2008年04月26日

Perfume「GAME」に関するいろいろ

「GAME」発売以来ずっと聴いてます。飽きない。
この世界観から離れるのが怖くて、逆に他の音楽が聴けない状態になってます。恐るべし。
セールス的にも初週で15万枚売り上げ、オリコンウィークリーでも1位と盛り上がっております。
雑誌のインタビューにも最近頻繁に登場していますが、けっこう読んでます。
この感覚は、若い頃音楽雑誌(ロッキングオン系とか)でPaul wellerやElvis Costelloのインタビューを読んでた時と全く一緒です。
こんなすごい音楽が、どういうプロセスで生まれて来たのか、やってる人たちはどういう意図でここにたどり着いたのかを知りたくてたまらないという。

ブロゴスフィア(笑)でもいろいろな意見が書かれていて、興味深いです。

中でも面白かったのは下記。

深町秋生の新人日記「Perfumeの「GAME」とその魅力」


ACID TANK「Perfume GAME の失敗」

上記に対する反論というか意見
想像力はベッドルームと路上から 「「Perfume『GAME』は失敗した」とか言ってる人って、単に「エレクトロ」が苦手なだけなんじゃないの?」

さらに反論
ACID TANK「続 Perfume GAME の失敗」


これも別の意味で面白かった。「かしゆかストーン」(笑)
空中キャンプ「GAME / Perfume」

否定的意見としては「ピコピコブス」とか、不覚にも爆笑してしまいました。

これだけ多様な意見が出るのもPerfumeらしいなあ、と思うのですが、要はPerfumeをどういう文脈で見ているか、というのが人によって違うんだろうなあ、と思います。

アイドルとして捉えている人はAKB48やしょこたんと比較するだろうし、中田ヤスタカの仕事の一環と思っている人はCapsuleやコルテモニカと比較するだろうし、テクノな人たちはDaft PnkやJusticeのパクリだと感じるんだろうし。

おれのスタンスとしては、単純に音楽として素晴らしいと思います。3人の愛すべきキャラクターやめくるめくダンスパフォーマンス、それらをあますことなくパッケージしてあるPV等も彼女たちの魅力の重要な要素ですが、何よりもまず音楽(ヴォーカルも含め)素晴らしいことが一番重要。
ではプロデューサーである中田ヤスタカの功績かというと、100%中田さんのおかげ、ということでもないと思います。
彼の別プロジェクトや他プロデュース作品とPerfumeには決定的な違いがあります。それはPerfumeが歌っているか否か。
まあ当たり前なのですが、要は、中田さんは3人の声質や資質を考慮して音を作る時に最も才能を発揮するんじゃないかと思うのです。
また、Perfume向けの曲を作る中で、中田さん自身が進化しているのではないかと。
だから、ひょっとしたらCapsuleの次のアルバムは「GAME」より凄いのかも知れないです(笑)。

また、「アイドルの枠を超えた」みたいな表現もありますが、それって「アイドルの曲は一般にクオリティ低いけど、Perfumeの曲はクオリティ高い」という意味ですよね?アイドルポップスってそんなにレベル低いですかね?よく知らないけど。
例えば中島美嘉とかも、アーティストっぽいイメージを前面に出してますけど、実質アイドルですよね?
宇多田ヒカルですら、アイドル的な側面を持っているような気がします。
なので、「アイドルにしては」という言い方は、個人的にはしっくり来ないです。

あと「テクノ」とも形容されてますが(本人たちも言ってますが)、Perfumeの音自体はむしろハウス/エレクトロニカに近く、全体的な印象はYMOを始祖とし、Fairchildくらいまで続いていた日本発の音楽ジャンル「テクノポップ」のDNAを色濃く感じます。
ていうか、音的には正直そこまで「過激」ではないですよね。
発売前はもっとアヴァンギャルドな方向、YMOで言えば「BGM」くらいぶっちぎってくるかと思ってましたが(10分くらいのインストとか)、中田さんはギリギリ「ポップス」のフィールドに収まるところを狙ってきました。

他にも苦節8年の下積みドラマとか、深読みできる情報はたくさんあるのですが、根本にあるのは、この神がかり的な、危険なほどの中毒性を持つ音楽だと思います。
このアルバム、ロングセラーになって100万枚いくと思います。

posted by インサック at 18:22| バンコク ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月19日

