2005年06月29日

Pamela Bowden/E-Nang Dance

pamelah.jpg

狂ってる。



最近すっかり洋楽好きおやじの様相を呈しておりますが、本ブログの本来の趣旨でありますアジアものをひとつ。
パメラ・ボーデンさんの狂気のトランス・ルークトゥンです(2004年)。
ていうか、この人の名前これで合ってるかどうか不安。ジャケットのタイ語を読んでみたのですが。
ジャケットを見ていただければわかりますが、下品。とにかく下品。
音も悪趣味で、どの曲も基本的に同じ。
まあルークトゥンを早い打ち込みアレンジにして、とにかくにぎやかな楽器を乗っけてみました、という闇雲に威勢が良いが聴いてるほうはげんなりするアルバムです。
サリガレコードさんのブログでも指摘されてますが、「クオリティーが"ない"」という感じ。
でも、振り切れ方が大きすぎての逆に笑ってしまう、というか、別の魅力を生み出しております。
「これはルークトゥンではない、もっと別のおぞましい何かだ」という感じです。
このフレーズは最近はまっている「シグルイ」というマンガからです。

で、下品の最たるものが1曲目「How are you?」の歌詞。
この曲だけ全編英語なんですが、これがバンコクに遊びに来た外人観光客をひっかけんとするタイ人お姉ちゃんそのまんまなんですよ。
しかもVCDでは(っておれVCDも買ったんですよ。我ながら馬鹿です)タイ語字幕が出る。
用は英語をタイ語で表記してるんです。何じゃこりゃ。
どういうつもりなのか全く意味不明。どういうターゲットを想定しているのか、これでいいと思っているのか、制作者を問い詰めたい、小一時間(略)。

でもこれがけっこう売れたみたいなんですよね〜、Vol.2も出たくらいですから。タイ人のセンスは計り知れません。
といいつつおれもけっこう楽しんでたりもするんですが。う〜ん。

posted by インサック at 21:41| Comment(12) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月28日

Ric Ocasek/Fireball Zone

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おれは好きだけどなあ、うん。



まだまだ続くよ懐古シリーズ。
Carsのリーダー、リック・オケイセクのソロアルバム(1991年)。実は中古CD屋でめっちゃ安く買いました。

カーズというバンドもこれまだThis is 80年代、ベストヒットUSAど真ん中なバンドでありましたが、非常に好きでした。
「Heartbeat City」は80年代の名盤ですな。
カーズは1987年の「Door to Door」というアルバム(これもけっこう好きでした)を最後に解散してしまうのですが、リックのこのアルバムはたぶん解散後初のソロアルバムだと思います。
これがまだカーズそのまんまで、配慮が行き届いた配置の音、売れ線を決して外さずロックナンバーからスローな曲までの懐の広さ、まさにプロの仕事でして、非常にすばらしいのですが、同時にどうしようもなく80年代的。
今出しても決して売れないと断言できます。
2005年の今、80年代後半〜90年代前半の音というのが最も古く聴こえると思いますが、カーズ後期〜このソロくらいがまさにそこ。ということで、あと10年くらいして聴くと再びかっこよく聞こえるのではないでしょうか。
こういうポップ職人みたいな人ってトッド・ラングレンとかトット・テイラーとかいますけど、リックはそういう範疇の人たちの中でも最もポピュラリティーを持っていたんじゃないかと思います。実際ブレイクの経験があるわけだし、「売れるコツ」みたいなものは掴んでたんじゃないかな。
そのせいかどうかわかりませんが、リックってWeezerとかの若手(もう若手じゃないか)バンドのプロデュースをけっこうやってて、それなりに売ってるんですよね。
さすがポップ職人。
日本で言うとひところの土屋昌巳のようなものか。

posted by インサック at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月27日

Roxy Music/Roxy Music

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パンク以前のパンク。



80年代懐古シリーズはさらに時代を遡り、ロキシー・ミュージックのデビューアルバムです(1972年)。
さすがにリアルタイムでは聴いてないですが、彼らのラストアルバム「Avalon」(1982年)から遡りました。
遡るほどにどんどんチープになって行くのが笑いましたが。
ほんとは初期のチープさと後期の重厚さの端境期あたりのアルバム、「Siren」(1975年)とか「Country Life」(1974年)なんかが好きなんですけど、ファーストがある意味原点な気もします。

