2009年06月22日

Am Fine / Little Room

amfine.jpg

タイのロック。



今年のタイフェスティバルでも来日したAm Fineの最新アルバム(5枚目)です。
ヴォーカルのFaiはLydiaやMe'と「DREAMS U」という企画盤に参加したりしてますね。
この「DREAMS U」がけっこう良かったので、Am Fineも聴いてみようかな〜と思っていたのですが、2年経ってやっと聴きました(笑)。

タイのポップスを聴いたことがない人に、
「タイのロックってどんな感じなの?」
と聞かれた時に最適なアルバムだと思います。
タイ独特の(たぶんルークトゥンの影響だと思うのですが)メロディーラインに主張しすぎないバックバンド。
また、バラードでも(ピアノやオーケストラではない)バンドアンサンブルというのは、実はタイロックの大きな特徴ではないかと思います。
これはパブとかでもCDに近いニュアンスで演奏できるように配慮されているのでしょうか?わかんないけど。
Am Fineの曲も、タイの大箱ディスコのハコバンが演奏して客が合唱している絵が目に浮かびます。
スタイルは違えど、個人的に「あ〜タイっぽいな〜」と思うアーティストとしては、他にはParnとかLOSOとかアサニー・ワサンとかでしょうか。
ということは、Am Fineはタイでは大人気ということかな?

おれがタイにいる時であれば、たぶんあまり気にならなかったと思います。周りには「タイ的なもの」はあふれていたので。まあタイだから当たり前ですが。
しかし、現在「タイ的なもの」が身近にない環境でAm Fineの曲を聴くと、なんかしみじみするものがあります。
このベタで大仰なアレンジ、タイっぽいな〜と。

また、ベタで大仰なアレンジに乗るFaiのヴォーカルが、かなり絶妙に抑制されていてかっこいいです。
Parnだと、かなり情感たっぷりに歌い上げたりするので、ちょっともたれる感じがあるのですが(おそらく多数いると思われるParnファンの皆様、すみません)、Faiちゃんは濃すぎず薄すぎず、自然体でちょうどいい感じです。
これって、簡単なようで難しいことだと思います。
実際、楽曲としてはそんなクオリティが高くないというか、凡庸な感じなのですが、Faiちゃんが歌うとなんか聴けてしまう、というか、何回も聴いてしまう魅力があります。
いやし成分もかなり入ってますし、エンドルフィンのダーちゃんAnnの間くらいの感覚でしょうか?
AnnもBloom以来音沙汰ないなあ…



アルバム1曲目「Faen Kaw」。
タイやなあ〜。





posted by インサック at 00:08| バンコク ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

Prik Thai / After Six

prikthai.jpg

ダサさと歌心のマリアージュ。



Prik Thaiというバンドのアルバムです(2008年)。
4月にタイに行った時に買ったCDです。
パタヤだったんですが、あちこちのショッピングセンターや商店街に行ってもCDショップがない。
Big-Cでやっと見つけました。ありがとうBig-C!
ついでに調味料や食材も買えるし、Big-C最高。

店頭に並べてあったので何となく買ったのですが、これが素晴らしいアルバムでした!
音的には、いわゆる「都会的なお洒落さ」はあまりなく(ジャケットはなんか都会っぽさを出してますが)、むしろダサい。
しかし、タイっぽさをわずかに残したメロディーラインと、この垢抜けないアレンジがかなり絶妙にマッチしており、親しみやすくも聞き飽きないアルバムです。
なんかMr.Teamを彷彿とさせます。
Mr.Teamもう活動しないのかな…