Perfume / GAME

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良すぎる。もう死ぬ。



Perfume待望のセカンドアルバム(2008年)。
オリコンでは、ゆずやHYと言った大御所に大差をつけて1位、Amazonでは1位のうえに売り切れ、2位はファーストアルバム「Complete Best」ということで、なんか売れまくってます。
しかし、それもこのアルバムの内容からして当然というか、とにかくめちゃくちゃいいです!!!!
12曲中既発表曲が5曲ということで、新鮮味に欠けるかな?と思っていたのですが、シングルを集めたとは思えないほどのアルバムとしての統一感があって、何回も聴いたはずの曲が新鮮に聞こえます。
新曲群がまた超絶名曲揃いで、既発表曲にない要素を補って、それでアルバムとして完成している感じ。
まるでこのアルバムが先に完成していて、そこからシングルカットしていったかのようです。
新曲群は予想通りテクノ・ハウスに振れ切ったラディカルな曲もあるのですが、Baby cruising Loveのようなコンサバな曲と合わせて聴くとちょうどいい感じですね。
最終曲の「Puppy Love」は、切なさと希望をまとった疾走感あふれるポップでありロックンロールでありテクノでもある。
そしてそのスピード感故に、また最初からアルバムを聴きたくなってしまいます。この中毒感はやばい。止まらない。

「テクノポップ」と形容されることが多い(自分たちでも言ってるけど)ですが、テクノポップと言うよりも、所謂エレクトロポップの歴史、YMOから80年代のニューロマンティック〜New OrderからNine Inch Nails経由Daft Punkまでを内包した音になっていると思います。
30代以上のおっさんからの支持が多いのも、そういうことなんでしょう。
というか、もう明らかにテクノではないですね。
もともと「テクノ」って、あまり一般には知られていないというか、テクノ村の村民だけで盛り上がっているようなジャンル(村長はリチャード・ジェイムスか?)なのですが、今回のアルバムはテクノだとかアイドルだとかJ-POPだとかは関係なく、世界レベルで総合1位な感じです。実際この音って、欧米でもかなり受けるんじゃないでしょうか?

特にJ-POPにおいて、このような音は長らく登場していなかった(
POLYSICSくらいでしょうか)ですし、「売れ線」とは言い難い音ですが、安易に走らず、クオリティをつきつめることでこのブレイクを実現した中田ヤスタカはすげえ奴だと思います。
中田さんにとっても、Perfumeという形態での音が一番かっこいいと思います。つんくとモー娘。みたいな構図かな。
中田さんの曲・アレンジは、Perfumeの3人が歌う時が一番映えるんじゃないでしょうか。
バンプのエピゴーネンと説教くさいラップと一山いくらのR&Bディーバに席巻されているJ-POP界に、クオリティで勝負して勝つという、本当に痛快なアルバムです。

とにかく、とてもとても素晴らしいアルバムです。
テクノ云々ではなく、音楽を愛する全ての人に聴いてもらいたい。

あと、初回限定版のDVDの「マカロニ」のPVの3人別々のヴァージョン、これはやばい。かわいすぎ。せつなすぎ。愛おしすぎ。
おれが10代だったら、かしゆかと付き合う方法を真剣に考えたと思います。
Perfumeのメンバーって、写真写りはいまいちなんですが、動いてると本っ当にかわいいです。




その「マカロニ」の振り付けはこんな感じ。
頭の上でマカロニを作るのがいいっすね。



posted by インサック at 01:26| バンコク ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

Rihanna / Good Girl Gone Bad

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黒くない。



たまには普通に流行っている洋楽でも聴いてみようと、聴いてみました今をときめくリアーナのサードアルバム(2006年)。
1st、2ndもそれなりに売れたみたいですけど、このアルバムからのシングル「Umbrella feat. JAY-Z」は、去年所用でハワイに行ったのですが、3日間の滞在で10回以上聴いたと思います。今は「Don't Stop The Music」がめちゃめちゃ売れてますよね。

仏領バルバドス出身の20歳、JAY-ZやNE-YOなどのヒップホップの重鎮が参加していることから、音的にはまっくろくろすけかと思いきや、そうでもない。
大ヒットした「Umbrella feat. JAY-Z」からして、初めて聴いた時は白人かと思いましたし(おれが黒人音楽に疎いというのもあるでしょうが)、「Don't Stop The Music」もなんんかふた昔前のディスコミュージックという趣。
全体的には黒人音楽的な曲も1/3くらいはあるのですが、何となく「5年〜10年古い」という感じ。
もっと古い感じ、例えば70年代のソウルっぽかったりすると逆にcoolだったりするのかも知れませんが、現在一番「ダサイ」と感じるテイストの音のように感じました。
でも、そういうどんくささが、黒人音楽を好まない層にもアピールした結果、大ヒットにつながったような気もしますね。

あと、たぶん黒人的価値観からすると、この子すげえかわいくてセクシーなんじゃないでしょうか。お尻が大きいところなんて特に。


大ヒット曲であり、PVの出来も秀逸な「Umbrella feat. JAY-Z」。
Universalによってyoutubeに載った「公式」バージョンはなんと3,500万ビュー!!


posted by インサック at 22:33| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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