まあ演奏技術としてはかなり下手ですし、ブライアン・フェリーのヴォーカルも、狙ってるんだと思いますが、ヴォーカルの体を成してない。ちゃんと歌ってない。
音楽的知識がある人が聴くと、このロキシーのファーストアルバムは明らかに音楽的知識がない人間が作っていることがわかる、という話をどこかで読んだ気がしますが、確かにそうでしょう。
しかもたぶん「それがかっこいい」と思ってやっている!恐ろしい!
こういう勘違い野郎は、本来ならおれが最も軽蔑する輩なのですが、1曲目の「RE-MAKE/RE-MODEL」が奇跡的に超かっこよくて、それがアルバム全体を救っています。これ、この曲が1曲目じゃなかったらかなり印象変わると思います。1曲目がアルバム全体の「聴き方」を定義しているというか。
技術はおいといてアイデアとノリで押し切る様は、音楽の方向性こそ違えどパンクですな。

あとアートワークは秀逸ですね、このアルバムに限らず。
でもここからあのヨーロッパの陰りと大人の色気にむせ返るような「Avalon」にたどり着くとはおそるべしフェリー。
ま、ステージを見るとちょっと笑ってしまうところもあるおっさんですが。
しかしそういう「笑っちゃうほどかっこいい」というのもポップスターの重要な資質ではありますな。


posted by インサック at 23:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

INXS/The Greatest Hits

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男前がリフ一発に命をかける!



This is 80年代、イン・エクセスのベストアルバム。
このベストは1994年のものですが、彼らの全盛期は84年の「Original Sin」の全世界でのヒットから90年の「Suicide Blonde」までと言っていいでしょう。
バンド自体はヴォーカルのマイケル・ハッチェンスが自殺する97年まではちゃんと活動してて、後期のCDも持ってたりするんですけど、やはり彼らが最高に輝いていたのは80年代だと思います。

マイケルの自殺にはすごくびっくりしたし、すごく悲しかった。あんな男前で、世界的な大成功を手に入れて、「新世代のミック・ジャガー」とまで言われた奴の末路としてはやりきれないものがありました。
ドラッグがらみという噂もあったし、いかにも「落ちぶれたロックスター」みたいな感じで。

しかしこのアルバムに収められている曲は捨て曲なし!まあベストなので当然ですが。INXSの真髄を満喫できる選曲です。
上述の2曲もそうだし、「Need You Tonight」、「What You Need」、「New Sensation」、もう彼らにしかできないかっちょいい曲ばかりです。

このバンドの特色ってリフだと思うんですよ。もうリフ一発。
メロディーだとか、演奏技術だとか、アレンジだとか、普通はいろいろ考えなきゃいけないのを全部すっとばして、リフの衝撃度と鋭さを増すことだけに命をかけたバンドだと思います。
あ、あとそのリフを最大限効果的に鳴らすミックスかな。
またそのリフというのが、ストーンズやLAメタルなんかの文脈じゃなくて、突然変異的なものが多い。
なんちゅうか、既存のジャンルのどれとも違う感じで(曲調としては、ほんのりソウル・ファンク色の曲が多いと思います)「そんなフレーズは曲の骨格にはならんやろ」みたいなパターンをつきつめて強引に骨格にまで持って行ったというか、う〜んうまく説明できないな。強いて言えばニューウェーヴ的とでもいいましょうか。
彼らはオーストラリア出身なんだけど、センス的にはイギリスに近かった気はしますね。しかし小細工なしの直球勝負のバンドでもあり、そのへんは他のオージーバンド(メンアットワークとか。って例が1個しか出てこないわけですが笑)に通じるものがあったかも。
もうマイケル・ハッッチェンスのヴォーカルすらリフに奉仕する構造。
このマイケルっていう人がまたすごかったと思うんですけど、まあポップスターとして申し分ない男前のルックスと男前の声質で、加えて独特のリズム感で、リフ主体の曲にはまるんですわ。

しかし死んでしまったのは惜しい。ロッド・スチュワートみたいになって欲しかった。

余談ですが、INXSの曲もこれまたタイのバーでよくかかってました。そういう年代をターゲットにしているのでしょう。おれはまさにど真ん中ですが。


posted by インサック at 23:35| Comment(7) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Garbage/Bleed Like Me(BlogPet)

きょうクラターイ・ポンサックが中心とか購入したかも。

中年ロッカー魂、未だ衰えず。
ガービッジ最高!!



