2008年08月03日

Maegan Aguilar / Maegan

maegan.jpg

フィリピンらしいようでらしくない。



「ANAK(息子)」で日本でも有名なフレディ・アギラーの娘さん、ミーガン・アギラーのデビューアルバムです(2007年)。

おれはフレディ・アギラーの曲は聴いたことがなくて、「ANAK(息子)」も杉田二郎が日本語で歌ったヴァージョンしか知りませんが、フィリピンではどういう位置づけなんでしょうね。

ミーガン嬢ですが、ヴォーカルのスタイルは、一言で言うと「欧米のシンガーの完コピ」でしょうか。
具体的な名前は出てこないのですが、欧米のポップシンガーの物まねをしてる感じです。
歌いまわしは玄人っぽいですが、音程や声量は素人っぽいという、偽者感満載です。
しかしそれがだめだというわけではなく、聴いているとすごく面白いというか、彼女の個性として確立していると言えます。
フィリピンのポップミュージックは、基本的に西洋音楽の模倣であり、歌手のスタイルも一昔前の欧米の模倣、という印象を持っているのですが、ミーガンちゃんの歌は、西洋音楽の模倣でありながら同時代性を感じさせるものと言えましょう。

音的にそんな新しいことをしているわけではないのですが、作曲のツボがいいというか、誰もが好きになるような曲が多いです。
とにかく大仰なバラード大会の陥りやすいフィリピンの女性シンガーの中で、いい意味で素人っぽいというか。
クレジットによると全曲彼女が作曲しているのですが、そんぐらいたーとしての才能はかなりあると思います。たぶん天性のものですね。
特定のジャンルにとらわれることんなく、ノリノリのポップナンバーからバラードから黒人音楽ぽいものから、満遍なく親しみやすく聞き応えのある曲が並んでます。
これがフィリピンの若者に大人気!だったらすごく面白いと思うのですが、どうなんでしょう?



ころんさんのブログ「ころんの音楽探訪」
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2008年06月30日

Noi Sengsourigna / The Shining Moment

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これは確かにすごい。



ラオスの女性シンガーソングライター、ノイ・セーンスリヤーのセカンドアルバム。
去年ラオスに行った時購入した彼女のサードアルバムは、正直あまり印象なかったのですが、コメント欄で屋久猿さんがこのセカントを推していらっしゃったので、たまたま某CDショップのポイントがたまっていたので注文してみました。

ちなみに屋久猿さんのこちらのページに、ノイさんを含むラオポップスの情報があります。
日本語でのラオポップス事情は非常に珍しいと思いますが、屋久猿さんのサイトはうまくまとまっててわかりやすいです。ラオスに行く前に読んでおけばよかった。

さてこのアルバムですが、1,2曲目が、モーラムを打ち込みと変なデジタルエフェクトをかけて、中間部では所謂「タイトランス」(バンコクの大箱ディスコや地方のディスコでよくかかる、垢抜けないダンスミュージック)が入ったりして、なんと形容していいかよくわからない感じ。
タイでもルークトゥンやモーラムをディスコアレンジでリミックスしたCDは山ほど発売されていて、前述の垢抜けないナイトスポットでひんぱんにかかって、イサーン出身の若者は大喜びしたりしています。
UPLというレーベルが代表格で、こんなんとかですね。
ノイさんは、ここまで狂ってない、というか、ベクトルが違う感じですね。あくまでも音楽的な冒険としてやってる感じがします。
しかし、元々モーラムって日本人からすると素っ頓狂に聴こえる音楽なので、十分狂気を感じさせる出来ですが。

3曲目は素朴なラオスのフォークミュージックですが、冒頭2曲がぶっ飛んでいるので、非常にホっとします。
他の曲もけっこうバラエティに富んでいて、サードアルバムよりかなり「聴ける」アルバムです。
基本的に、ルークトゥンをベースに新しいことを試している感じで、実験的と言えば実験的。
ただ、惜しいのは、ラオスの状況もあるんでしょうが、音がチープ。
たぶん録音技術(機材的なものではなく、人のノウハウ的な部分)が不足しているんじゃないでしょうか。
まあ結果として、そのチープさが斬新に聴こえたり、素朴な味を出したりしている部分もありますが。

