2005年08月30日

Andien/Gemintang

andien_gemintang.jpg

つつまれる〜。



インドネシアポップスの恐るべき高品位をおれに教えてくれた前作「Kinanti」から実に3年ぶりのアンディエンのニューアルバムです。
前作はとにかくバックトラックが秀逸で、ジャズ・ボサノヴァをベースとした、たいそうセンスのいいキレキレのアレンジに驚愕したものです。いまだによく聴きます。
インドネシアのポップスは、周辺諸国と比べても、いや全世界的に見ても、相当洗練されててかっこよくてお洒落です。
もちろんどの国にも素晴らしいアーティストはいますが、平均点で言えばインドネシアが一番優れていると思います。
そんな超ハイレベルなI-POP(とか勝手に言いますが)の中でも、一番好きなアルバムは「Kinanti」です、今も。Mellyよりも、クリスダヤンティよりも。

そんなアンディエンですが、「悦楽的大衆音楽探検!」さんのエントリでは「都会的でオーソドックスなポップ・アレンジ」とのことで、どうなってんのかな〜と思いつつ聴いてみました。

確かにそのとおり。
前述のとおり、ネシアのポップスはかなりレベル高いので、それでも相当かっこいいのですが、やはり前作の超絶センスを体験している身としては「え〜!?」という感じはありました。1,2曲めまでは。
で、3曲目あたりから、前作のテイストが出てくるわけです。アレンジではなく、メロディーとかコード進行ですが。
誤解を恐れずに言えば、「バグダッド・カフェ」のサントラの「calling you」とか、「Killing me softly」(昔のネスカフェのCMの曲」とか「Lovin' You」とか、ああいう感じ。

またAndienのヴォーカルが、けしてシャウトしない、ウィスパー寄りの、もうなんというか、ほんといい感じなんですわ。
マレーシアのJaclyn Victorのような、天まで届くシャウトもしびれますが、アンディエンの抑制されたヴォーカリゼーションもしびれます。
細い絹糸にからめとられてしまうような、繭の中に入ってしまうような、コクーンミュージックです(この言葉、今考えました)。
また、マレー/インドネシア語の響きっていうのが拍車をかけていると思います。
歌になるとすごい気持ちいいんですよね、ネシア語って。
Andienは前のアルバムでアントニオ・カルロス・ジョビンをカヴァーしてるんですけど、これはなんか作ってる感じがしたんですよね。もちろん素晴らしいテイクではあるんですけど。

今回、確かにかなり大衆路線に振れてる感じはありますが、それでもやっぱりすっげえかっこいい。最高。しびれる。包まれる。
しかも彼女、まだ弱冠20歳!この年で、この針の穴を通すような微妙なヴォーカルスタイルをものにしているとは末恐ろしい!
ヴォーカルだけ取れば、前作より表現の幅は拡がっている感じはしますね。

視野の狭いJ-POPを歌ってる日本のディーバ(笑)は、Andienのチームにプロデュースしてもらったほうがいい。早いもの勝ちです、ジャカルタレコーディングだ、AVEXの人!!

posted by インサック at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

I-Nam/Ruk kon mee jao kong

I-nam.jpg

タイトル曲だけはマジで名曲。



2004年に大ブレイクしたバンド、アイナームの、これはファーストなんでしょうか?
このアルバム、タイで100万枚売れたそうです。これはかなりの大ヒットと言えましょう。
100万枚売れるとセレブレーション編集盤が出ることがあるのですが、おれの記憶ではBeauくらいかな?
他にもあるかも知れませんが、そのくらい珍しいことです。

で、その大ヒットの要因となったのは、おそらくタイトル曲の「Rok kon mee jao kong」。直訳すると「所有者がいる人を愛する」、まあ彼氏がいる娘を好きになっちゃった、みたいなニュアンスでしょうか。
この曲はいいです。Creamのエントリで言うところの「基準曲」ですね。
この曲のいいところは、サビに至るまでのメロディーや曲構成が、「サビに期待させる」感じなんです。
高揚しきらないけど、その先の高揚を示唆するような展開。
Creamのエントリではうまい例えが浮かびませんでしたが、今回はブルース・スプリングスティーンの「Born to Run」を挙げときます。古いな例えが!

