これまた意外な傑作!
レバノンの女性歌手ハイファのサードアルバム(2008年)。
2005年にリリースされた前作は持ってるんですけど、うちのブログではレビューしていませんでした。
のぶたさんのブログで詳しく紹介されています。
当時、ルビー、マリア、マルワ等のセクシー、というよりエロい女性シンガーが多数ブレイクしていたのですが、音楽的にはどうということはない人が多く、ハイファもそのうちの一人、くらいの認識でした。
実際、前作は音楽的クオリティよりもエロいことに優先度がおかれた作りのアルバムでした。
今回は、エロさ爆発の写真と共に、
「いろいろ経験をし、アーティストとして、シンガーとして成長しました」
みたいなハイファのコメントがあります。
へー自信あるのかなあ、と思いつつ聴いてみたら、前作は何だったの、というくらいの様変わりよう(いい意味で)。
まずリズムの音色が、テクノ系です。
「上モノ」は普通のアラブポップスですが、リズム系の音色が非常にソリッドになっていることにより、心地よい緊張感が生まれています。
その他にも、最新のテクノに通じる音使いが多く、アラブなメロディーと融合させるアレンジが緻密。特にリズムのアレンジが繊細。ムハンマド・ムニールみたいと言うとほめすぎ?
そしてハイファが、普通に歌っている!
けして上手くはないのですが、以前の歌ってんだか媚びてんだかわからないようなヴォーカルとは全然違います。
楽曲の質も上がってます。音楽そのものを聴かせようとしています(まあ、本来それが正しい姿ですけど)。
全15曲60分超、質・量ともに聴き応え十分な力作です。
7曲目「Metakhda」。
一時期の安室奈美恵ばりの渋いアレンジにPefumeばりのヴォーカルエフェクト。かっちょいいです。



