2007年07月31日

Four+Mod / Wooo!

fourmod_wooo.jpg

おそれいりました。



Four+Mod、順調に3枚目のリリースです(2007年)。
なんかどんどんケバくなりますな。
まあ今回はリードナンバーの「デック・ミー・パンハー」(直訳すると「問題のある子供」)がヴィジュアルのテーマみたいなので、ちょっと遊んでる子みたいなイメージなんでしょうね。
ま、ちょっとキツい感じがします(笑)。

で、音のほうですが、これが非常に面白い。
今までの彼女たちって、ほんとアイドル一直線で、それは今作も変わらないのですが、今まではアイドルポップスの研究資料として(笑)客観的に聴いてた感じだったのですが、今回は思わず聴き入ってしまいました。
アイドルポップスとして完璧なだけでなく、アレンジの小技、盛り上げるコード進行とメロディーライン、もう匠の技の域に達してます。
スローナンバーだけどラップ入り、とか、渋めのサックスから入ってベッタベタのアイドルポップスとか。
最後のボーナストラックは、曲調がどんどん入れ替わって、途中でマイケル・ジャクソンのビリー・ジーンのリフが出てきたりと、これでもかとアイデアを盛り込みつつもアイドルポップとして成立しているという、長年アイドル路線を推進してきたRSだからこそ成せる業、という感じでしょうか。 
最近RSは5~6曲入りのミニアルバムを積極的にリリースしていますが、これが功を奏しているのかも知れませんね。制作サイドも、そんなホイホイいい曲書けないしね。

そもそもアイドルポップスにはポピュラーミュージックの秘密が潜んでいる、というか、本当に素晴らしく感動するほどの大名曲って、実はこういう、所謂「音楽好き」が馬鹿にするようなアイドルポップから産まれてくるような気がするんですよね。
例えばモータウンの女性コーラスグループ、シュープリームスとかロネッツなんかも元はアイドルみたいなもんじゃないですか。でも「恋はあせらず」とか「Be My Baby」とか、もうまごうことなきポップの名曲ですよね。
「デック・ミー・パンハー」は、そんな系譜に連なる曲だと思います。ほめ過ぎか?

5曲目は「わさび」という曲名で、日本語ラップが入ってます。
クレジットを見るとTomo, Kenta,Milaという人たちがやってるみたいなんですが、もし日本人だったら、日本でまじめにラップをやってる人にあやまって欲しいです。
MAFのDJ MAがやればよかったのに…
そういえばMAFって何やってるんでしょうね。もうないんだろうな。
こうやって面白い人が理由もなく消えて行くタイポップス界、諸行無常
です。
まあ日本も同じか。松田樹理亜(字はうる覚え)とか。



日本ロケ敢行の、ハッピーなPV。かなり無許可で撮影しているような…
まあマイペンライですか。
タイトルでいきなりリングトーン(いわゆる着メロ)の案内が出てます。最近はCDの裏にも思いっきり書いてありますし、いよいよ本格的に携帯コンテンツ市場が立ち上がっているのかなあ。



posted by インサック at 02:52| バンコク ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

Lydia / Inside Out

lydia_insideout.jpg

素晴らしい。そしてもったいない。



タイの天才シンガーLydiaのニューアルバムです(2007年)。
これはすごいです。
思えばデビューアルバムにも度肝を抜かれましたし、その後の19は編集盤的なものでしたが、新曲も良かったです。
しかし、このミニアルバムがすごいのは1曲目「Rawang Rao Kue Arai」が良すぎる。
他の曲も悪くはない、というか今までの楽曲に匹敵するクオリティの高さを誇っているし、むしろ洋楽的に洗練されていて、ファルセットを多用するLydiaの歌唱も冴え渡っています。

しかし、この1曲目のリディアのヴォーカルは、今まで天賦の才で余裕で歌いこなしていた彼女が、初めて感情を露に出して歌っています。
もちろん、それすらテクニックの一つとも言えるわけですが、「うまいな〜、気持ちいいな〜」と聞きほれていたら、いきなり近寄られて腕をつかまれたような、軽いショックを覚えました。

元々地力があるうえに、絶妙なファルセット使いと歌い終わりの鼻歌っぽいフェイクという技に加え「エモーション」という武器まで獲得し、もうほぼ無敵になったLydiaですが、留学するという話を以前どこかで見かけたのですが、それが本当なら当分リリースはないということですね。残念。
こんなにミューズに愛されているんだから、留学なんかせずに音楽一筋で行ってほしいですけどね。
でもこの人いいとこのお嬢さんなんですよね。タイでは止むを得ないか…