で、ここも「Born to Run」と共通するんですが、サビでドカーンと盛り上がるわけではないんですよ。むしろ肩透かしなほどサクっと終止する。だがそれが何とも言えない余韻を残すわけです。「秘すれば花」というやつですか、違いますかそうですか。
この曲はほんと名曲だと思います。

で、他の曲はどうかと言うと、その前にこのバンドはジャンル的には「ダサタイロック」に属するわけです(おれ内ジャンル)。
このジャンルに属するバンドはLOSO、SyamTAXILabanoonなどが属します。(あくまでもおれの中では、です。実際にはこんなジャンルありませんよ)
そのずっと先にはエート・カラバオ兄貴がいるのかもしれません。

そんなバンドたち、おれは嫌いじゃない(ていうかわりと好き)なのですが、アイナームはう〜ん。て感じ。タイトル曲でピントは合っているので、曲の意図はわかるのですが、なんか没入できない。これはおれがタイから離れてだいぶ経つからなのか、おっさんになったからなのかわかんないですけど、ベタなタイロックにしか聴こえないんですよね。
ま、だからこそタイ人の心を鷲掴みしたのかも知れませんが。

メガヒットのもうひとつの理由はヴォーカルくんのルックスでしょう。
かわいい浅黒イサーンイケメン。略してイサメン。
タイではこの手の浅黒タイプは、相当ルックス良くても受けないんですけど、彼はOKだったんでしょうか。Labanoonのヴォーカルの笑顔のほうがおれは好きですが。
あとドラム(ジャケット右から2番目)。
この人はカトゥーイなんでしょうか?なぞ。ムードメーカー。
逆に残りのメンバーキャラ立ってなさすぎ。
posted by インサック at 00:58| Comment(2) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

Cream/Cream

cream.jpg

つれていって。



タイの新人女性3人組、Creamのデビューアルバム(2005年)。
4曲目くらいまで聴いて、「ああ最近よくあるおしゃれっぽい感じの新人ね、はいはい」と停止ボタンを押してLydiaを聴き狂っていたわけですが、今日最後まで聴いてみました。

5曲目までは「最近よくある」系でしかありません。
しかし6曲目「Ruk Tae(すきだけど)」からは、音楽の女神(と書いてミューズと読む)が憑りついたかのようなすんばらしい楽曲群!
で、改めて聴きなおしたら、最初の印象とは打って変わって洗練されたいい曲に聞こえるじゃああ〜りませんか。
このアルバム、もし6曲目が入ってなかったらすごく平凡な印象を持ったと思います。この1曲がアルバム全部を別物に変えている。

考えたら、この法則ってほとんどのアーティストに当てはまる気がするのですが、「必殺の1曲」が基準点になって、ほかの曲はすべて「その曲から見た座標」にプロットされて、全体的に見る(聴く)とある絵を構成する、というか。
逆にその「1曲」がないと、どういう絵なのかわからない、というか。
案外「名盤」と言われるものは、「名曲」単体の集合体ではなく、そういう「基準曲」のまわりにいい感じで曲が配置されているのかも知れませんね。点をつないでいくと絵が出てきた、みたいな。

とにかくこの6曲目、いい曲に共通する「連れていかれる感じ」を持ってます。
いっそおれをバンコクに連れて行ってほしいです。

お後がよろしいようで。

posted by インサック at 00:34| Comment(10) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

Keziah Jones/Black Orpheus

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キザイアはキザイア。



前作「Liquid Sunshine」(1999年)より4年ぶりのキザイア・ジョーンズの4枚目のアルバム(2003年)。
こないだ「キザイアって今どうなってるのかな〜」と思って検索してみて、初めてこのアルバムが出ていることを知ったという!
まあタイにいた時だからしょうがない。
タイでは洋楽や邦楽って、ほんと有名どころしか売ってないんですよ。
だからキザイアとかThey Might Be GiantsとかTheピーズとかは買えないんです。
中華ものとか韓国ものも売ってるので、広く浅く聴くにはいい場所かも。マレーシアのほうがもっといろいろありますけどね。
でも、世界で最も色々なCDが入手できるのって、実は日本だと思います。

