2009年01月26日

Dewi Dewi / Recycle +

dewidewi.jpg

くっ…またこんなかっこかわいいアルバムを…



Dewa 19のリーダーにして敏腕プロデューサー、インドネシアの中田ヤスタカAhmad Dhaniプロデュースの女性3人組グループのデビューアルバム(2007年)。
ていうか、1回限りのプロジェクトぽいです。
Carolina Dewi, Purie Dewi, Shinta Dewiの3姉妹、なわけではなく、ステージネームでしょう。ラモーンズみたいですね。
アルバムタイトル通り、Dewa/Dewa 19の曲をカバーしているようです。

またしてもDhaniのベタな中にもセンスが光る音使いで、かっこよくもキュートなアルバムになっています。
しかしいろんな音をうまくまとめるなあ。
Dewa 19の音も緻密ですが、音色的にここまでポップな幅はないです。
まるでCapsulePerfumeみたいです。
このアルバムの経験が、翌年のMulan Jameelaのソロ(傑作)につながっているような気がします。

3人の声がまた個性的で、セクシー担当のハスキーヴォイスPurie、シャウト担当のスパルタン声Shinta、普通にキュートでちょっと甘えたスウィートヴォイスCarolinaとなっております。
特にシャウト担当は、Agnes Monicaもびっくりのど根性を感じさせます。ここまで迫力あると、逆に使いどころが難しいですね。
Pinkanなんかもアクの強い歌い方だったし、Dhaniの好みなんでしょうか。
この使いにくい声を、ポップな曲の中で要所要所でビシバシキメてきます。

そしてもはやお約束的なQueenのカバーもあり。しかも「Love of my Life」というマニアックな選曲。DhaniはほんとにQueen好きなのね…
まあQueenの構築主義的な音作りは、確かにDewaに通じるものがありますが、その方法論がこんなポップ方向にまで応用できるとは!
どこまで完璧超人なのかAhmad Dhani!
(と思ってたのですが、実は彼にも弱点があることを知りました。これは別の機会にエントリします)



アルバム1曲目「Dokter Cinta」。
アルバム中もっともベタな曲です。



posted by インサック at 23:52| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

Haifa Wehbe / Habibi Ana

haifa_habibi_ana.jpg

これまた意外な傑作!



レバノンの女性歌手ハイファのサードアルバム(2008年)。
2005年にリリースされた前作は持ってるんですけど、うちのブログではレビューしていませんでした。
のぶたさんのブログで詳しく紹介されています。
当時、ルビー、マリアマルワ等のセクシー、というよりエロい女性シンガーが多数ブレイクしていたのですが、音楽的にはどうということはない人が多く、ハイファもそのうちの一人、くらいの認識でした。
実際、前作は音楽的クオリティよりもエロいことに優先度がおかれた作りのアルバムでした。

今回は、エロさ爆発の写真と共に、
「いろいろ経験をし、アーティストとして、シンガーとして成長しました」
みたいなハイファのコメントがあります。

へー自信あるのかなあ、と思いつつ聴いてみたら、前作は何だったの、というくらいの様変わりよう(いい意味で)。
まずリズムの音色が、テクノ系です。
「上モノ」は普通のアラブポップスですが、リズム系の音色が非常にソリッドになっていることにより、心地よい緊張感が生まれています。
その他にも、最新のテクノに通じる音使いが多く、アラブなメロディーと融合させるアレンジが緻密。特にリズムのアレンジが繊細。ムハンマド・ムニールみたいと言うとほめすぎ?

そしてハイファが、普通に歌っている!
けして上手くはないのですが、以前の歌ってんだか媚びてんだかわからないようなヴォーカルとは全然違います。
楽曲の質も上がってます。音楽そのものを聴かせようとしています(まあ、本来それが正しい姿ですけど)。

全15曲60分超、質・量ともに聴き応え十分な力作です。



7曲目「Metakhda」。
一時期の安室奈美恵ばりの渋いアレンジにPefumeばりのヴォーカルエフェクト。かっちょいいです。


posted by インサック at 23:41| バンコク | Comment(0) | TrackBack(0) | アラブ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月20日

Silk / Silk

silk.jpg

この手の中ではかなりいいです。



最近タイでよくある、「中堅シンガーが英語の曲を歌ってみた」というCD(2008年)。
往々にしてコンサバな曲をコンサバにお仕事的に歌う、的な結果に終わることが多いですね。
それが悪いとは言いませんが、おれの趣味ではないです。
しかし、このアルバムはそうではありません。

参加メンバーは、ジャケ写真左より下記の通り。

Mod-3G

もう「3G」というグループは存在しないと思いますが、Modちゃんはずっと「Mod 3G」というクレジットで活動してるみたいですね。
ていうか、この人コンスタントに活動してるんでしょうか?久々に見るような気がしますが。女優なのかな?