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「クラターイ・ポンサック」が書きました。
posted by インサック at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

Dexys Midnight Runners/Too-Rye-Ay

dexys.jpg

雑食ソウル。



なんかこのところ80年代の音楽が懐かしくなって、ずっと聴かなかったCDを引っ張りだしております。

邦題は「女の泪はワザモンだ!」、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのセカンドアルバム(1982年)。
このアルバムの最終曲「Come on Eireen」が中ヒットしましたね。
おれはこの曲がすごく好きで、初めて聴いたのはベストヒットUSAだったと思うのですが、でアルバムも聴いてみました。
すると「カモン・アイリーン」よりかなりソウルなバンドだったんですね。
当時はガキンチョだったのでわけもわからず聴いていましたが、今聴くと変わったバンドですね。
メンバーにバンジョーがいて、管あり弦ありで、バックはジプシー音楽というかケルト音楽というか、このへん詳しくないのでわかんないんですが、そんな感じ。
そしてヴォーカルのケヴィン・ローランドはソウルフルなんだか変態なんだかよくわからない、すがるような訴えるような、喉を閉めた高音で歌ってます。
曲によってはソウルっぽいフレーズもあったり、ケヴィンはゴスペルシンガーに聴こえる時もあり、でも黒人音楽にはなりきれてない。
まあやってる人たちは白人なんですが、いわゆる「ブルー・アイド・ソウル」でもないんですよね。ちょっと、いやかなり「ソウルのフォーマット」からずれてます。
でもソウルなんだろうなあ。かなり混じってますけど。
個人的に、昔から「混じってる」音楽が好きなんですよね。「○○風」みたいなやつ。このバンドもそんな雑食のバンドです。

曲はどれもよく考えてあって、構成も凝ってるし、ヴォーカルとリード楽器(官か弦、時々バンジョー。なぜかギターはほとんど出てこない)の掛け合いもかっこいいし、今聴くと録音がちょっとしょぼい感じはありますが、なかなかの名盤だと思います。
ヒットした「カモン・アイリーン」だけソウル色がかなり薄くて、アルバムの中では異色なんですけど、やっぱこの曲が一番いい。すごくいい。

posted by インサック at 22:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

Dire Straits/Sultans of Swing

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渋さの中にも艶がある。



1998年に出たベスト。
ダイアー・ストレイツは、1985年の「Brothers in Arms」というアルバムが大ヒットした、英国出身のくせに米国っぽい音のロックバンドです。
パっと聴くとカントリーやブルースの要素が強くて地味に聴こえるのですが、そこはやはりロンドン人、聴き込むとちゃんと艶のある部分があったりするわけです。
おれの中ではカントリー/ブルースバンドではないですね。
同じくおれの中ではプリンスがファンクではないのと同様、音の様式よりもその奥にある「核」みたいなものに魅かれます。

今から振り返ると、彼らが売れた原因はやはり表面的には米国受けする音作りと、マーク・ノップラーのボブ・ディランぽい歌い方でしょうか。実際ディランには気に入られていたみたいですが。

