2008年08月19日

Samsons / Naluri Lelaki (Special Edition)

samsons.jpg

全ての要素がメロディーに奉仕する!名盤!!



インドネシアの若者に大人気らしいSamsonsのデビューアルバム(2005年)にアウトトラックを追加したスペシャルアルバムです。

このアルバムは、非常に非常に素晴らしいと思います。
音的にはオーソドックスなポップ・ロックですが、ヴォーカルのエモーション、切なく高揚するメロディーライン、ダサさとハイセンスの境界でギリギリセンス側を駆け抜けるアレンジ、ミュージシャンエゴを抑制し、メロディーが最高にかっこよく感動的に鳴ることのみを考えているような楽器隊のプレイ、全てが非常に高いレベルで奇跡的な調和を見せています。
このバンドのアルバムはこれしか聴いていないので、まさに奇跡が起こっているのかも知れませんが、いやいやこれはすげえ!!
全曲捨て曲なし、というか、普通のバンドだったらキラーチューンレベルの曲しかありません。
君たち必殺技いくつ持ってんの!って感じです。

音楽的には本当にまっとうなバンドサウンドで、音楽的には新規性は全くないのですが、必要な音が必要な時に鳴らされると言いますか、ポップミュージックの快感の本質を突く音作り、これを計算ずくでやってるとしたら恐るべき才能です。
ていうか、たぶんメンバーはロックがすごく好きで、純粋に自分たちが気持ちいい音をつきつめた結果なんだと思います。
音楽に対する愛情は、曲を聴くと十二分に伝わってきますし、それこそ「音楽があったおかげで生きてこれた」くらいの気持ちを持っているんじゃないでしょうか。
No Music No Lifeですな。

音楽性は違うんですが、アジカンやバンプに通じるものは感じるのですが、日本のバンドの場合、国民性もあるんでしょうか、どうしても神経質な方向に行っちゃうような気がするんですよね。
アジカンもバンプも好きですが、やはり日本の社会状況や彼らの置かれている立場から、辛気臭さが抜けないというか。
インドネシアの社会状況は日本より苛烈だと思いますが、それでもこのサムソンズのようにスカーンと突き抜けたポップスが出てくるのはすごいと思います。
ていうか、インドネシアの音楽レベルが異常に高くて、サムソンズもその土壌があってこういう素晴らしいアルバムを作ることができたんでしょうね。
日本もそうならないかな…



1曲目「Kehadiranmu」。
音が悪いですが、ギリギリベタに堕してない彼らのセンスがわかる曲だと思います。

posted by インサック at 22:48| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サムソンズは、まさに、名実共にインドネシアの若手ナンバーワンバンドなのでしょうね。
何曲か、Jポップみたいな音だなと思ったのですが、なるほど、バンプ・オブ・チキンにちょっと似てるかも。
Posted by kisara at 2008年08月21日 21:16
そうですね、J-POPぽいところはありますね。
でも、日本でこんなに陽性のバンドって意外にいないですよね。
みんなどこか陰があるというか。
Posted by インサック at 2008年08月26日 22:51
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