まあラオスって首都のヴィエンチャンですらこんな感じなので、しょうがないですよね。
なんかまたラオスに行きたくなりました。何もないんだけど。

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2008年02月05日

Noi Sengsourigna / a dream of rainbows

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何と形容すればいいのでしょう。



ラオスで買ってきたNoiという女性シンガーのCDです。
店頭には他のCDも並んでいたので、一応それなりに認知されている人なんだと思います。

ジャケット写真の解像度がいまいちですが、それは元々の印刷レベルが低いからです。
印刷レベルってその国の国力を如実に表すような気がします。

音楽ですが、基本的に打ち込み無しの素朴なバックにノイさんのゆったりとしたヴォーカルが乗るという、非常にほのぼのとしたものです。
楽器の編成はルークトゥンというかモーラムというか、所謂あのへんの音楽に近いのですが、アレンジはモーラムほどこてこてではありません。
アップテンポの曲になると、うっすらモーラム風味もありますけど。

強いて言うと、20年前くらいのタイの歌謡曲みたいな感じ。
っておれも昔のタイ歌謡曲をちゃんと聴いたことはないのですが、ランナムあたりのイサーン飯屋でタイ人のおっちゃんがカラオケの機械に5バーツ入れて歌っているような感じの曲です。
わかりにくいですよね。
とにかく、今のタイポップとも、世界的な潮流とも全く無縁な、かと言って所謂「ワールド・ミュージック」と呼ぶには薄味な、何とも形容し難い音になっております。
ノイさんのヴォーカルも、なんか「ちょっと歌がうまい素人」という感じで、何とも。

特筆すべき点としては、1曲全部日本語詩の曲があります。
曲としては、小林明子の「恋に落ちて」みたいな感じです。
タイでは日本のポップカルチャーは「かっこいい」ものという共通認識がありますが、ラオスではどうなんでしょう?
「タイでイケてると言われている日本」
ていう感じなのかな?
ラオス旅行中には、日本人だからと言って特に歓待された記憶はないのですが。
そして、最終曲は、それまでのまったりほのぼのした雰囲気から一変、不穏なイントロから始まるハードロックかつ英語詩の歌で、サビでは「ヴィエンチャ〜ン!」と絶叫する異色の曲。
サビはラオス語で意味はわからないのですが、英語詩は
「美しい森と川の町、以前はビエンチャンと呼んでいた」
みたいな内容なので、
「今は変わってしまった」
みたいな、昔の古き良きヴィエンチャンを偲ぶような歌なのかな?よくわかりませんが。






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2008年01月28日

Princess / Princess

princess.jpg

ラオスも立派になったもんだ。



去年の10月半ばから1ヶ月ほどラオスとタイを旅行したのですが、その時にラオスの音楽CDを買って来ました。
首都ヴィエンチャン最大のショッピングセンター、タラート・サオに行ったのですが、売り場の姉ちゃんは違法コピーのVCDばかりをプッシュし、おれが
「ラオスのポップスのCDが欲しいんだよ」
と言うと
「高いよ?」
とあまり売りたくなさそう。
もちろん違法コピーのほうが安く、また店の利益もいいんでしょう。
とにかくラオスのCDを出せ!としぶる姉ちゃんを説き伏せて買って来ました。

しかし、少し前までポップスと言えばAlexandra以外はほとんどタイポップス、という状況はだいぶ変わったようで、今はラオスの歌手がラオ語で歌っているCDが多数(と言っても店に並んでいたのは30タイトルくらいでしょうか)出ているようです。
しかしタラート・サオでもこの品揃えと言うことは、まだまだ市場としては小さいのかなあ?

で、この人たちはラオスのアイドルグループです。
それなりにきれいな方々だと思いますが、やはり分類するとイサーン顔と言えましょう。
まあある意味当たり前だし、個人的には嫌いではありません、というかむしろ好きです、イサーンの人。
歌詞は全てラオ語ですが、言葉の響きはタイ語と区別つきません。
よく聞くとタイ語の一人称「チャン」をラオ語で「コイ」と言ってたりはしますが。
しかしこれだけ似ているのに、なぜおれは旅行中ラオ語を理解できなかったのか。
ていうか、そもそもなぜタイ語で話しかけているのにラオ語で返すのか、ラオ人よ。

内容ですが、垢抜けないGirly Berryという感じでしょうか。
タイの感覚からすると、センス的にも録音技術的にも10年くらい遅れている感じがします。
作曲としてはがんばっているのですが、打ち込みの音がしょぼいし、この手のグループであれば全世界的に必須のR&Bの味付けが皆無。というかできないんでしょうけど。
とは言え、想像してたより「聴ける」音になっているんですが、ところどころに隠し切れない野暮ったさが見え隠れするのは、おれの偏見なのか、彼女たちの体に流れるモーラムのDNAなのか。