ところでインナーが写真満載でアイドル扱いなんですが、この人そういうスタンスだったんでしたっけ?まあぶさいくではないと思いますけど…


Lydiaのヴォーカルが冴え渡る圧巻の曲、Rawang Rao Kue Arai。
ぜひ聴いてみてください。











posted by インサック at 23:05| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

Astrid / Jadikan Aku Yang ke 2

astrid.jpg

ビョークに一番近い人。



尻さんのブログで知って気になっていたアストリッドのCDを聴いてみました(2006年)。

毎度ながらインドネシアポップスの質の高さには驚かされます。
1曲目のタイトル曲は「馬鹿馬鹿しくない」ポップチューン。
その後の曲も、かなりしっかり作りこまれている佳作揃いです。
どっちかというとアーティスティックというか、派手さはないけど奥行きや重層的な深みがある音作りです。

アルバムの前半はColdplayとかLinkin parkを連想させる音なのですが、後半になるに従ってどんどんアレンジがどんどん地味になり、ヴォーカルがどんどんBjorkに似てきます。
ちょっと前のBjorkのレビューで「唯一無二のアーティスト」という表現をしましたが、歌い方についてはこのアストリッドはかなり近い。
もちろん音は全然違いますし、アストリッド本人も似と思っているわけではないと思いますが、この微妙な音程のゆらぎ、悲しげ、かつエモーショナルなニュアンスは、ビョークと彼女にしか出せない「味」ではないでしょうか。
何となく戸川純も連想させるような…

アルバム1枚通して聴くと、1曲目のポップチューンが浮いて感じるほど重厚な印象を与えるアルバムですが、曲の持つ力、またアストリッドのヴォーカルの吸引力で聴かずにはいられない魔力を感じます。

問題の1曲目のPV。他にもけっこうアップされてました。相当ヒットしたんでしょうね。



posted by インサック at 23:00| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

Alexandra Bounxouei / Leum Saa

alexandra.jpg

がんばってます。



ラオスで最も有名なアーティストらしい、アレクサンドラ(Alexandra Thidavanh Bounxouei)の2枚目のアルバムだそうです。2003年の「J-ASEAN POPS」というイベントに出演してて、そこでステージを見たことがあります。
1987年ブルガリア生まれラオス育ち、悪そうな奴は大体友達だそうです。
ステージを見た時の記憶はもはやおぼろげなのですが、たいそう美人だったのとヴァイオリンを弾いていたのを覚えています。

で、このアルバムですが、さすがラオスいろいろクオリティ低い。
ジャケ写がピンボケだったり印刷自体の質が悪かったり。
カラー印刷のクオリティって、その国の経済レベルをけっこう象徴してる感じがしますね。インドとか、あんなにITで発展しているイメージありますけど、カラー印刷は版ずれしまくりですし。あとボールペンも質が悪い。
このへんひょっとしてビジネスチャンスかも?

まあ印刷はいいとして、音も録音技術とかそういう意味ではけしてレベル高くはないです。ていうかラオスで録音してないんじゃないでしょうか?ラオスにちゃんとしたスタジオやCDの生産設備があるとは思えないし。
1曲目は、全体的には「垢抜けないルークトゥン」という感じですが、なぜか途中からラテンになったり、アレキサンドラのヴァイオリンソロが入ったりして、なんかカオスな感じ。
ちなみにヴァイオリンはあまりうまくないです。
(おれは3歳からヴァイオリンをやっていたので、ヴァイオリンの良し悪しはちょっとわかるのです)

2曲目からはいわゆるタイポップスのフォーマットなのですが、1曲目のカオス感は続きます。
なんというか、機材のハンデをアイデアとやみくもな勢いで凌駕しているというか。
まあ全体的に素人っぽくかつやりすぎなのですが、アレクサンドラがヴァイオリンはさておき歌がけっこううまい、というか、天性の華があるので、結果的に聴いててすごく面白いというか飽きないんですね。

しかしラオスのポップシーンって存在するのでしょうか。
以前ヴィエンチャンに行った時は、大衆文化はほとんどタイに席捲されていた感じでしたが…

と思ってyoutubeで検索したら、けっこうたくさん動画があって、コメントもけっこうついててびっくりしました。
ラオポップ恐るべし。

↓Eyes on me(原曲はFaye wong。FFのアレです)をラオス語で歌うアレクサンドラ。




posted by インサック at 22:52| バンコク ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

Krisdayanti / Krisdayanti

KD_KD.jpg

セルフタイトル来ました!!



