2006年06月30日

Silly Fools解散!!!3

解散を知ってからずっとSilly Foolsのアルバムを聴き返しているのですが、ほんと捨てのないバンドでしたね。
特にMintからは、どの曲にもちゃんと盛り上がりがあり、「おっ」と思わせる工夫があり、かといって頭でっかちにならないエモーションもあり。

彼らの最大の特徴は、じつはメロディーラインだと思います。
彼らにしか(ていうか、たぶんToe君)考えられない何とも言えないライン。
これがKing Sizeではかなりスケールが大きい、かつバリエーションに富んだ音に乗って展開されており、ほんとすごくかっこよくて重厚でおしゃれでテクニカルでエモーショナルでヘヴィーで、素晴らしいバンドだったと思います。惜しい。惜しすぎる。

なんか「Silly Foolsを偲ぶエントリ」がもうちょっと続きそうな勢いですね。

来週はタイに行きます。Silly解散の衝撃をタイ人と分かち合いたいと思います。
posted by インサック at 01:20| Comment(4) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

Silly Fools解散!!!2

piyoさんのエントリ

piyoさんがタイの雑誌プージャッカーン(Manager)誌のインタビューを翻訳されてます。こういう情報、日本にいるとなかなか入って来ないので記帳ですね。ありがとうございます。

Toe脱退の直接的な原因はアルコール飲料のCMに出る・出ないで意見が分かれたことみたいですが、ここに至るまでいろいろあったんでしょうね。
Toeはムスリム(イスラム教徒)で、お酒や暴力的なものに対する抵抗感が強かった、ということでしょうか。
「ウドムガーン」という言葉には、もっといろいろなものが含まれているのかも知れませんが。

でも、Sillyもそうですし、大衆音楽、特に「ロック」と言われる音には、反体制や暴力性という側面もあると思うし、それがこの種の音楽の魅力でもあると思うんですよね。
おれも深夜のディスコでベロベロに酔っ払ってSillyのライヴを見たことがありますが、非常に気持ちよかったですし、すごく感動しました。

Toeはこれからも音楽活動を続けて行くんだと思いますが(「ウドムガーン」にはそういう意味も含まれてると思います)、彼の求道的な気持ちが強すぎて、ポップミュージックとしての魅力がなくならないことを祈ります。
例えるとX-Japan脱退後のTOSHIみたいな感じ?

Sillyの曲のかなりの部分は彼の力による部分が大きいと思うし、スケールの大きい才能を持った人だと思うので、期待してます。
posted by インサック at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

Silly Fools解散!!!

piyoさんのエントリ
fukuさんのエントリ


おれがタイで一番好きなバンド、Silly Foolsが解散するようです。
正確にはヴォーカルのToeが脱退、残りの3人でバンド自体は存続するようですが、今のSilly Foolsはもう存在しなくなることは間違いありません。
今後Toeがソロなり新プロジェクトを始めても、それはSillyではないです。

そりゃあどんなバンドでも解散したらなくなるわけですが、このバンドについてはよけい強く感じます。
日本で言うとルースターズとか、洋楽だとKula Shakerとか、そんな感じかな。

まあこぼれたミルクを嘆いてもしょうがないので、9割がた完成していたという新譜のリリース、新生Silly Fools、Toeの新プロジェクト(これらのいずれもあるかどうか定かではないですが)に期待したいと思います。
Nirvana→Foo Fightersみたいな例もあるしね。

posted by インサック at 23:10| Comment(6) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

FF12→ワンダと巨像→大神

最近ブログの更新頻度が落ちてますが、ゲームにはまっております。
ワンダにしても大神にしても、ゲームとして面白いのはもちろんのこと、クリエイターの志の高さに感動しました。
新しい世界観の提示を、ひとりよがりにならずにエンターテインメントとして成立させる、というのは全ての創作活動に共通するテーマかも知れませんね。

ワンダも大神も、ゼルダの伝説時のオカリナからの影響がかなり感じられます。
やはり宮本茂はすごい人だ。

でもワンダも大神もすごくいいゲームです。
ワンダは「ICO」の制作チームが作ったんだけど、あの質感、巨像のデザイン、思い切ったゲームデザイン、すばらしい。
大神もまた世界観・演出がすばらしいし、それを裏打ちする技術がしっかりあってすごい。墨絵をポリゴンで表現するという発想と、それをすごく高いレベルで実現する技術力、感動です。
特に爆発的に蘇る自然、花の洪水、美しすぎる。

これからのゲームは、ポリゴン数とか巨額の制作費とか、そういうひとつのモノサシの上でどこまで行くか、という方向性より、クリエイティビティーをいかに表現するか、というステージに移って行くような気がします。
大神はMOONのスタッフが関与してるな、絶対。
MOONも良かったな〜。

モノサシの上で勝負しているFF12、中盤まではものすごく良かったんだけど、後半グダグダになりました。
松野泰己の降板が影響してるんだろうな。彼が最後まで作ったFF12をやりたかった。
松野さんは今後どうするんだろ。ミストウォーカーに移籍するのかな。