で、こういう音は本来ならあまり好みではないのですが、おれは好きです。
それはマーク・ノップラーのギター。ストラト特有の軽い枯れた音で、歌うように自然につまびかれる彼のギターは、よくあるようで他にはない独自のスタイルです。
「うまいギター」ってこういうのを言うんじゃないでしょうか。
ギターが体の一部になってるというか、「ごはんを食べる」とか「散歩する」の延長線上に「ギターを弾く」がある、というか。
もちろん他のいろいろな楽器と同じく、ギターをうまく弾くためにはとてつもない鍛錬が必要なわけで、彼も死ぬほど練習したんだと思うんですよ。
しかしそんな苦労を感じさせない、産まれた時からこのくらい弾けたんちゃうかという自然な音。
逆に、そこまでやったからこそたどり着いた境地とも言えます。
またそのギターを最大限に活かす楽曲。ノスタルジアとメランコリアたっぷりの、ちょっと田舎のライブハウスが似合う深みのある音は、よくこれで2,000万枚もアルバムが売れたもんだと思ってしまいます。
ま、ブレイク時の音はそれなりにショーアップされてましたけどね。

このアルバムはベストなんですが、タイトルの"Sultans of Swing"、邦題「悲しきサルタン」は彼らのデビュー曲のタイトルでもあります。やはりこの曲が彼らの個性を一番良く表していて、一番すばらしい曲だったのかなあ、という気がします。
残念ながらバンドは1991年の"On Every Street"を最後に解散してしまったようですが、マークは今でもソロ活動を続けているみたいです。もう56歳なのに。

余談ですが、タイのバーではよくダイアー・ストレイツがかかってました。やっぱファラン(特にじじい)はこういうの好きなんだろうなあ。
おれとは聴き所が違ってるんだと思いますが。

posted by インサック at 23:49| Comment(7) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

ベスト/李博士

lee_pak_sa.jpg

狂ってる。



4月に韓国に行った時に買って来た、イ・パクサのメドレーベスト2枚組。
ポンチャック・トロットの第一人者で、昔電気グルーヴが面白がっていじったりしてましたね。当時日本の歌番組にも出てたような記憶が。

まあどんな感じかはなんとなくわかってて、聴いたらそのままのイメージでした。
カシオトーン1台で作ったとしか思えないチープな電子音に乗って、パクサがなんか歌っているという。
最初は笑いながら聴いていたのですが、10分を過ぎるころから怖くなって来ました。
一応メドレーなので、延々続くわけです。もう延々と。
終わりなどないかのように続く、そのチープで味わいのかけらもない妙に軽快だけど殺伐とした音楽は、ずっと聴いていると頭がおかしくなるような錯覚に陥ります。

甘かった。おれのイメージの中のパクサは笑って済ませられるイロモノだったのに、そんなもんじゃなかった。エイフェックス・ツインばりに凶暴だった。

韓国の人は普通にこれを聴いているのでしょうか?だとしたら絶対おかしい。
ヒョニーもそうですが、こんな狂気の音楽が普通にポップソングとして流通しているのか?韓国恐るべし。
まあ他に2枚ほど買ったCDは普通にだるいアジアバラードだったので、普通(おれにとっては面白みに欠けたりはしますが)のポップスもあるんでしょう、というかそっちが主流なんでしょうけど。
このパクサのCDもお店の人に探してもらって、ストックのすみっこに1枚だけあったのを買ったので、もうすたれているんでしょうけどね。

しかしそれにしても狂ってる。
このCD全部聴いてないですし、ていうか聴けないです。
もう二度と自分からは聴かないと思います。友人が遊びに来た時の面白半分くらいしか聴くシーンが思い浮かばない。
あーこわ。


ジャケ写がぼけているのは、もともとぼけているせいです。
このやる気のないアートワークも凄みを感じます。恐るべし。




posted by インサック at 01:00| Comment(8) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月10日

Ning/Erti Pertemuan

ning_ertipertemuan.jpg

馬洋折衷(あと印・中東も)。



また1時を回って帰って来たけど更新するわけですよ!

