2008年11月29日

Capsule / MORE! MORE! MORE!

MORE! MORE! MORE!(初回生産限定)(DVD付)
MORE! MORE! MORE!(初回生産限定)(DVD付)capsule

おすすめ平均
starsもわもわもわ
starsコレはイイ!‥爽快感もバッチリ!
stars今の音楽
starsカッコいいっす。
stars最高っ

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遠慮ねえ〜。



Perfumeのついでに初めてアルバム通して聴いてみました、中田ヤスタカのユニットCapsule(2008年)。

聴いて改めて思ったのですが、ヤスタカってPerfumeの曲は「あの3人が歌う」(=アイドルポップスということかも知れませんが)とか、「一般性を持たせる」いうこと、言い換えれば「売れ線」を意識して作ってるんだな〜と感じました。

というのは、このアルバムの音は、所謂フロア向けの音として相当振り切った感じで作られていて、Perfumeの曲としては成り立たないくらいにエッジが立ってます。
Perfumeの楽曲の中でも「過激」と言われている「GAME」や「Edge」も、これに較べればかなりマーケットを考慮して作られているような気がします。

ではこのアルバムがノイズだらけの、XXXをキメて聴くと最高!みたいなアシッドでドラッギーなものかと言うと、全くそうではなく、音楽的な冒険もしつつポップスとしても成り立つわかりやすさも備えた、かなりいい感じの音になってます。まあノイズだらけではありますが。
いわゆる「売れ線」の音では全くないのですが、でもこのアルバムは今週のオリコンランキング6位ですから、売れているのです。
これがヤスタカ言うところの「ポップスを作る」ということなのか!!恐るべし。

過去のCapsuleは、いかにかっこいい音(アレンジ的・音響的に)を鳴らすか、というところに焦点がいってて、メロディーやとっつきやすさは2の次だったような印象があるのですが、今作は日本語詩も多く(歌詞カードは付いてないのですが)、かなりわかりやすくなっていると思います。
これは、ヤスタカ氏がPerfumeを筆頭にアイドル関連の仕事をしていく中で獲得したポピュラリティであり、彼の元々の資質ではなかったのかも知れません。
こしじまとしこさんのヴォーカルも、Perfumeにはないクールさがあってかっこいいです。うますぎないのがいいですね。
そもそもテクノに高い歌唱力ってそぐわない気がしますね。YMOの印象が強いからそう思うのかな?

YMOと言えば、ヤスタカの音作りにはYMO、特に坂本龍一の影響を感じます。リズム的にはNew Order的な冷徹さも感じますね。
そういう、テクノと言うよりも(死語だけど)「ニューウェーヴ」と言ったほうがイメージ近いですけど、の歴史の最先端にいるのがヤスタカなのかなあ、という気がします。
ヤスタカ自身も影響されているDigitalismやUnderworldなんかは、進化の方向性としては袋小路に入っちゃってる気がするんですよね。
ガラパゴスの動物みたいに、ある特定の環境でしか意味がない、みたいな。
だから、ヤスタカがDigitalismからアレンジを引用しても、その意味は全く違うと思います。
これは、たった今ポップスに「なった」2008年のニューウェーヴです。


3曲目「JUMPER」。
この曲までの3曲の流れは神。

posted by インサック at 17:14| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

Perfume / Dream Fighter

Dream Fighter(初回限定盤)
Dream Fighter(初回限定盤)Perfume 中田ヤスタカ

おすすめ平均
stars『願い』について
stars何回も、聴き込みたいです。
stars素晴らしい。。
starsあえてパズルのワンピースを残した曲
starsまたヘビーローテーション確実です

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祝紅白。



たぶん紅白歌合戦ではこの曲をやるんではないでしょうか、Perfumeのニューシングル(2008年)。

一聴するとベタなアップテンポの曲ですが、今回も中田あ
ヤスタカの細かいアレンジが冴え渡っていて、聴く度に新たな発見があります。
例えば、Aメロの1回目のベースは普通の音色で八分でルートを弾いていますが、2回目はおなじみのシンセベースだったり、サビは同じコード進行が2回繰り返される構造ですが、歌詞の意味の切れ目と音楽的な切れ目がずらされているため、ミニマル感が増していたり、サビの入りがリズムの表からガツンと来るけど後半は裏にアクセントがあり、2回目のサビの頭でシンコペーションするとか。

また、今回は歌詞が従来のPerfumeにはなかった「負けないで」ばりの超ポジティヴ。木の子のメンヘラ詞は遠くなったなあ、と感慨しきりです。

そんなベタな曲なんですが、これだけの強度の音楽と同時に鳴らされると説得力あります。
うろ覚えですが、佐野元春が
「詞を書いて伝わるのは50%。朗読して75%。音楽を一緒に歌って99%」
みたいなことを言っていたのですが、まさにそれで、これがしょうもない音楽をバックに自己陶酔たっぷりのウェットな歌声で歌われたら、めっちゃ萎えたと思います。
ヴォーカルの加工度も今回は高いのですが、それもいいコントラストになっていると思います。
ていうか、最近のシングルはどれもヴォーカルの加工度は低かったんですよね。
Perfumeに対するアンチ意見として「ヴォーカル加工しすぎてて初音ミクとかわらない」とか「打ち込みで人間味がない」みたいなのがありますが、それは最近の彼女たちには当てはまらないと思ってます。
そういうこと言う人たちは、結局「ポリリズム」の印象だけで言っているのでは?
ていうか、「打ち込みだから人間味がない」というのは本当に馬鹿げた話だと思います。
きょうびのJ-POPで打ち込み要素がない音楽なんて、ちゃんとしたバンド(スピッツとか、バンプとか、サンボマスターとか)以外ではほとんどないと思うし、第一打ち込みであろうと音楽家が己の才能と情熱を込めて作っているわけで、非人間的であろうはずがない、と思うのですが。

まあとにかく今回もヤスタカの才能とPerfumeの魅力爆発のシングルで、まだまだ奇跡は続く予感。
本気で年末にアルバム出ないかな。
あとカップリングの「願い」、普通にいい曲だと思いますが、あの奇跡の曲「マカロニ」と比較すると凡曲に聴こえてしまいます。残念。


posted by インサック at 22:09| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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