以上、ゲームおたくのおっさんの独り言でした。ありがとうございました。



ワンダと巨像
大神


posted by インサック at 00:50| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

サンボマスター / 僕と君の全てをロックンロールと呼べ

sambo_3rd.jpg

混沌と技術と情熱が奏でる永遠の刹那。



タイトルでいいこと言おうとして失敗しました。すんません。

サンボマスターのサードアルバム(2006年)。全18曲75分44秒の大作です。
もう1曲目から有り得ない。
万国共通だと思いますが、アルバムの1曲目には「つかみの曲」を持って来ることが多いです。試聴する時はたいがい1曲目から聴き始めるし、リスナー的にも1曲目には特別な意味を期待する部分はあると思います。
1曲目「二人ぼっちの世界」、これは、一見さんをこばむ曲です。「電車男」でサンボを知った人はびっくりすると思います。うるさくて重い曲。
しかしアルバムを通して聴いた後では、この一瞬の感情を75分かけて表現したアルバムの幕開けにはふさわしい曲のように感じます。
このアルバムには18曲入っているのですが、さながら組曲、というか、いろいろなスタイルの音で、いろいろな言葉で、たったひとつの感情を伝えようとしている気がします。
その感情というのは、極めて形而上的なもの(というか、感情とは元来形而上的なものかも知れませんが)なのですが、強いて言えば心が激しく動かされた時の「あの感じ」でしょうか。困難に直面した時、聖的なものに触れた時、愛するものと共に在る時感じるあの高揚感と浮遊感みたいな感覚。

音楽的には、今までの延長線上なのですが、凄みが増してます。何というか、リミッターが解除されたというか。
5曲目「絶望と欲望と男の子と女の子」なんて、今までメジャーからリリースされた録音物で、こんなめちゃくちゃなものはなかったんじゃないでしょうか。
一方で「二つの涙」という曲は超スウィ〜トなソウルを超ロックなリズム隊でやっちゃうし。
しかし、そのような音楽的なスタイルなんて、サンボ(というか山口隆)にとってどうでもいいんでしょう。
スタイルをエモーションが凌駕している。
音楽的には、彼らは何も新しくないわけです。主にロックとソウルで作られた、ちょっとコード進行やテンションの載せ方が大衆音楽としては変わっている、しかしそれすら洋楽では特に珍しくはない。
サンボマスターをサンボマスターたらしめているのは、山口隆のメロディーメイカーとしての才能、プレイヤーとしての基礎体力、そして何よりも過剰な感情なのではないでしょうか。
さっき1曲目を「有り得ない」と言いましたが、「マスに聴かれる(もっと言えば消費される)音楽としては」有り得ない、という意味で、コアなロックとしてはぜんぜんアリです。
このアルバムで山ちゃんが繰り返しシャウトする「ロックンロール!!!!!」という言葉、それはチャック・ベリーから今まで続く「ロックンロール」とは意味合いが違う、というか、同じなんだけど違うんでしょう。

文章がどんどん長くなりますが、おれはこのアルバムが一番好きですね。
「3枚目が最高傑作」というミュージシャンはすごく多いと思うのですが、正直サンボもそうなってしまいそうな予感があります。ここから先ってちょっと想像つかない。



posted by インサック at 23:58| Comment(3) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

Roxy Music / Heart Still Beating

roxy.jpg

観念から始まり、肉体を獲得する軌跡。



Roxy Musicの最後期のライブアルバム。
1982年のラストアルバム「Avalon」リリース後のツアーのようですが、リリースされたのは1990年。
ライブということもあってかなりロック寄り、初期の曲はさすがに入ってないですが、中期〜後期の曲がバランス良く入っていて、ジョン・レノンのカヴァーもありということで、かなりお得感のある内容です。

ロキシー・ミュージックって、音の変化がかなり激しかったバンドだったと思います。
初期のキテレツエレクトロポップ、中期のロック、後期のダンディズム路線、どれも好きなんですが、それはヴォーカルのブライアン・フェリーのセンスなのかな、という気がします。
特に後期はほとんどフェリーのソロプロジェクトと化していた部分もあります。彼のソロアルバムとトーンが全く同じですし。
音楽的には、どんどん「本格的」になっていってたと思いますね。
最初はロンドンのアートスクールの、別に音楽好きというわけでもないちょっと尖った兄ちゃん連中が好き勝手やってたんだけど、どんどん音楽的才能を発揮していき、最後はルネサンス期の宗教画のごとき重厚で荘厳な美を体言してしまった、というか。

今の現役ミュージシャンに直接的な影響は与えていない(ていうか、聴かれていないんでしょう)と思いますが、おそらくJapanやDuran Duranなんかを経由して、今の日本のヴィジュアル系なんかにつながる系譜のかなり上のほうに位置するのかなあ。
そう言えば、最近日本では80年代の香りがするバンドっていないですねえ。ルナシーくらいが最後かな。
もう日本はラップ要素がないと商業音楽として成り立たないのかな。

Roxyみたいなバンドとか、ボウイみたいなヴォーカリストとか、ジミー・ペイジみたいなギタリストとかは、もう難しいんだろうな。
あ、ヘビメタ方面の皆様もつらいですよね。
ヘビメタって日本人のメンタリティには合ってる気がするんだけどなあ、リバイバルがあってもおかしくないと思います。
Roxy的なものは「ナシ」だと思いますが、残念ながら。

posted by インサック at 23:45| Comment(3) | TrackBack(2) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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