安定すること山の如し。
Dayang Sayang Kamu(2005年)、Kasih(2006年)に続き、マレーシアのアーティストとしてはSiti Nurhalizaばりのハイペースでリリースされたダヤンの最新アルバム(2007年)。
「Dayang Sayang Kamu」は非常に素晴らしい、聴き応えのあるアルバムでした。
その次の「Kasih」(未聴)も評価が高かったようです。このアルバムどうやったら入手できるのでしょうか?
で、今作ですが、「Dayang Sayang kamu」の路線を引き継ぐR&Bテイストがメインになってます。
マレーシアらしく、ちょっとクラシックな曲調。具体的にはヒップホップ要素が非常に少なく、「昔の」R&B的な雰囲気が強いです。
もちろん音の一つ一つは2000年代にふさわしい処理がされていることは言うまでもありません。
今回はDayangの歌声が素晴らしいです。
この安定感というか信頼性は、現時点では最新作がいまいちだったデコピーを上回っているのではないでしょうか。
ソウルフルと言うよりも「根性」を感じさせる芯の強い歌声は、さすが島育ち、軟弱なKL育ちにはなかなか出せない味なのでは?
歌い上げ系の大仰なバラード(マレーシアで非常にありがち)からスリリングな譜割りの難しい高速ナンバーから、余裕しゃくしゃくで歌いこなしている感じです。
さすがキャリア12年、14歳からショウビズの世界でサヴァイヴしてるだけのことはありますね。
ところで前々から気になっていたのですが、彼女のルックスはマレーシア的にはどう評価されているのでしょうか?
写真によって顔が全然違ったりもするのですが、概ね「西洋人男性が好きな東南アジア女性」(婉曲表現)っていう印象を持ってしまうんですが……
この裏ジャケの写真なんか、美しく撮れてますけどね。
3曲め「Ingin Ku Miliki」。
アルバムには「Salsa Mix」「Chaos Club Mix」も収録されており、このアルバムを象徴する曲だと思います。
確かにダヤンの魅力を十二分に感じられる佳曲です。

つるをさんの美意識はかなりアメリカナイズされていると言わざるを得ないです。
前にマレーシアの友達に聞いた所、Sitiは老若男女人気があるが、Dayangは特に若い女性の支持があるとの事。憧れの女性?って感じで日本で言う安室奈美恵みたいな立ち位置なんでしょうか。
Kasihは日本のHMV経由で購入しましたがナイトクラブで歌っているのがテーマみたいでスタンダードナンバーと伝統系が多かったです。なんとスペイン語曲もあったりしてびっくり。
なるほど、以前他の人からも「ダヤンは若い女の子のオピニオンリーダー的存在」というような話を聞いたことがあります。
確かにSitiは「偉くなっちゃった感」がありますが、Dayangは親しみやすいのかも知れませんね。
あと、HMV見たら、DayangのCDたくさんありました!!びっくり。世界で一番Dayangの品揃えが豊富なサイトかも(笑)。