ラオ語とイサーン方言はほとんど同じなので、イサーンで売ってもいいような気がするんですけどね。モーラムの若者向けとして。
でもイサーンの人はラオス人と一緒にされたくないし、若者もモーラムが好きなんだろうな。


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2008年01月08日

Sarah Geronimo / Taking Flight

sarah_geronimo_taking_flight.jpg

歌は下手になったかも。でもアルバムはいいです。



明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

フィリピンの歌姫、サラ・ヘロニモの4枚目のアルバム。
1枚目2枚目は聴いたのですが、3枚目は未聴です。

デビューアルバムを聴いた時は、
「歌うまい子だな〜。え、まだ15歳?!!!」
と驚愕したものですが、そんなヘロニモちゃんももう19歳です。
ていうかまだ19か!!!
ヴィジュアル的にはかなり垢抜けましたよね。場数を踏んでいるんでしょう。
アルバムの中身ですが、まあいつも通りのバラード中心の構成。
また、2枚目でも感じたのですが、ファーストに較べて音程のピッチが若干不安定に感じます。
ただ、感情表現という意味では深みを増しているというか、1枚目の「ただうまい」という感じより大人になったというか落着きがあるというか、総合力が上がっている印象を受けました。
なので、バラードばっかりでもなぜか食傷せずさらっと聴けます。
せっかくなので、もっといろいろな曲調に挑戦して欲しいですね。
でもフィリピン人の嗜好を考えると、バラードじゃないと売れないのかも知れませんね。
ほんとあの人たちバラード好きだもんなあ。
それかジョークソング。
フィリピンにバービーTruefaithのような、極めて音楽的なミュージシャンが存在するのは奇跡なのかも知れません。




アルバム2曲目「Ikaw」。
この曲が
リードナンバーのようです。
ベタなバラードではないです。いい曲だと思います。

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2007年09月09日

Angelique Kidjo / Djin Djin

Djin Djin
Djin DjinAngelique Kidjo

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ワールドミュージックって何なんでしょう。



西アフリカのベナン共和国出身、アンジェリーク・キジョーの最新アルバム(2007年)。webで聴いたタイトル曲のジャケットが魅力的だったので購入してみました。
けっこうキャリアがある人のようで、これが通算9枚目のアルバムのようです。
アフリカンポップスはほとんど聴いたことがなく、まあちょろっとユッスー・ンドゥールを聴いたり、スタイルとしては全然アフリカではありませんがキザイア・ジョーンズが好きなくらいでしょうか。

で、このアルバムですが、非常に素晴らしいです!
もろに「アフリカ」というわけではなく、「アフリカ音楽のテイストを取り入れた米国のミュージシャン」という印象。ピーター・ガブリエルかと。まあガブリエルも参加してるんですけど。
でも、ガブリエルのような知性派ロックミュージシャンのアルバムと非常に印象が近いです。
エイドリアン・ブリューとか、スティングとか、バーシアとか、このアルバムでもカヴァーされてますがSadeとかに躍動感をプラスした感じ。
と言うとすごくいい感じでしょ?いい感じなんです。

また参加メンバーが無闇に豪華です。プロデューサーはトニー・ヴィスコンティ、T-REXやDavid Bowieなどを手がけていた人です。まだ現役だったとは。
他にもガブリエル、Alicia Keys、Branford Marsalis、Joss Stone、サンタナやボブ・マーリーの息子ジギー・マーリーなど。
でもそういう有名人が参加してるから素晴らしい、というよりも、やはりアンジェリークその人の歌及びバックのクオリティが圧倒的に素晴らしいということに尽きます。

ピーター・ガブリエルやポール・サイモンなんかがワールドミュージックへ接近し、アフリカのリズムなんかを取り入れた時「音楽の植民地化」みたいな問題提起もあったようですが、こんなアルバムがアフリカのミュージシャンから発表され、しかも優れた作品であるということは、ある意味そういう議論がすでに無意味であることの象徴なのかも知れませんね。

ラベル:アフリカ ベナン
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2007年08月08日

Barbie Almalbis / Barbie Rocks the Big Dome

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いろんな意味でフィリピン的。



おめでたにより活動中止中のバービー・アルマルビスのライヴ盤です(2007年)。
以前のエントリでのMiaさんのコメントによると、今年の3月7日にフィリピンでコンサートを行ったようですが、このCDはその時のテイクでしょうか?

