2007年03月24日

Matthew Sweet / Girlfriend




やはり名盤と言わざるを得ない。



Matthew Sweetの出世作であり、「名盤」と言われることが多いアルバムです。
オリジナルは1991年リリースですが、この度「Legacy Edition」としてデジタルリマスタリング+ボーナストラック+アウトテイクスという仕様のものが2006年に発売されてたようで、買いなおしてしまいました。

いや〜音がいい。
デジタルリマスタリングってこんなに違うものなのね。

おれはMatthew Sweetが大好きで、このアルバムももちろん好きなんですけど、彼のベストではないと思っました。むしろ「100% Fun」とか「In Reverse」なんかのほうが好きでした。
しかし改めてこの「Girlfriend」を聴くと、やはりこれがMatthewの原点であり、後のスタイルを決定付けたアルバムだなあと思いました。
そう言えばこの人「Austin Powers」っていう映画でバンドで出てたなあ。なんでだろう?





posted by インサック at 14:56| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

矢野顕子 / Super Folk Song




比較不能。



矢野顕子のピアノ弾き語りカヴァーアルバム(1992年)。
矢野顕子は清水ミチコがものまねするほど、記名性が強いというか、ちょっと聴いただけで「あ、矢野顕子」とわかる個性を持った人ですね。
それは他人の曲をカヴァーする時も同様で、本当は矢野顕子が作ったんじゃないか、というくらい血肉化してしまい、音楽家としてすごい力量を持った人なんだなあ、と感心してしまいます。

このアルバムは、矢野顕子の原点とも言うべきピアノ弾き語りで、ピアノと歌以外一切の音は入っていません。彼女はこういうスタイルのアルバムを何枚か出してますが、これが最初だったと思います。
こういうスタイルでアルバム1枚の長さだと、音の起伏に乏しかったりプレイヤーとしてのエゴが出すぎて退屈だったりするんじゃないかと思うんですけど、このアルバムに関してはそういうのは全くなく、聴いてる間中どっかに持っていかれます。音楽のマジックを実感できる奇跡のアルバムですな。

その強い個性から、好き嫌いもあるかなあと思いますが、個人的には稀代のヴォーカリストだと思いますし、ピアノがうまいかどうかを判断できる耳をおれは持ってないのですが、少なくとも矢野顕子のヴォーカルと一緒に鳴る音としては最高のものだと感じます。

一時期矢野顕子を比較的熱心に聴いてた時期があって、GranolaとかLove Lifeくらいの時、ちょうどこのアルバムが出た前後くらいでしょうか。
特にGranolaは大好きだったのですが、なんかだんだん「幸せの伝道師」的な、なんか「幸せであるころ」を強制されているような気になって遠ざかってしまったのですが、久々に聴きなおすと、彼女の音楽はそんな甘っちょろい感傷からは百万光年遠いところで孤高に鳴っていたことを再認識しました。
「ひとつだけ」なんかもいい曲だったな〜。







ラベル:矢野顕子 
posted by インサック at 16:19| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月18日

Dewiq & the Hippies / Hanya Manusia Biasa

dewiq.jpg

インドネシアの女性ロッカーの質の高さは異常。



メリー・グスロウに次ぐ売れっ子作曲家のデウィク、2001年発売のサードアルバムです。
中村あゆみばりの(古い例えだ!)のハスキーヴォイス、メリハリの効いたアレンジ、鬼気迫るシャウト、王道かつかなりハイレベルのロックミュージックとなっております。
面構えもこのように根性すわった感じです。

dewiq_2.jpg

しかしインドネシアには優れた女性ロックミュージシャンが多いですな。メリー、CokelatのヴォーカルKikan、Ratuもロックの範疇だと思います。
おれの偏見かも知れませんが、「ロック」という音楽ジャンルって、基本的に男がやるもんだと思うんですよね。
世界的に見ても、例えば米国の女性ロックミュージシャンって、古くはジャニス・ジョプリン、最近(でもないが)だとコートニー・ラブとかくらいしか思いつきません。
日本でも椎名林檎くらいかなあ。

デウィクの話に戻りますが、この人がどんなアーティストに曲提供しているのかよく知らないんですが、「どんな注文にも応じる職業作曲家」と言うよりも、自分のヴォーカルに合った、自分でやるための音楽を作る人、という印象がありますね。
デウィク以外の人が彼女の曲をどんな風に歌っているのか、一度聴いてみたいと思います。
もう意識せず聴いてしまってるのかも知れませんが。


posted by インサック at 19:04| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月11日