更新してもよろ



マレーシアのソウルっぽいシンガー、Ningのニューアルバム(2004年)。
マレーシアだとこの人とシーラ・マジッド、シティ・ヌルハリザ(デコピー)はなんだかんだで新譜が出たら買っちゃいます。
Cameliaもかなり好きなんだけど、さっぱりアルバムが出ません(涙)。

さて、1枚前のアルバムと比較するとかなりスケール感がアップしており、ソウル度もアップしてます。同時にマレー度もアップしており、単純なソウルフルネス(って言うんでしょうか?英語的に)ということではなく、独特の音になってます。
曲によってはかなり大げさ&暑苦しかったりもしますが、淡白だった前作より多少うっとおしいくらいのこっちのほうが聴き応えあっていいですね。シーラともシティとも違う良さが、確かにあります。

マレー歌謡って日本の演歌にも通じる情念を感じることが多く、それがOKかどうかで人を選ぶところがあると思います。
インドネシアになるとインド・中近東のテイストが濃くなって、「異国の音楽」という感じで逆に素直に聴けたりするんですけどね。
おれは実はマレー歌謡の演歌っぽい部分って苦手です。ノラニザの新作くらい突き抜けちゃえばまた別ですが、シティちゃんの伝統路線はちょっと辛いかも。

で、このニンのアルバムは、マレー歌謡っぽい部分はあるんですが、それは全体の10%くらいで、スパイスとしていい塩梅(と書いて「あんべえ」と読む)になってます。
10曲中1曲という意味ではないです。各曲に少しずつ含まれてます。
もちろんマレーシアなので十分洗練されている曲もたくさんありますし、中東系のテイストも入ってるし、すごくいろんな要素をうまく取り入れてて、マレー歌謡要素もone of themって感じです。これも他民族国家マレーシアの成せる業か。マレーシア恐るべし!ていうか肉骨茶食いてえ!

posted by インサック at 01:54| Comment(8) | TrackBack(0) | マレーシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月09日

Rik/Rasmalai Chapter 1

rik.jpg

タイのスージー・スー。



夜中の1時に帰って来てもブログを更新するわけですよ!
僕はねえ、あなたがたと、この、大衆音楽に対する、この、ほとばしるような思いを、あなたがたと、分かち合いたいわけですよ!

更新してもよろしいか!
更新してもよろしいか!
更新してもよろしいか!!!


…いや〜サンボマスターっていいっすよね〜。

サンボとはぜんぜん関係ない、いや「イっちゃってる」というところでは共通項もあるRikのリ・デビューミニアルバム(2004年)。
以前ベーカリーからデビューしてたらしいです。
詳細はfukuさんのブログにありますのでご参照ください。

これは3月にタイに行った時に買ったのですが、当時どこでもディスプレイされてプッシュされてました。

音は、80年代のイギリスのインディーズをおしゃれにしてアヴァンギャルドにした感じ。
それにRikのシャーマニックでトランシーなヴォーカルがのっかってます。
タイでは非常に珍しい、「暗い」音。
この呪術的な雰囲気は、まさにスージー&バンシーズ。
リスナーとしてはわりと好きだったんですけど、大学時代先輩に無理やりバンドでやらされ、「あ〜こんな暗いのやんのか〜」と思ったことがあります。
「ステージではあぐら組んでベース弾け」とか言われるし。
まあやりましたけど。

この手の音楽って、一旦世界観に没入してしまえば意外と気持ちよかったりすることも事実。
しかしタイ人が考える「サヌーク(楽しい)」とは百万光年の開きがあるような気がします。売れたのかな?

あと、これは彼女のせいじゃないのかも知れないけど、音的にインダストリアルとドラムンベースの間くらい、要は5~6年前流行ったタイプの音で、今聴くと最高に「古い」という印象を与えてしまう。ていうか、おれはそう感じてしまいました。
これはFutonなんかにも感じることなんだけど、こういう日本のロック聴きが「古い」と感じる音がバンコクのユースたち(←最近佐野元春がよく使う表現)にはキテると聴こえるのでしょうか?
バンコクに住んでたらまた違う印象を持つんだろな〜。あ〜バンコクに住みたい〜。
まあ夏休みに行きますけどね。


posted by インサック at 01:42| Comment(12) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月08日

Noraniza Idris/Sawo' Matang

noraniza_sawo.jpg

スタイルの純度を上げることでスタイルの枠を超える。



マレー伝統音楽(イラマ・マレーシア)界(ってあるのでしょうか)ではおそらくいろんな意味でNo.1のノラニザ・イドリス最新アルバム(2004年)。
この人のアルバム、他にも聴いたことあるのですが、それはバラエティには富んでいてけっこう面白いのですが、あくまでも「イラマ」という枠の中での話だと思いました、このアルバムを聴いて。

