「GAME」発売以来ずっと聴いてます。飽きない。
この世界観から離れるのが怖くて、逆に他の音楽が聴けない状態になってます。恐るべし。
セールス的にも初週で15万枚売り上げ、オリコンウィークリーでも1位と盛り上がっております。
雑誌のインタビューにも最近頻繁に登場していますが、けっこう読んでます。
この感覚は、若い頃音楽雑誌(ロッキングオン系とか)でPaul wellerやElvis Costelloのインタビューを読んでた時と全く一緒です。
こんなすごい音楽が、どういうプロセスで生まれて来たのか、やってる人たちはどういう意図でここにたどり着いたのかを知りたくてたまらないという。
ブロゴスフィア(笑)でもいろいろな意見が書かれていて、興味深いです。
中でも面白かったのは下記。
深町秋生の新人日記「Perfumeの「GAME」とその魅力」
ACID TANK「Perfume GAME の失敗」
上記に対する反論というか意見
想像力はベッドルームと路上から 「「Perfume『GAME』は失敗した」とか言ってる人って、単に「エレクトロ」が苦手なだけなんじゃないの?」
さらに反論
ACID TANK「続 Perfume GAME の失敗」
これも別の意味で面白かった。「かしゆかストーン」(笑)
空中キャンプ「GAME / Perfume」
否定的意見としては「ピコピコブス」とか、不覚にも爆笑してしまいました。
これだけ多様な意見が出るのもPerfumeらしいなあ、と思うのですが、要はPerfumeをどういう文脈で見ているか、というのが人によって違うんだろうなあ、と思います。
アイドルとして捉えている人はAKB48やしょこたんと比較するだろうし、中田ヤスタカの仕事の一環と思っている人はCapsuleやコルテモニカと比較するだろうし、テクノな人たちはDaft PnkやJusticeのパクリだと感じるんだろうし。
おれのスタンスとしては、単純に音楽として素晴らしいと思います。3人の愛すべきキャラクターやめくるめくダンスパフォーマンス、それらをあますことなくパッケージしてあるPV等も彼女たちの魅力の重要な要素ですが、何よりもまず音楽(ヴォーカルも含め)素晴らしいことが一番重要。
ではプロデューサーである中田ヤスタカの功績かというと、100%中田さんのおかげ、ということでもないと思います。
彼の別プロジェクトや他プロデュース作品とPerfumeには決定的な違いがあります。それはPerfumeが歌っているか否か。
まあ当たり前なのですが、要は、中田さんは3人の声質や資質を考慮して音を作る時に最も才能を発揮するんじゃないかと思うのです。
また、Perfume向けの曲を作る中で、中田さん自身が進化しているのではないかと。
だから、ひょっとしたらCapsuleの次のアルバムは「GAME」より凄いのかも知れないです(笑)。
また、「アイドルの枠を超えた」みたいな表現もありますが、それって「アイドルの曲は一般にクオリティ低いけど、Perfumeの曲はクオリティ高い」という意味ですよね?アイドルポップスってそんなにレベル低いですかね?よく知らないけど。
例えば中島美嘉とかも、アーティストっぽいイメージを前面に出してますけど、実質アイドルですよね?
宇多田ヒカルですら、アイドル的な側面を持っているような気がします。
なので、「アイドルにしては」という言い方は、個人的にはしっくり来ないです。
あと「テクノ」とも形容されてますが(本人たちも言ってますが)、Perfumeの音自体はむしろハウス/エレクトロニカに近く、全体的な印象はYMOを始祖とし、Fairchildくらいまで続いていた日本発の音楽ジャンル「テクノポップ」のDNAを色濃く感じます。
ていうか、音的には正直そこまで「過激」ではないですよね。
発売前はもっとアヴァンギャルドな方向、YMOで言えば「BGM」くらいぶっちぎってくるかと思ってましたが(10分くらいのインストとか)、中田さんはギリギリ「ポップス」のフィールドに収まるところを狙ってきました。
他にも苦節8年の下積みドラマとか、深読みできる情報はたくさんあるのですが、根本にあるのは、この神がかり的な、危険なほどの中毒性を持つ音楽だと思います。
このアルバム、ロングセラーになって100万枚いくと思います。
2008年04月26日
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わたしは ハウス くわしくないのでためになりました
うっかりしてて GAME初回版 買い損ねましたが CDショップで聴く限り TOP1ですね
今まで聞いたアルバムのなかで(m-flo超え)
ナカタさんの引用うんぬんに関しては
近田はるおが うまい回答を持っていそうな気がします
GAMEは通常版でもいいから 買いたいのですが CDショップでるやいなや 聞きたいのでポータブルCDプレイヤーの購入を検討しています
広島ローカルのときから知ってるから、同郷としては成功をよろこんでます。が、いつも思うのは、メンバーの置き換えがききそうだってこと。
成功とは「チャンス」と「タイミング」って言いますが、まさにタイミングがどんぴしゃだったんでしょうね。
「なんじゃそりゃ?」っていう黒人の模倣や聴きやすいだけの音楽が多かったから、キャラ的にもパンチが効いたのがきたって感じなのだと思います。
時折出る広島弁のイントネーションなんて、結構ツボですし!
おれもハウスは詳しくないのですが、リンク先の中田氏ネタ元を聴いても、パクリとは思いませんでした。
初回版はメーカー在庫はもうないらしいので、入手困難かも知れませんね。30万枚プレスしたらしいですが。
>Saksakさん
メンバーの置き換えはききそうできかないような気がしますね。
もはやあの3人の声じゃないと成立しないレベルまで「できあがってる」のでは。
(少なからず衝撃を受けて)
ようやくGameに辿り着きました。
やっぱりポリリズムは素晴らしい曲ですねー。
サビの同じタイプのメロディー、
EbM7からはじめるパターンと、
Cm7からはじめるパターンの2つに分ける巧みさはスゴい。
中田さんは確かにフロア向けのテクノが得意分野かもしれない。
でもこの曲はリズムトラックありきで、
積み上げていくタイプもものじゃなくて、
サビのコードひとつとっても王道のポップミュージック作曲家の良心を受け継いでる。
"セラミック"は、Urban Danceを連想するし、
"Plastic"は云うまでもナシ、
そんな80'sへの憧憬と4分打ちのアプローチを見事に昇華。
この辺りの(これこそ「記号」っていうんですかね)刻印がスゴい。
正直なところ、アルバム全体というよりも、、
ボクはただただポリリズムにハマりました。
この曲はホントすごいなぁと。
巧みな曲作りに圧倒されました。
ピコピコブスかどうかはアレですが(笑)、
この種のサウンドの中にこんな風に3人の女の子が迷い込んできた事自体は、
ある種の奇跡を思わざるを得ません。。
>サビの同じタイプのメロディー、
>EbM7からはじめるパターンと、
>Cm7からはじめるパターンの2つに分ける巧みさはスゴい。
そうですね、コードもリズムもリフも、同じヴァースでも微妙に変えてるんですよね。
コード進行的にも、微妙に調性が希薄なので、アレンジの自由度が高いんだと思います。
ここらあたりが聴いてて飽きない理由かも。
ヤスタカマジックですね。
ご指摘の通り、テクノの意匠の巧みな取り込みもさることながら、中田さんの音楽家としての底力が、このアルバムのクオリティを支えているんだと思います。
Urban Dance、なつかしすぎです(笑)