インドネシアを代表する女性シンガー、クリスダヤンティの、「Cahaya」(2004年)に続く最新アルバム(2007年)。
前作からやや間が空いてしまいましたが、今回は自分の名前をアルバムタイトルにしています。
一般に、アーティストがセルフタイトルのアルバムを出す場合は、自分の表現のコアになるような、本質的な内容になる場合が多いように思いますし、アーティスト側にとっても自信作なんでしょう。
1987年に12歳でデビューし、20年のキャリアを持つ彼女が、今セルフタイトルをリリースするということは、やはり会心の作品なんだろうな、と思って聴きました。

結論から言うと、おれが今まで聴いた彼女のアルバムの中では、間違いなく最高傑作だと思います。
ポップミュージックの制作における、全ての点で非常に水準が高い。
ベテランなのに保守的ではなく、でもラディカル過ぎて大衆音楽の枠をはみ出ることはなく、むしろベタはベタで思いっきりやってます。バラードとか。
元々非常にエモーショナルな歌い方をする人で、ともすればちょっとくどく感じることもあるのですが、今回はいい意味で抑制されているし、少し先鋭的なアレンジと非常に相性いいです。

プロデュースはAnto Hoed & Melly。さすがMelly、ほんとに天才。
作曲陣も、Melly、旦那のAnangはもちろんDewiq、ヒットメーカーIndra Lesmana、作詞にSheila Majidと豪華な布陣。
通常Mellyの曲が一番いのですが(笑)、今回はAnang作曲の1曲目「Bidadri」と最終曲「Setia Pada Satu Cinta」が出色でした。
恐るべしインドネシアポップ。
こういう、その国の音楽センスの底力を体現するのは、やはりKDのような歌い手さんなんでしょうね。
インドネシアポップスのショーケースであり、最高水準を示す作品だと思います。

Bidadari
絵と音が合ってませんが(笑)

posted by インサック at 02:40| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

Camelia / Mysticam

camelia.jpg

違ってたけど、まあいいや。



アジアのポップスを聴き始めた時、タイのSilly FoolsMr. Team、インドネシアのAndienMellyなんかと同時にマレーシアのCameliaという女性シンガーのアルバムにたいそう感銘を受けました。
そこから現在に至ってこんなブログを細々続けるに至るのですが、おれにとってCameliaという人は、アジアポップスの魅惑の扉を開けてくれた、優れたアーティストの一人であるわけです。
残念ながら2001年以降、作品を発表していないようで「また活動しないのかなあ…」と思っていたのですが、ある日Wanitaを見ると「Camelia」の文字が!!!
ジャケットに「こんなダダみたいな顔だったっけ?」と違和感を感じながら購入したのですが、やっぱり別人でした…
ああ、あのCameliaの声はもう聴けないのか…とがっかりしつつ、せっかく買ったんで一応聴いてみると、これがけっこういい。
DJ Gabrielという人とCameliaの共同プロデュースになっているのですが、DJだけあってクラブっぽい。
一方で、ちゃんとポップミュージックのフォーマットは守ってて、クラブっぽい音でありながら、レゲエあり(こういうのダブって言うんでしたっけ)トロピカルありで、基本的に「歌もの」を外していないという、割とおれ好みの音作りでした。

マレーシアのポップスって、「時代の半歩後を行く」音作りが特徴だと思っていて、それがまたおれに取っては魅力なんですけど、このアルバムも「最先端のクラブミュージックの半歩後」っていう感じです。でもそれが安心して聴けるというか、何と言うか、Chemical BrothersとかDaft Punkとかって聴いてて疲れるじゃないですか?おれだけか?

最後に「CLUB MIX」と銘打たれたリミックスが2曲入っているのですが、こちらはモロにクラブの音。このままフロアで流しても違和感ないと思います。ってクラブ的なところには15年ほど足を踏み入れていませんが。
もうDJがプレイの途中でトイレにでも行ったのか、というほど延々繰り返すシークエンス。こういう単純な反復ビートって中毒になりますよね。
日本ではクラブなんざこっ恥ずかしくて行けませんが、今度タイに行った時にでも行ってみようかな…Dance Feverとか。クラブじゃないですが(笑)。

Jari Jemari
動画だとダダっぽくないです。



posted by インサック at 02:15| バンコク ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | マレーシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

m-flo / Cosmicolor

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う〜ん今回はどうなんでしょうねえ?



