然91年時点でのコンテンポラリーな音にリアレンジされているのですが、それでも相当古く聴こえます。
とは言え、当時の日本の状況と比較すれば、そうとうおしゃれで垢抜けてます。
こういうファインな音、なんというか、本物のジャズのエッセンスをポップソングに応用するワザは、当時の欧米でもあまり類を見なかったんじゃないでしょうか。Sadeくらいか。

この後のシーラのアルバム、例えば「Ratu」とか「Ku Mohon」、また最新作の「Cinta Kita」と比較すると、正直しょぼいと言わざるを得ない。
シーラのヴォーカルも近年の余裕を感じさせる円熟味と較べれば、ちょっと青い感じは否めないところです。普通の歌のうまいジャジーな女性ヴォーカリスト、という感じです。
しかし、その当時にしか存在しなかった、逆に今のシーラにはない魅力があることも確か。
まあ、おれはシーラの大ファンなので、どんな音源でも聴ければ幸せなのですが。

当時このアルバムを聴いて、それ後シーラと疎遠になってしまった人にこそ、今のシーラを聴いてもらいたい、そんな気がします。
posted by インサック at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | マレーシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月10日

Silly Fools/Silly Fools

silly_debut

こんなバンドがあんなになるとは。



Silly Foolsのデビューミニアルバム。
これはグラミーではなくベーカリーからリリースされてます。
彼らはこの後グラミー傘下のmore musicというレーベルに移り「IQ180」というアルバムをリリース、その後の「candyman」がブレイク。
mint」「Juicy」「King Size」とヒットと進化を続けております。
このミニアルバムは彼らがブレイクした後で再プレスされた模様。

今や押しも押されぬ大スターの彼らですが、このミニアルバムは全然違います。
4曲入りなんですが、「ローン・イム」という曲がヴァージョン違いで2曲入ってます。
この曲は最近のライヴでもよく演奏されるミドルテンポのいい曲です。
(2枚組ライヴアルバムにも入ってます)
しかし残りの2曲が、もうオルタナ。
いやオルタナなのはいいんですが、はっきり言って下手なんですわ。録音も悪いし演奏もちぐはぐだし、楽曲としても「楽曲」って呼んでいいんだか?って感じです。
ヴォーカルのトーもデスメタル声で歌ってるし(笑)、キャッチーさもないときたもんだ。

グラミーはたぶん「ローン・イム」に才能を見出して引き抜いたんだと思います。実際その後のアルバムには「ローン・イム」路線の曲がけっこうあって、このバンドの個性のひとつになってます。
オルタナっぽい色もちゃんと残しているんだけど、このようにバンドが持っているいろいろな要素を整理して聴きやすくシェイプアップしたのが、「candyman」からプロデュース担当になったSimon Hendersenなんじゃないかなあ、と思います。
more music移籍後初のアルバム「IQ180」はSilly Foolsのセルフプロデュースなんですが、やっぱ整理できてなくて、とっちらかった感じでしたし。

あと、「candyman」からドラムが変わってます。
前のドラムってはっきり言ってプロレベルには達してなかったと思うし、首切られたのかどうかわかりませんが、今のドラムはスチュワート・コープランドとかテイル・ボジオ系の「テクニカルな細かいオカズもきっちりやりまっせ」というタイプで、Sillyの個性、ていうか「ただのロックバンドではない感」を出す要素になっると思います。

よく聴くとこのバンドってすごいテクニカルなんですよね、ギターもそうだし。ただ音のダイナミズムとかアンサンブルとか、スケールの大きいメロディラインとか最大の魅力で、技術面というのは前には出ていないんですね。
こういうバンドって今欧米でもなかなかいないんじゃないでしょうか?
最近のUKバンドとか、若いくせになんかじじくさいもんなあ。

posted by インサック at 23:45| バンコク | Comment(7) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月08日

Denada/Kujelang Hari

denada

これ、ラップて言うのかな?



在庫処分その2。
インドネシアの女性ラッパー、Denadaのアルバム。初めてジャカルタに行った時ジャケ買いしました(笑)。
彼女の情報は「インドネシア・ポップス小事典」で見たくらいで詳しくはないのですが、1996年デビュー、これはサードアルバムみたいです。98年くらいのリリースと思われ。どういう人なんでしょうか?
シンガーというよりもタレントに近いのかな?