スローな曲が多いのですが、1曲の中にロックとバラードが同居しているというか、ロックの文脈・解釈でスローナンバーをやっている感じ?
このへんは全曲の作詞・作曲を手がけるギターのThongtaのセンスでしょうか。
この感じ、狙ってやったというより、単純にThongtaのソングライティングのセンスが突出しているんだけどアレンジ面では経験不足で、結果としてそうなっちゃったのかも知れません。
というのは、バンドアンサンブルとしてはあまり見るものがないんですな。
ドラムがRyu Tanifujiさんという日本人のイケメンなのですが、こういうバリエーション豊かなバンドはリズム隊がキモです。がんばっていただきたいと思います。
ヴォーカルのBenzeは、面構えも含めていいヴォーカルだと思います。
全体に安定しているし、トーキングヴォーカルがうまいですね。

調べたら2005年にデビューしているみたいです。
過去のアルバムもチェックしてみようかな。



「ダサさと歌心」という意味ではこの曲が最もマッチしている気がします、「SUK SA NUK」。





Mr.teamの「Bang Bang Gun Pai」に通じるものがありますね。
この映像BSで流れたものみたいで、日本語訳が出てますね。
初めて知った!!

posted by インサック at 00:21| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

Hangman新曲(Play Project)

3月終わりから4月頭にかけて1週間ほどタイに行ってたんですが、パタヤのショッピングセンターでHangmanの新曲のPVを見ました。
これ↓。



たいそうかっこよかったのと、ニューアルバムの先行曲なのかな?と思ってCDを探してみたのですが見つからず。
というか、CDショップを見つけること自体が大変でした。
最近タイでCD屋激減してませんか?
時代の流れかも知れませんが、おれにとってタイポップスの入手経路は基本CDなので困ります。

帰国して調べたり人に聞いたりしたところ、これはグラミーの「Play Project」という、12組のアーティストがGMMの往年のヒット曲をそれぞれのスタイルでカバーするという企画で、hangmanがカバーしているのはNUVOの「ブンクンプーダム」という曲だそうです。
「Play Project」自体、もともと配信限定の企画だったみたいですが、CD&DVDの発売も決定したそうです。
(と、プロジェクトに参加しているNO LOGOの日本人メンバーKAZさんのブログに書いてありました)

いや〜しかしこのHangmanの曲はかっこいい。
PVも凝ってますし、これが次の方向性を示唆しているとすれば、次のアルバム(夏ごろだそうです)はかなり期待できそうです!!

posted by インサック at 16:04| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

Potret / I Just Wanna Say I L U

potret_chika.jpg

センス爆発。



ご無沙汰しております。

インドネシアの天才ミュージシャンMelly率いるPotretのアルバムです。
一応「Chika」という映画のサントラらしいのですが、ジャケットには「I Just…」としか書いてないので、当ブログ的にはそっちの表記にしました。
Potret名義のアルバムは2003年の「positive+POSITIVE」以来ですね。
どういう基準で名義を使い分けているのかわかりませんが、音楽的にはPotretもMellyソロも、何か意図的に差別化していないように思います。

Mellyの作品は、サントラも含め常にクオリティが高いのですが、今回のアルバムはそれらを上回る傑作だと思います。
「捨て曲なし」というレベルではなく、「全て名曲」。
疾走感あふれるロックナンバーから哀愁あふれるスローナンバーまで、メロディーメーカーとして、アレンジャーとして、ポップだけどセンス抜群。
特に奇抜なアレンジがあるわけではないのですが、Mellyのセンスだけが成し得る匠の技ですね。
タイトル曲なんか、歌詞は「I Just Wanna Say I L U」だけだし、メロディーもコード進行もシンプルで、アレンジがちょっとずつ変わっていくのですが、これがまた絶妙でシンプルなのに奥が深い。
これはMelly自身も会心の出来だったんじゃないでしょうか。

ひとつ惜しまれるのは、ヴァージョン違いのオーケストラアレンジが半分くらいなこと。
サントラという事情があったのかも知れませんし、オーケストラアレンジがだめだということではないのですが、アルバムとしての印象がちょっと散漫になってしまったかもしれません。



センス爆発「I Just Wanna Say I L U」。


posted by インサック at 16:14| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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