椎名林檎×斉藤ネコ / 平成風俗

heisei_fuzoku.jpg

また変わった。



椎名林檎が斉藤ネコ氏のオーケストラアレンジで新曲半分、既発表曲半分で制作したアルバム(2007年)。
映画「さくらん」のサウンドトラック的な側面もあるようです。

椎名林檎さんは、以前から和風なテイストやジャズやオーケストラ的なアレンジの曲もやってましたので、そんな違和感はなく聴けました。
歌がさらにうまくなってますね。シャウトの発声がちょっと変わって、以前の無機質っぽい歌い方からよりエモーショナルな、いい意味で「荒い」ヴォーカルになってます。
これがゴージャスなバックのと絶妙なコントラストになっていて、非常にスリリングな音になってます。

林檎は、ソロではめっちゃロックなファーストからどんどん音楽的に複雑になって行き、3枚目の「加爾基精液栗ノ花」ではかなり難解なアレンジが炸裂しており、「売れ線」とはお世辞にも言える音ではありませんでした。タイトルからして売る気があるとは思えませんし。
で、東京事変でまたロックの衝動に立ち返り、今度は「ロック」を突き詰めた音を出していたように思います。
東京事変で2枚のアルバムを発表し、このアルバムは2回目の「加爾基精液栗ノ花」のような気もしますね。そのくらいアレンジの密度が高い。
オーケストラやビッグバンドなアレンジが基本なのですが、曲によっては打ち込みバリバリのアシッドなものもありますし、既発表曲もガラっと違うアレンジになってますし、単なる企画モノではないし、既存曲で手を抜いたアルバムでもなく、「ポップさ」も失わず、ゴージャスでおしゃれな「非バンド」な音楽のかっこよさを存分に盛り込み、しかも林檎が持つクレイジーさもがっつり入っているという、林檎のニューアルバムとしてちゃんとしている、いいアルバムだと思います。




posted by インサック at 15:06| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

Ki Kiratra / White

ki_kiratra.jpg

素晴らしいです。


eThaiCDで「元Project H」と紹介されていたので、DOJO CITYの思い出が今でも忘れられないDOJOゾンビの私はつい注文していまいました(2007年)。
入手してから気付いたのですが、このKiさんはProject Hではなくniece!の人でした。
niece!は2000年にBTSの開通とともに発売されたアルバムを最後に消息を絶っていた、ていうか彼女たちや前出のProject H、Triumphs Kingdomなどが所属していたベーカリーミュージックのアイドルレーベル、おれが愛してやまないDOJO CITY自体が消滅しているのですが。
その後TKのBoがソロデビューしたり、Joiceがクスリでパクられたり、2年くらい前にタイの雑誌でDOJO特集が組まれたり(←このへん記憶があいまい)という情報が時々あるくらいで、タイのおしゃれ女性ヴォーカルはsmallroomやmonotone周辺、またRSの一部のシンガーが担っているような状況でした。

で、Kiちゃん、Niece!から7年の時を経てたいそう大人っぽく…おっとよく見るとルックスそんな変わっていないような。いわゆる「ファラン好き」する顔立ちですね。
さすがに着てる服は大人っぽくなってますが。Niece!の時は、普通にタイの10代のコが着てるようなTシャツだったからな。

このアルバムはsmallroomプロデュース、スウェディッシュポップっぽくもアコースティックなセンスのいい音でまとめられており、それでいて遊び心もひそかにちりばめられている、誠に心地よくもポップなアルバムになっています。
Kiのヴォーカルも…ってこっちはあんまりうまくなってませんね。
でも、DOJOの良さって、歌がへたくそな女性ヴォーカルとセンスのいい音のコントラストだったと思うので、個人的にはまったく問題ありません。

smallroomは、確かコンピのシリーズを出していて、その2枚目がけっこう売れたはず。おれも持ってますが。
それ以来タイでは「おしゃれな音楽制作チーム」としてそれなりの地位を築いてます。たぶん。
で、このKiのアルバムを聴いて感じたのですが、こういうそんなに歌うまくない女性ヴォーカルにはsamllroomのセンスってすごく会うなあ、と。
例えば歌がうまい甘〜い声の男性ヴォーカルがこの手の音に乗ると、ちょっと違和感あるんですよね、個人的には。ていうか、甘い男性ヴォーカルが苦手です。タイにはたくさんありますが。

DOJO CITYの音(というか、プロデューサーだったZomkiatの音?)にも同様の効果があったのですが、DOJOのほうが下世話でしたね。smallroomは「清潔すぎる」というか、音楽センスがいい人、正確に言うと「センスがいい」と世間で言われている音楽を「好き」、ということによって自分のスタンスを他人にアピールする人、早く言うとスノッブな人たちしかターゲットにしてない印象を受けるのですが、DOJOの場合はタイ全国津々浦々、イサーンの田舎でもガンガン聴こえて来る(実際TKの絶頂時はそんな状況だったんだと思います)ことも想定しているというか、そういう強靭さを持っていたような気がしますね。

でもこのアルバムは、そんなsmallroomのセンスがバッチリはまって、非常に気持ちいい感じに仕上がってます。なんか買ってからずっと聴いてます。


posted by インサック at 13:48| Comment(3) | TrackBack(1) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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