曲はけっこうバラエティに富んでいるのですが、時代のせいかアレンジや録音は、Titi DJやKD、Andienなんかと較べると詰めが甘い印象です。

何曲かラップぽいのが入ってはいるのですが、いわゆる欧米のラップとはかなり趣が違ってます。
現在のラップというのは、バックトラックがかなり作りこまれていて(特にリズム系の音像ってかなり気合い入ってるケース多し)で、ライムはちょっと重めというのが基本線だと思うのですが、Denadaの場合バンド。それもミクスチャーとかではなく、普通のバンド。ヴォーカルはラップマナーではなく、女の子が早口でしゃべってるようにしか聴こえない。こんなラップ、RUN DMCの昔からあり得ないと思います。ていうか、ラップと呼んでいいのかどうかも疑問です。
これが今のラップに慣れた(と言ってもおれはラップあんまり聴かないのですが)耳にとっては違和感ありまくり。

中にはオーストラリア録音の曲もいくつかあって、それなりに気合いを入れて制作されたのかも知れませんが、中身はう〜ん、どうなんでしょう。

ジャケは変顔ですが、インナーの写真はそれなりにキュートでした。ベッキーみたいな感じ。

posted by インサック at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あけましておめでとうございます。(こうさぎ)

きのうポンサックが、ここに指摘された。
きょうポンサックはここに記事とかブログすればよかった?
きょうは、公開したかったの♪
yingsakは、
2005年一発目のエントリーをポンサックに書かれてしまいました。
なんて間抜けなんだおれ!!今年はもうちょっと普通の音楽も聴いて行きたいと思います。
GreenDayとか。
そんな感じ。

といってました。

*このエントリは、こうさぎの「ポンサック」が書きました。
posted by インサック at 11:53| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月07日

Nick Lowe & His Cowboy Outfit

nicklowe_cowboy

あの頃は良かった。



このブログのエントリは、前もってジャケ写をデジカメで取って、非公開の状態で記事としてアップしておいて、後から本文を書いて公開しているのですが、ずいぶん前に上げといて全然書いてなかったりすると管理が大変です。
ということで、在庫処分です。

英国パブロックの重鎮で初期Elvis CostelloのプロデューサーでもあったNick Lowe黄金期の1枚(1984年)。

ま〜名曲揃いですわ。このアルバムの前後も含めて、まさに彼の絶頂期じゃないですかね。
ヒット曲としては「Cruel to be Kind」ですよね。ていうか、この曲ほんとにヒットしたのでしょうか?超名曲だとは思いますが。
アルバムとしてはこれが一番好きなんですけど。

ニック・ロウという人は、イギリス人のくせに(アメリカのルークトゥンと言われている、ていうかおれが勝手に言っている)カントリーっぽい曲が多かったり(実際90年代のアルバムはめっちゃカントリーです)して、レイドバックした人ではあります。
おれは基本的にこのようなまったり系の音はあんまり好きではないのですが、このアルバムはまったりの中にもロック魂を感じさせる、ある意味間口の広い音楽だと思います。
もっと売れても良かった人だと思うんですが、ミュージックマガジンや渋谷陽一の評価は高いですが、日本の一般リスナーの心は捕らえられなかったようです。本人は日本好きみたいですけど。

このアルバムの白眉は、何といってもラストの「L.A.F.S」でしょう。これはほんとにいい曲だと思います。コステロで言えば、「(What's so Funny About) Peace, Love, Understanding」並みです。
「What's so~」もいいタイトルですが、「L.A.F.S」もいいタイトルです。
これは「Love At First Sight」、すなわち「ひとめぼれ」という意味なんですね。

しかしニックとコステロって、おれ的にはほとんど同じくらい尊敬するミュージシャンで、アレンジやレコーディングに関してはニックのほうがすごいんちゃうの?くらい思うんですけど、世間の評価は違うんですよね〜。不思議。
まあニックに「She」みたいな大仰な曲は歌えないんだろうな、とは思いますし、それ(ベタができるか否か)が2人の境界線なんだろうな、とは思います。


posted by インサック at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月04日

内向き外向き。

サリガレコードさんのブログより。

要は「タイや日本のポップスは国内市場のことしか考えてなくて、世界では売れない」ということをおっしゃっているんですが、そりゃそうだ。
ご指摘のとおり、タイであればルークトゥンくらいのほうが、逆に「ワールドミュージック」というくくりで見られて、ジャー・ウォブルなんかにいじられる、という現象もあるのかも知れません。