で、キザイアなんですけど、ちょっと形容し難い音楽性の人ですね。本人はナイジェリア人で、ヨルバ族の族長の息子らしいです。で、ロンドンの路上でバスキングしていたという。

世間的には一応「ファンク」や「ブルース」の一種として捉えられているみたいですが、そう思って聴くとかなり肩透かしを食らうんじゃないでしょうか。
これを「ファンク」だと感じる人は、かなりファンクを聞き込んで血肉化してる人じゃないですかね。
おれはジャンルを系統立てて聴くようなまじめなリスナーではないのでよくわかりませんが、キザイアがすごくかっこいいとは思います。

1st、2ndは、アコースティックギターをパーカッションのように操る怒涛のプレイスタイルがかなり衝撃でした。どうやって弾いてるのか全然わからなかった。
3rdの「リキッド・サンシャイン」は、その反動かかなり内省的な内容で、しかもそのあと全然リリースがなかったので、苦しい時期なのかな〜と思ってました。
で、この名作映画のタイトルを冠した4枚目ですが、なかなかいい感じです。
初期の激しいスタイルと3枚目がうまくブレンドされたというか、奥行きが深くなって、曲のメジャー感も増し、うん、いいんじゃないですかね。好き。

しかし、このような極めてアーティスティックな音が現在のメジャー・シーンでどうかというと、商業的にはかなり厳しいんじゃないですかね。でもいいです。
ていうか、キザイアってセールス的にはどうなんだろうなあ?そんな売れたという話も聞いたことないし。
まあ世の中素晴らしい音楽を作っていても不遇にしてブレイクしなかった人なんて星の数ほどいますしね。
願わくば彼が音楽活動を続けていけるくらいのセールスを記録して、次のアルバムを今度はもう少し早く出せるような環境になればいいなあ。
次はもっとすごくなる予感はします。がんばれキザイア。


posted by インサック at 22:54| Comment(5) | TrackBack(1) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月17日

Punch/Poo Ying Taa Dam Dam

punch.jpg

「だから何?」というアルバム。



2005年デビューの新人Punchのファーストアルバム。
タイトルの意味は「黒い瞳の少女(正確には『女性』)」ですが、タイ人はみんな黒い瞳やっちゅうねん。「だから何?」って感じ。

サリガレコードさんのエントリ
「前半だけ密度が濃い香りもどきなロックがあって、あとは支離滅裂なサウンドが詰まった印象の駄作」と評されてて、
「ふ〜ん」
と思いつつ聴いてみました。

確かに支離滅裂なサウンド。
SE的な音がたくさん入ってたり、ルークトゥンぽいアレンジがあったりなんですが、その意図がわからない。音的にも「だから何?」って感じ。
またPunchの声質が、「ハスキーだけどロックじゃない、ハスキーだからアイドルでもない」という難しい特性。
そのせいか、彼女の個性を絞りきれずに明快なプロデュースができなかったような印象です。

しかしその支離滅裂さが一種の異化作用として働いているというか、奇妙なのでつい聴いてしまう、という現象を起こしました。おれには。
ま、別に変拍子や奇声やノイズや無音やCD1枚全2曲だったりするわけではないので、パっと聴きはポップスの体裁なんですよ。でも、おれのように古今東西のポップミュージックに精通している玄人には(←ここあざ笑ううところです)、違和感あるんですよね〜。
音楽的に革新的なわけではないですけど、超保守的に作るよりはこのくらい「何じゃこりゃ」のほうが面白いです。