「The Fasion Ethnic」というサブタイトルが付いたこのアルバム、ある程度西洋ポップスの方法論を導入しています。
厳密に言うと、リズムが打ち込みになったりコード楽器の音色が西洋風(ホーンとか)にはなっているのですが、曲の骨格やノラニザのヴォーカルはイラマの基本に忠実なものです。
ただ、とんでもなく高い目標を目指して作った感じ。
おそらくかなり力を入れて制作したんだと思いますし、結果として既存のイラマの枠を超えた傑作になってます。
それは西洋風になったからではなく、マレー民謡としての純度を高めた結果なんだと思います。
で、ここまで純度が高まれば、イラマ界の外に対しても十分な魅力を発することができると感じます。
それはエジプトのアムル・ディアーブ、タイのタイ・オラタイなんかにも言えることですね。
逆にシティ・ヌルハリザの伝統音楽アルバムは、従来の枠から一歩も出てない感じがします。
もちろんシティちゃんはすごく才能のある歌手ですし、冒険できない(特にイラマを歌う時)事情を背負っていることは薄々理解できますが。

あと、これはいわゆるマレーポップス全体に言えることですが、レコーディング技術が非常に優れている。なんちゅうか、きれいでキレがある。日本以上だと思います。
日本だと打ち込み&プロトゥールズで編集編集っていう音(浜崎あゆみに代表される「あの感じ」です)は得意だけど、生楽器と打ち込みの融合とかって弱い。
その手のレコーディングでは佐野元春はすごいうまいと思います。特に最新アルバムの「The Sun」。
日本のアーティストも、ミーハー根性やハク付けだけで欧米レコーディングするくらいなら、KLレコーディングしたほうがいいんじゃないですかね?

posted by インサック at 00:37| Comment(4) | TrackBack(0) | マレーシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月06日

すかんち/Opera

scanch_opera.jpg

某沖縄のバンドに聴いて欲しい。



ローリー寺西率いる関西風ハードポップロックバンド、すかんち。
惜しくも解散してしまいましたが(ってもうずっと昔ですが)、これは1993年のアルバム。
当時すごく好きでした。

やはり特筆すべきはローリーの超絶ギター&ヴォーカル。ライヴも見に行ったことあるんですが、めっちゃすごかった。あんなん弾きながらなんであれだけ歌えるのかわかりません。
他のメンバーも、バカテクではないけどセンス良かった。特にベースのShima-Chang。
彼女のベースラインはブリブリでかっちょよかったです。
そんなミュージシャンとしてかなりレベル高いバンドですが、すかんちの音楽の最大の特徴はそこではなく、古今東西のミュージシャンに捧げるオマージュで成り立っていることでしょう。
Led Zeppelin、Queen、The Who、Cheap Trick、Sweet、ベイシティローラーズ、え〜他にもたくさんあるんだけど省略します。
ある時はフレーズもろパク、ある時は音色、ある時は声マネ(笑)、洋楽マニア(特にハードロック)が聴いたらかなり笑えると思います。氣志團に通じるものがありますな。
まあそういうパクリ要素は全体の半分くらいなんですけどね。
詩はローリーの脳内設定に従って描かれるちょっとマニアックなストーリー。
あほほどマニアックであほほどポップ。
ここまでやられたら、パクられたほうも文句ないんじゃないですかね。
なんで売れなかったのか今もって全然わかりません。
まあ、一般からすればちょっと悪趣味でイロモノに見えたかも知れませんが…
ローリーにはロックのデーモンがとり憑いているのでしょうがないんです。
とにかく多作な人らしく、当時「3分の曲なら1分で書ける」と言ってました。
たぶんやりたい音がたくさんあったんでしょう。ラストアルバムは2枚組だし。でも普通そこまでやりませんよね?商業的にも不利だし。

最近ローリーのライヴにメンバーがゲスト参加したらしいですが、再結成なんかしないよなあ、売れるとも思えないし。はあ。


posted by インサック at 01:11| Comment(10) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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