Keaw-ZAZA

常々ZAZAではKeawが一番歌がうまいと思ってました。
こちらもZAZAとしての活動が危ぶまれる感じですが、特に心配だった彼女がこうして活動してくれるのはうれしい限りです。
Pimとかは、普通にソロ活動しそうですが。


Kob

この人だけ知りません。
歌手?女優?
西洋人が好みそうな顔立ちですね。


Panadda

パナッダー、働き者ですね。
なんか便利使いされている気もしますが。
クレジットでは「Naty」というニックネーム的な表記がされていましたが、パナッダーのチューレンはNatyなの?
彼女を知って8年くらい経ちますが、初めて知りました(笑)。


Zita Zalai

Zitaのデビューアルバムは傑作だったと思います。
早くオリジナルアルバム出してくれ〜。
この人とかModとか、ソロ作品をリリースしない(できない?)のに、こういうコンピやプロジェクトに参加している人って、グラミー的にはどうするつもりなんでしょう?
Zitaも「Kukkoy」と表記。これもチューレン?

アルバムの内容ですが、最初の2曲はタイ語曲、残り10曲が英語曲という構成。
曲はRenzo Selmi, Chris Grunder, Tommy Ritterというスイス人が制作していて、冒頭の2曲は英語曲にタイ語詞をつけた「タイ語ヴァージョン」。
Copyrightが2006年になっているので、2006年にスイスでリリースされたのかも知れません。

アレンジ的にはタイっぽい音使いです。
ところどころ中華っぽい音がフィーチャーされているのは、ファランだから
「タイ?ああアジアでしょ、中国みたいなもんでしょ」
みたいな感覚なんでしょうか?
ただ、メロディー的にはタイっぽさはあまりなく、むしろ洋楽に近いです。しかも一昔、ふた昔前の古き良きポップスに通じる感じで、なかなかあきさせないです。
まあスイスって世界的な音楽マーケットではあまりお目(お耳)にかかれない国ですが、大衆音楽的には「世界の田舎」っていうポジションなのかな?
そういう環境が、このちょっと懐かしいメロディー及びアレンジを生み出す土壌になっているのかも知れません。

ということで、よくある「名曲のカバー集」とは一線を画した、なかなか楽しいアルバムだと思います。
個人的には、KaewやZitaの活動が確認できたのにも安心しました。
しつこいですが、Zitaのニューアルバムが聴きたいなあ…

posted by インサック at 23:41| バンコク | Comment(2) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月10日

Noey Senorita / Noey Senorita

noey_senorita.jpg

良くも悪くも想像通り。



2005年のデビューがいきなり大ヒットになったセニョリータ、当時は女の子6人組のグループでしたが、ヴォーカルのNoey(ヌーイとネーイの中間の発音です)のソロアルバムです(2008年)。
ジャケットは地下鉄で撮影されてますね。
そういえばBTS(バンコク市街を走る高架鉄道)が開通した時、Niece!がやっぱりBTSで撮影してましたね。都会の象徴なんでしょうか。

当時おれはセニョリータがすごく好きで、かなり繰り返し聴いていました。今でもたまに聴き返します。
ということで、Noeyちゃんのソロは待望だったのですが、セニョリータのアルバムの素晴らしさはある意味奇跡で、あれ以上のものは作れないんじゃないか?という不安もありました。

で、聴いてみたのですが、まあやはりセニョリータのアルバムは奇跡だったんだなあ、と思いました。
Noeyのこのアルバムは、基本的にセニョリータ路線の延長線上にあり、そういう意味では想像通りなのですが、何と言うか「二番煎じ」的な印象です。
職業作曲家が「セニョリータみたいな感じの曲」と発注されて、お仕事的に作った感じというか。

それでも、セニョリータの「素朴なポップスにルークトゥン的なセンスがミックスされている感じ」はかなり再現されてます。
個人的にもこういう路線(他にはTe Papaとか)は大好きですし、タイ的にも売れるんじゃないかな。

Noeyのキュートでそこはかとなくエロいヴォーカルも健在です。
ていうか、歌はまっとうにうまくなっていて、セニョリータにはなかったスケールの大きいバラードなんかもしっかり歌ってます。
あと、少しふくよかになりましたね。

でも、セニョリータ時代の「歌がうまい素人」みたいな感じのほうがグっと来たかもなあ。
これはパナッダーの過去と現在にも通じますが、テクニック的に上達することによって失われる味ってあると思うんですよね。
どっちがいいかはいろいろですが、Noeyに関して個人的に言うと、前のほうが良かったかなあ。

流行り廃りの激しいタイ音楽業界ですが、願わくばダーちゃんのように、バンドが無くなってもコンスタントに活躍して欲しいです。



アルバム1曲目、Hoo mai trong kub ta。





こちらはSe'norita、やはりアルバム1曲目で大ヒット曲、Miss Call。
似てますよね?



posted by インサック at 16:33| バンコク | Comment(2) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。