2008年11月25日

Perfume / Dream Fighter

Dream Fighter(初回限定盤)
Dream Fighter(初回限定盤)Perfume 中田ヤスタカ

おすすめ平均
stars『願い』について
stars何回も、聴き込みたいです。
stars素晴らしい。。
starsあえてパズルのワンピースを残した曲
starsまたヘビーローテーション確実です

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祝紅白。



たぶん紅白歌合戦ではこの曲をやるんではないでしょうか、Perfumeのニューシングル(2008年)。

一聴するとベタなアップテンポの曲ですが、今回も中田あ
ヤスタカの細かいアレンジが冴え渡っていて、聴く度に新たな発見があります。
例えば、Aメロの1回目のベースは普通の音色で八分でルートを弾いていますが、2回目はおなじみのシンセベースだったり、サビは同じコード進行が2回繰り返される構造ですが、歌詞の意味の切れ目と音楽的な切れ目がずらされているため、ミニマル感が増していたり、サビの入りがリズムの表からガツンと来るけど後半は裏にアクセントがあり、2回目のサビの頭でシンコペーションするとか。

また、今回は歌詞が従来のPerfumeにはなかった「負けないで」ばりの超ポジティヴ。木の子のメンヘラ詞は遠くなったなあ、と感慨しきりです。

そんなベタな曲なんですが、これだけの強度の音楽と同時に鳴らされると説得力あります。
うろ覚えですが、佐野元春が
「詞を書いて伝わるのは50%。朗読して75%。音楽を一緒に歌って99%」
みたいなことを言っていたのですが、まさにそれで、これがしょうもない音楽をバックに自己陶酔たっぷりのウェットな歌声で歌われたら、めっちゃ萎えたと思います。
ヴォーカルの加工度も今回は高いのですが、それもいいコントラストになっていると思います。
ていうか、最近のシングルはどれもヴォーカルの加工度は低かったんですよね。
Perfumeに対するアンチ意見として「ヴォーカル加工しすぎてて初音ミクとかわらない」とか「打ち込みで人間味がない」みたいなのがありますが、それは最近の彼女たちには当てはまらないと思ってます。
そういうこと言う人たちは、結局「ポリリズム」の印象だけで言っているのでは?
ていうか、「打ち込みだから人間味がない」というのは本当に馬鹿げた話だと思います。
きょうびのJ-POPで打ち込み要素がない音楽なんて、ちゃんとしたバンド(スピッツとか、バンプとか、サンボマスターとか)以外ではほとんどないと思うし、第一打ち込みであろうと音楽家が己の才能と情熱を込めて作っているわけで、非人間的であろうはずがない、と思うのですが。

まあとにかく今回もヤスタカの才能とPerfumeの魅力爆発のシングルで、まだまだ奇跡は続く予感。
本気で年末にアルバム出ないかな。
あとカップリングの「願い」、普通にいい曲だと思いますが、あの奇跡の曲「マカロニ」と比較すると凡曲に聴こえてしまいます。残念。


posted by インサック at 22:09| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、Perfumeの時におじゃましてます、西どちです。

確かに、相変らずの作り込みの凄さですよね。そんなタイトル曲ですが、詞がヤスタカから Perfumeに宛てたかなり直接的な表現だったり、曲調に今の Capsule(最高!)が強く反映されていたりと、名前と実体が一致するのに、やや時間が掛かってしまいました。

自分にとっては、Perfume と言うより、中田ヤスタカ名義の曲と言う気がするんですけど、敢て言うなら、かしゆか と待ち合わせていたら、実際にやって来たのは、ヤスゆか だった、そんな感じでしょうか??

c/wの『願い』ですが、起伏の少ない、Perfume史上、最も歌い易そうな楽曲に聴こえるんですが、結構、ライヴアンセムに向いてるんじゃないでしょうか。

サビの所で大合唱になったら、゛You'll Never Walk Alone"と言うか、気分はアンフィールドと言うか、大盛り上がり大会なのは確実です、少なくとも、サイリウムのワンパターンより100倍感動的な気がします。(ピアノソロのところで、ちょうど締めの挨拶になるんですよね、たまたま,なのかも知れませんが)









Posted by 西どち at 2008年12月10日 22:41
西どちさんこんにちは。

>詞がヤスタカから Perfumeに宛てたかなり直接的な表現

これは以前から言われてましたよね。
おれとしては、敢えて「普通の歌詞」と捉えています。
Perfumeの下積み時代とかを考えるとまた違った意味が出てきますけど、今回は
「陳腐でベタなメッセージに音楽で説得力を持たせる」
というヤスタカの実験だと思ってます。

>曲調に今の Capsule(最高!)が強く反映されていたりと

capsuleのニューアルバムを聴いて思ったんですけど、ヤスタカはやっぱりかなり区別して作ってると思います。
いずれにせよ、今のcapsuleは最高ですね!
小室プロデューサー(笑)と比較されることが多いみたいですけど、おれは坂本龍一のほうが音楽的に近いと思います。

Posted by インサック at 2008年12月11日 23:44
あの、前回のコメントで、若干言葉が足りなかった部分があった見たいなので、再コメントさせて頂きました,年末の慌しい時期に申し訳ーです。

ヤスタカが、俗語や会話文体等の所謂「地口」を詞のレトリックとして用いる事で、楽曲のリアリティ、presenceに寄与しようとしているのは承知しているつもりですし、楽曲を、全て状況に還元して理解するのも、ナンセンスな気がしないでも無いのですが、今回は、強いメッセージという意味で「直接的表現」という言い方にしました。

それと、「Capsuleが強く反映」と言うのは、あくまで、以前に比べ、と言う相対的意味合いです、唯、其れによって、Perfumeの楽曲にヤスタカのメッセージである事が、記号として映り込んでいる,徴されていると言いたかっただけです。どう努力しても、イクォールには聴こえないんで。

敢て、比喩として言い換えるならば
「陳腐でベタなメッセージで音楽に説得力を持たせる」でしょうか。
実験の成果は、次回作あたりではっきりして来る様な気がします。

では、よいお年を。













事もあって、
Posted by 西どち at 2008年12月17日 01:23
西どちさんこんにちは。

>陳腐でベタなメッセージで音楽に説得力を持たせる

なるほど、おれと真逆の印象を持たれたわけですね。面白いです。
おれもいろんな屁理屈をブログでこねていますが、全ては「後付け」であり、耳に入った瞬間どう感じるかが全てだと思います。
そういう意味で、Perfumeはこの曲も含め素晴らしいと思います。
逆に彼女たちの下積み時代の苦労をDream Fighterの歌詞と重ね合わせる気はありません。そういう聴き方してる人多いみたいですけど。
Posted by インサック at 2008年12月18日 20:13
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