と、以上は日本在住の日本人の意見。
サリガレコードさんが言われているように、バンコクのショッピングセンターでボーっと聴いたらかなり「来る」と思います。
この詰めの甘いプロデュース、ある意味すごくタイっぽいかも。
パタヤのビーチで昼からシンハ飲んでほろ酔いで聴くにはベストなアルバムかも知れませんね、ってほめてるんだかけなしてるんだかわからないですね。
でも、そんな評価不能のアルバムです。

posted by インサック at 00:01| Comment(9) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

Lanna Commins/Yin Dee Pee Ra Gaa

lanna_yindee.jpg

50%増し(前作比)。



大ヒットしたらしい1stから1年でリリースされたセカンドアルバム(2005年)。
タイのアーティストとしてはかなり早いリリースですね。

前作は、まあまあよくできました、って感じだったんですけど、今作はそれをさらに上回る出来です。。
バンコク音楽日記さんにも詳細なレビューが掲載されてますが、北部タイの音楽をベースに、アレンジのバリエーションをかなり増やしてますし、曲そのもののクオリティがグンと上がってます。

メロディーラインはメランコリックな感じのものが多いです。これがタイ北部の音楽の特徴なのでしょうか?よくわかりませんが。
で、アレンジのほうですが、リズムはクールに抑制されていて、コード進行はジャズっぽい部分もあったり、それでいてラップありハードロックあり。
前作のようなわかりやすい「現代性」からさらに踏み込んだ、深みのある音構成になってると思います。
タイトル曲の「Yin Dee Pee Ra Gaa」が看板ではありますが、その他の曲もいいです。全曲手を抜かず作られてると思います。

ただ、「北部タイ」というネタでずっとやるのは辛い気もします。この次は自身のルーツ・ミュージックからも解放されたような、例えて言えばビョークみたいな「存在」になって欲しいです。
(ビョークみたいな音、ということではない。)

同じタイの歌手で言うと、China Dollsも3枚目で「もうええわ」と思っちゃいましたし、Palmyも2枚目以降沈黙してますし、サードアルバムっていうのがひとつのターニングポイントなのかも知れませんね。
Silly Foolsもサードアルバムで評価を確立した感がありますし。


このアルバムもメーカータイアップになってて、M-150という栄養ドリンクがスポンサーです。以前Sillyのトー君やLOSOのSek、ブライオニーなんかがCMに出てましたね。

lanna_yindee2.jpg

咆えるランナー。
本人こういうイメージではないと思うんですが、珍しいショットではないでしょうか。
posted by インサック at 04:01| Comment(8) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月15日

Tata Young/Dangerous Tata

Tata_dengerous.jpg

むしろ安全。



タタヤンのタイ語版ニューアルバムがリリースされました(2005年)。
日本でのセールスが意外に好調だったので、これをステップにアジア→欧米とステップアップすると思ってたのですが、タイマーケットも大事にしていくのでしょうか。それとももう海外市場は狙わないのでしょうか。
「ブリトニーが妊娠してる隙にその席に座るのは私よ、アハハン♪」とか流暢な英語でひとりごちているタタをイメージしてました。
まあ実際にはヒラリー・ダフとかが座ろうとしてるわけですが。

さてこのアルバム、彼女のタイ語アルバムの中では最も洗練されていると言えましょう。英語アルバムの経験が活かされてますね。
おれはむしろこっちのほうが好きかなあ。英語アルバムがかな〜り保守的な音だったのに比べて、ラップをはじめ音楽的にはいろいろやってます。
いろいろやってはいるんだけど、そのいろいろがそれぞれ「○○風」になってる感はあります。まあポジション的にもそんな冒険できる位置にいるアーティストではないので、しょうがないかな、という気はしますし、基本的にアイドルですから、革新的な音楽を求める人も少ないでしょうし。

全体に良く作られてますが、リードソングたり得る曲がないし、なんかすべてが想定の範囲内、という物足りなさはありますね。
しかしそういいながらも彼女のアルバムはとりあえず全部チェックしてしまうおれって、ひょっとしてタタのこと好きなのかなあ?

