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本物です。
中国の女性アーティスト、サー・ディンディンのデビューアルバム(2007年)。
日本盤も出てるんですね、びっくりしました。
プロフィールはキサラさんのブログに詳しいので、そちらを参照してください。
異国ポピュラー音楽館
チベット語、マントラ、サンスクリット語に加え自作の言語で歌っています。
中国語の曲もありますが、どっちかと言うと「サブ」的な位置づけで、非中国語がメインの観があります。
音の構造的には、いわゆるエレクトロニカ(静か系)と言われるスタイルです。
そこにチベット系の楽器(たぶん)やお経がサンプリングされて乗っかるという感じ。
と言うと、なんか企画モノっぽく聴こえるかも知れませんが、クオリティ&センスは相当高いですし、何よりも彼女のヴォーカルが圧倒的に力あります。
別に声を張り上げて歌っているわけではないのですが、確固たる意思を感じさせる、独特の歌声です。
ということで、非常に個性的でありながら、趣味に流されることなく「ポップス」として十分通用する現代性とクオリティを兼ね備えた音楽だと思いました。
実際全世界デビューを果たしており、グラミー(タイのレコード会社じゃありません、念のため)の授賞式にも呼ばれたりしています。
まあ白人が好きそうなオリエンタリズムに満ち溢れたアルバムでもあるわけですが。
ところで、現在の中国でこれだけ非漢民族の文化を前面に押し出した音楽って大丈夫なんでしょうか?
チベットでは「Free Tibet」と書いてあるTシャツ(ネパールで死ぬほど売ってます)やダライ・ラマの写真を持っているだけで投獄されるらしいのですが……
今はそこまで厳しくもないのかな?
1曲目「媽媽天那」(Mama Tian Na)。
チベット語で歌われています。