あと、「いわゆるタイポップスはタイに行って、その国と共有できる何かがないときつい」みたいなことも書いてあるんですが、確かにそうかもしんない。
おれがこのブログで取り上げてるのって、行ったことある国ばっかりですから。だからロシアやトルコ、韓国の音楽は優先度低いのかも知れません。

しかし、アラブポップスだけは違うんですよね。バンコクのアラブ街で流れてるのを何となく聴いてた(ただし家が近かったので、聴く頻度は高かった)というくらいです。
でもポップスとして面白い、と感じたんですよね。

タイやインドネシアのポップスって、その国に行ったことがない人にはどう聴こえるのかな?ま、それ以前にそういう人がそういう音楽を聴く機会ないですよね。う〜ん。知り合いに無理やり聴かせるか。もし自分がやられたら嫌だけど。

逆に、欧米のポップスは欧米の人たち向けに「内向き」に作られてる、とも言えますよね。彼らがアジアや南米市場を考慮して作ってるとは思えないし。単純に国力の問題で、欧米にとっての内向き音楽がグローバルな音とみなされているだけであって。
あ、でもカントリーはそうか。あれはアメリカのルークトゥンですね。若いミュージシャンもどんどん出てきてるみたいだし。

posted by インサック at 23:29| Comment(13) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Diana Haddad/Awel Marah

diana

こっちが王道なんでしょうか?



今日から普通に会社が始まって、普通に夜まで仕事してました。そんなもんだ。

さて、

のぶたさんのブログ
でも指摘されてますが、美人レバノン歌手としてNawal Al Zoghbiと双璧を成すDiana Haddadの最新アルバム(2004年)。

Nawalと比較すると洋楽っぽさが少なく、よりアラブっぽさが強いように感じます。
Nawalの場合、歌詞を英語にすればそのまま「エスニックなポップス」として欧米のマーケットで通用しそうな気がしますが、Dianaはそうはいきませぬ。
「バンコクのスクンヴィットソイ3で大音量でかかってる感」があります。
そういう意味では、ポップスとして普遍的に聴かれるような類いの音ではないのですが、アラブ圏ではひょっとしてこっちのほうがポピュラリティあるのかな?いう気もします。本格派というか。
それとも、これがいわゆる「湾岸風」なのでしょうか?

NawalもそうだしRoubiなんかにも思いますが、アラブポップスってダンスミュージックとしてかなり高性能だと思うんですが、このアルバムはダンスミュージックというより、もっと宗教音楽に近いというか、真剣な感じがします。
まあ、あくまで相対論であって、これ単体で聴けば十分ポップミュージックであり、宗教的な意味なんかないんでしょうけど。

彼女のアルバムはこれ1枚しか聴いてないし、素人なのでなんとも判断できないのですが、まあこれはこれで異国感バリバリで面白いと思います。
聴く回数はNawalのほうが多いですが(笑)

しかしこのジャケ写、三原順子そっくりですな。
posted by インサック at 23:00| Comment(5) | TrackBack(0) | アラブ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月01日

あけましておめでとうございます。

2005年一発目のエントリーをポンサックに書かれてしまいました。なんて間抜けなんだおれ!!
今年はもうちょっと普通の音楽も聴いて行きたいと思います。Green Dayとか。

そんな感じ。
posted by インサック at 23:39| Comment(9) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Breakfast in Bed/Breakfast in Bed(こうさぎ)

きょうポンサックは新人へ企画された。
ポンサックが2したかも。
きょうは、感じが4したいです。
きょうは、yingsakはSillyしなかった。
きょうは、ここで前作が2するはずだったみたい。
yingsakで、犬も?しなかったー。
yingsakは、
SillyFoolsフォロワー?年の瀬なのに淡々とブログを更新しておりますが、なんかタイから帰って来てから季節のイベントに淡白になってしまいました。
タイの新人バンド、BreakfastinBe

といってました。

*このエントリは、こうさぎの「ポンサック」が書きました。
posted by インサック at 11:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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