最後に、

Tata_dengerous2.jpg

なんかタタって男っぽい顔する時ありますよね。
posted by インサック at 14:34| Comment(5) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

評価軸(BlogPet)

きょうはマルとか構成したいなぁ。
実は欧米で音はダンスしたかった。
実は欧米まで構成された!


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「クラターイ・ポンサック」が書きました。
posted by インサック at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月12日

Lydia/Lydia

lydia.jpg

これはいい。



先日タイのCDを何枚かまとめて買いまして、タタヤンとかランナーとかクリームとかだったんですけど、一番良かったのがこれ、Lydiaです。
これは最近の新人の中ではかなりいいです。
RitaAline Bassに匹敵すると言えましょう。Four-Modは次点です。
関係ないけどRitaは来日するみたいですね。
ま、この2組はあまり売れてなかったみたいですが、「バンコク音楽日記」によればLydiaは人気ある模様。よかったよかった。
アルバム1曲目のミドルナンバー「Wang Leaw Chuay Toh Klub」がリードナンバーみたいですが、他の曲も捨て曲なし。
前半はメジャー感のある都会的なポップスが並びますが、後半だんだんアヴァンギャルドになって行き、ラストの曲はPrimal Screamかケミカルかというハードフロアなナンバーで幕、という素晴らしい構成になってます。

1枚のアルバムの中でこれほど芸風が変わって行くというのは、保守的なタイポップスではすごく珍しいし、どの曲もレベル高いし、これ作ってるほうも楽しかったんじゃないですかね。
おそるべしRS。
現在、グラミーよりRSのほうが音作りは一枚上手な感じがしますね。昔はアイドル量産会社みたいな感じだったけど。
単純に、アーティスト自身の才能がないことが前提になるアイドルポップスにおいては、制作スタッフの能力が相当高くないとダメなのかも知れませんね。日本で言えばモー娘。みたいに。

まあ日本の場合はありとあらゆるスタイルが出尽くした状態なので、相当飛び道具的なアプローチじゃないとインパクトが与えられないのに大して、タイの音楽なんておぼこいですから、センスある人たちがしっかり作れば自ずと差別化できてしまうのかなあ。

でもLydiaの場合、センス「だけ」がいいわけじゃないんですよ。彼女のヴォーカルスタイル、楽曲そのものの質、抑制の効いたアレンジ、曲順も、すべてが(無意識かも知れないけど)すごく相乗効果を出していて、足し算じゃなくて掛け算になってると思います。
ひょっとしたら単なる偶然で、2枚目では思いっきりコケるかも知れないし、そもそも2枚目があるのかも定かではないですが、少なくともこのアルバムは素晴らしいと言える。

人気者になってガンガンアルバムをリリースしてほしいです。

posted by インサック at 00:33| Comment(4) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

GO! GO! 7188/青い亀裂

iTMSで音楽が買えるようになり、4日間で100万曲がダウンロードされたそうですね。
個人的には、やっぱり音質の問題でCDで買うことも多いと思いますが、「気になってたんだけどちゃんと聴いたことないな〜」というレベルの楽曲であれば買っちゃうと思います。
で、そんな1曲がこれです。

このシングル及びこの曲が収録されているアルバム「竜舌蘭」が発売される前、やたらとBSでライヴを放送していて、
「なんて初期椎名林檎に似ているんだ!!」と思いました。
といえ、ちょうど林檎が活動していない時期で、林檎は1stが今でも最高と思っているおれにとっては気になるバンドになったのでした。

改めて聴いてみると、やはり初期林檎に似てますな。
ヴォーカルのゆうの声質が林檎に似ているというのもあり、「パクり」と呼ぶのはちょっとかわいそうかな。某ヤイダさんのデビュー曲とはわけが違います。
BSのライヴではわりとパンクでアヴァンギャルドな感じだったのですが、この曲はかなりメジャー感あります。つっても楽器の音はかなりロックぽく、またバンドっぽい。
たぶんこの曲でブレイクする予定だったんでしょうが、残念ながらお茶の間までは届かなかったようです。
でもこの曲相当いいですよ。才能ある人たちだと思いますし、林檎よりさらに過激というか前衛的というか、そういう部分も持ってると思います。
林檎って結局何をやってもポップになっちゃう(って自分でも言ってたけど)し、それはそれでひとつの才能ではあると思いますけどね。