Astromantic」、「Beat Space Nine」に続く「m-flo loves Who?」最新作にして三部作の最後を飾るアルバムです。

「Astromantic」「Beat Space Nine」は両方とも非常に好きだしすごいアルバムだと思ったのですが、今回は正直言ってどうかと思いました。
なんか前2枚の焼き直しな感じがします。
トラック的には「あと1〜2チャンネル足りない」というか、ベースだけ作って、一番上に乗っけるべき「花形」の音がない感じがするんですよね。ミックス間違えたんちゃう?みたいな。
後、楽曲があまりにも「m-flo」でありすぎて、コラボしているヴォーカリストに合ってないというか。
もちろん過去2枚でも、ものすごくm-floの記名性がある音だったのですが、記名性がありつつ参加アーティストの個性も考慮したサウンドプロダクションもしてたと思うんですよね。
まあこのへんは参加アーティストの資質もあるかな。
倖田來未とかBONNIE PINKとかはねえ、やっぱりね…
そういう意味では、m-flo専属ヴォーカリストとも言える日之内エミとかryohei、melody.なんかはばっちりですね。
あと、タイのラップグループThaitaniumが参加しているのですが、ここはベタにタイ語ラップやって欲しかった。お約束でしょう。

このアルバムを聴いた後LISA時代のベストを聴いたらものすごくかっこよく聴こえました。やっぱLISAかなあ…
posted by インサック at 14:55| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

佐野元春 / Coyote

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ロックは若者のためだけの音楽ではない。



佐野元春のニューアルバム(2007年)。
メジャーレーベルを離れ、自身のレーベルから出すアルバムとしては、前作「The Sun」(2004年)以来となります。
「The Sun」も良かったけど、近作はそれ以上にいいです。
元春と言えば、一般には「Somedayの人」「約束の橋の人」みたいなイメージかも知れないし、メジャーレーベルのプレゼンスが下がっているとは言え、活動歴の長いミュージシャンがインディーで作品を出すというのは何となく「都落ち」的な印象を与えるのかも知れませんが、正直言って今の元春の音楽のクオリティは、彼のキャリアの中でも何回目かのピークを迎えていると言っても過言ではないと思います。
元春も今年で51歳ですが、つくづくロックはもはや若者だけの音楽ではないと思いました。
ロックの始まりを1954年の「Rock Around the Clock」だとすれば、ロックは既に53年の歴史を持っているわけで、当時ロックンロールに狂喜していたティーンエイジャーは、もう還暦を越えているわけです。
かくいう私もロック的な音楽を聴き始めてかれこれ20年以上になりますが、「年を取ったらクラシックやジャズとか聴いているのかな〜」と思ったらそんなこと全然ないわけです。多少ゆったりめな音楽(ボサノヴァとか)は聴くようになりましたが。
周りを見ても、ジャズが好きな奴は若い時からジャズ好きですし、クラシックもしかり。やはり三つ子の魂百までで、好きな音楽というのはそうそう変わらないんだと思います。
なので、おれはこれからも所謂「ロック」を聴き続けるんだと思います。

そういう意味で、元春は今でも間違いなく「ロック」だと思いますし、世界と向き合って音を鳴らしていると感じます。
今作も、彼の長いキャリアを経てこその本格的ロックサウンドであり、普遍的なロックミュージックであり、けしてノスタルジアや過去の再生産ではありません。
メインテーマである「コヨーテ、海へ」を筆頭に名曲が多いですし、疾走感あふれるパワーナンバーも多いし、今回のバンドメンバーの力だと思うんですけど、スローナンバーでもグルーヴが途切れない。
もちろんポップであることを忘れてはいない。

そんなアルバムです。佐野元春を聴いたことのない人でも、きっと気に入ると思います。
posted by インサック at 23:30| バンコク ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Bjork / Volta

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久々のこの感じ。



ビョークのニューアルバムです(2007年)。
Vespertine(2001年)、Medulla(2004年)と内省的な作品が続いた彼女ですが、今回はHomogenic(1997年)に近い路線でありながら、ゲストが多いせいか、バラエティ豊かな音になってます。
実際、前2作の「地味期」音もけっこうあるんですが、メジャー感があるというか、聴いててそんな地味な感じはなくて、むしろポップに聴こえる印象。
おれとしては、Homogenicの「電子音の海で暴れる天然記念物」みたいな感じがすごく好きだったのですが、このアルバムの全体的な印象としてはそれとかなり近いです。

いずれにせよ、こんな音、こんなヴォーカル、ビョーク以外には作れないし表現できないと思います。
きれいなハーモニーやわかりやすいサビとは一切無縁の音。
ハイクオリティなリズムと音色の上に、ビョークの感情丸出しの声が載り、まあ普通に考えるとおよそポップミュージックの範疇には入らないフォーマットなんですが、聴くとえも言われぬポップさを感じざるを得ないという、本当に唯一無二のアーティストだと思います。
アートワークも、今回もやはりぶっちぎってますし。

リリースの間隔がやや遅い感じはありますが、アルバムが出る度に聞いてしまう、聴かざるを得ない、おれにとってはそんな感じの人でしょうか。
posted by インサック at 17:18| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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