構成力に舌を巻く。
インドネシアの新進バンド、サムソンズのセカンドアルバム。
アルバム自体は2007年リリースですが、これは新曲を加えたプラチナ・エディションということで2008年の発売です。売れたんですね。
ファーストは若さ爆発のスピード感あふれる音でしたが、今作はミドルテンポの曲で幕を開けます。
3曲目のアメリカンロックへの憧憬をストレートに表現した英語詩曲「Devil's Box」・4曲目あたりからファーストに通じるカラっとしたアップテンポナンバー、中盤ではバラエティに富んだ曲が続き、後半はQueenばりのドラマティックで壮大なロックオペラ的楽曲が並ぶという、聴いていて盛り上がる構成になっています。
個々の楽曲も、ファーストの勢いはそのままに、表現の幅が広がった感じ。
日本や欧米だと、音楽がビジネス化しすぎて、その時のトレンドやいわゆる「売れ線」を意識しながら作っていると思うんですが、サムソンズにはそういうビジネスの匂いがしません。
というか、世の中には多様なバンドがあるんだけど、レコード会社的にフィルターをかけてしまっているんでしょう。
サムソンズは、他人の評価を気にせず、自分たちがやりたいことをやっているような印象を受けます。
ほとんどの曲の作詞作曲を手がけ、プロデュースもやっているヴォーカルのIrfan Auliaの才能は素晴らしい。dewa19のAhmad Dhaniに匹敵するのでは?
Dhaniはけっこう「売れ線」意識してるかも知れませんが。
いや〜サムソンズ素晴らしいですね。今後も楽しみです。
Krisdayantiともよく競演しているErwin Gutawaのオーケストラアレンジが冴える「Seandainya」。
いいですね。