posted by インサック at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月07日

Bird Thongchai/Volume 1

bird_volume1.jpg

底力。



ソロとしては大ヒットした「Rub Kaek」から3年ぶりになる、タイの超大スター・トンチャイの最新アルバム(2005年)。
この「Rub Kaek」はルークトゥン色がかなり強く、その後LOSOのSekと出した「Bird Sek」は企画色が強いものだったので、「素の」トンチャイとしては「Smile Club」(2001年)以来でしょうか。

タイトルやジャケットからして、原点回帰というか、装飾を取り払ったようなイメージなのですが、内容もそんな感じ。特に目玉になるような仕掛けもなく、普通にトンチャイが歌ってるだけ、という感じ。
しかし、それでも普通に聴けてしまうというか、大物ゲスト呼びまくりでPVやコンサートで盛り上げまくった「Rub Kaek」と比較しても遜色ない好盤です。
当たり前なんだけど、歌がうまい。感情の込め方がうまい。やはり超一級のエンターテイナーなんだなあ、と再認識しました。
今回、なんかバードが自分のキャリアの集大成にしようとしてるのかな?という気がしてまして、今後「Volume 2」「Volume 3」とキャリアをなぞるようなアルバムをリリースし、最後は引退?という予感も。見た目若いけどもういい年だし。

いっぺん生で見たいと思っているのですが、この人のコンサートチケットって超プラチナで、タイ在住時も取れたことなかったです。
「サイアム系で行こう」のfukuさんはチケット取れたそうで、うらやましいです。
しかし4,000バーツか…破格だな…
普通のアーティストなら数百バーツでしょうね。



タイでは一般企業がアルバムのスポンサーになることがよくありますが、今回はHONDAです。

bird_volume1_2.jpg

↑ASIMOと歩くトンチャイ。

posted by インサック at 14:17| Comment(16) | TrackBack(2) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月03日

Panatda/Baan Mai Ruu Roy

panatda_Baan.jpg

いや〜パナッダーいいわ〜。



今日通勤電車で癒されたのでエントリしたくなりました、パナッダーの最新アルバム。と言っても2003年。
アルファベットではPanaddaともPanuddaとも表記される彼女ですが、発音としては「パナッダー」。このCDのジャケットでは「Panadda」と表記されてますが、このアルバムでは「Panatda」でした。

タイポップスではAnnと並んで「癒し系の女王」と言えるでしょう。
とにかく声と歌い方が好きなんですよね〜。
わかりやすい特徴はないんですけど、きれいな声でていねいに、感情が先走らず、テクニックに溺れず歌う彼女は本当にいい歌い手さんだと思います。
歌手として非常に好きなので、極論すればどんな歌を歌ってても好きです。
とは言え、過去のアルバムはどれも彼女の個性に合った、控えめでありながらだるくないという絶妙なさじ加減のプロダクションでまとめられており、正直どのアルバムもお気に入りです。
メロディーはベタなタイポップスだったりするんですけど、アレンジがさわやか系でリズム隊が抑制されていて、「おしゃれさ」が鼻に付くこともなく適度にベタで、ほんと絶妙だと思いますね。
そんなサウンドに彼女の声が乗ると、もう唯一無二ですね。
でも、前述したように、わかりやすい個性があるわけではないので、聴く人によっては退屈かも知れません。おれは好きだけどね!

こういう信頼性の高いアーティストって、タイではSilly Fools、Ann、Marshaくらいでしょうか。
わりと寡作な人なんですけど、annもリリースないし(もう留学から戻って来てるみたいですけど)、今タイ音楽界は深刻な「癒し系不足」状態に陥っていると思います。
なので、そろそろ新作をリリースしていただきたいところです。

また明日通勤中に聴こう。

posted by インサック at 23:54| Comment(16) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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