Hungry Young Poets時代の名曲「Torpe」で幕を開けますが、さすがライヴ、演奏がかなりアグレッシヴなのですが、途中でRocksteddyというグループが乱入?
まあゲストなんでしょうけど、これが演奏下手なんだ。ちょっと興ざめでした。
しかしその後は素晴らしい演奏及び歌。この人ライヴでもバリバリのミュージシャンシップを発揮するタイプですね。そうだと思っていたけど。
他にもNey(6Cyclemind)やKitchie Nadalなどのゲストシンガーが登場するのですが、バービーの曲を他の人が歌うと、なんか凡庸に聴こえます。
あのたどたどしくも外さないヴォーカルスタイルがバービーの音楽のキモなのかも知れませんね。
バックはフィリピンなので下手なわけもなく、かと言ってうますぎず、スローなナンバーでもロックを感じさせるイカした音です。
バービーの楽曲群ってけっこう抑えた曲調が多く、「Rock」という言葉のイメージとは合わないような印象もあるのですが、やはり曲の骨格はロックな感じがします。

しかし今後はしばらくリリースがないというのは悲しいですね。一日も早い復帰を祈ってます。人気あるみたいだし。


音が悪いですが、ロックなバービーが歌う「Torpe」。
こちらは途中で乱入はありません。

ラベル:フィリピン OPM
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2007年07月25日

Alexandra Bounxouei / Leum Saa

alexandra.jpg

がんばってます。



ラオスで最も有名なアーティストらしい、アレクサンドラ(Alexandra Thidavanh Bounxouei)の2枚目のアルバムだそうです。2003年の「J-ASEAN POPS」というイベントに出演してて、そこでステージを見たことがあります。
1987年ブルガリア生まれラオス育ち、悪そうな奴は大体友達だそうです。
ステージを見た時の記憶はもはやおぼろげなのですが、たいそう美人だったのとヴァイオリンを弾いていたのを覚えています。

で、このアルバムですが、さすがラオスいろいろクオリティ低い。
ジャケ写がピンボケだったり印刷自体の質が悪かったり。
カラー印刷のクオリティって、その国の経済レベルをけっこう象徴してる感じがしますね。インドとか、あんなにITで発展しているイメージありますけど、カラー印刷は版ずれしまくりですし。あとボールペンも質が悪い。
このへんひょっとしてビジネスチャンスかも?

まあ印刷はいいとして、音も録音技術とかそういう意味ではけしてレベル高くはないです。ていうかラオスで録音してないんじゃないでしょうか?ラオスにちゃんとしたスタジオやCDの生産設備があるとは思えないし。
1曲目は、全体的には「垢抜けないルークトゥン」という感じですが、なぜか途中からラテンになったり、アレキサンドラのヴァイオリンソロが入ったりして、なんかカオスな感じ。
ちなみにヴァイオリンはあまりうまくないです。
(おれは3歳からヴァイオリンをやっていたので、ヴァイオリンの良し悪しはちょっとわかるのです)

2曲目からはいわゆるタイポップスのフォーマットなのですが、1曲目のカオス感は続きます。
なんというか、機材のハンデをアイデアとやみくもな勢いで凌駕しているというか。
まあ全体的に素人っぽくかつやりすぎなのですが、アレクサンドラがヴァイオリンはさておき歌がけっこううまい、というか、天性の華があるので、結果的に聴いててすごく面白いというか飽きないんですね。

しかしラオスのポップシーンって存在するのでしょうか。
以前ヴィエンチャンに行った時は、大衆文化はほとんどタイに席捲されていた感じでしたが…

と思ってyoutubeで検索したら、けっこうたくさん動画があって、コメントもけっこうついててびっくりしました。
ラオポップ恐るべし。

↓Eyes on me(原曲はFaye wong。FFのアレです)をラオス語で歌うアレクサンドラ。




posted by インサック at 22:52| バンコク ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

Barbie Almalbis / The Singles

barbie_singles.jpg

地味な顔して魔性の女。



ちょっと前に何の気なしに購入して、たいそう気に入ったBarbie Almalbisちゃんの、ソロデビュー前のキャリアのシングル集です(2005年)。
Miaさんにお願いして、フィリピンでゲットしてもらいました。Miaさんありがとうございました。

彼女はHungry Young Poetsというグループでデビュー、その後Barbie's Cradleを経てソロになったようです。
このアルバムはBarbie's Cradle解散間もない時期にリリースされたようで、Hungry Young Poets時代の曲が2曲、Barbie's Cradleが15曲、そしてソロ名義が1曲、そしてPVが12曲入ったVCDがついています。

彼女は本当に才能がある人のようで、Hungry Young Poets時代の曲からして、少し荒削りな感はあるものの、現在と変わらぬクオリティ。
メランコリアとちょっとだけの疾走感、ベタにもりあがらず余韻を残して終わる曲、まったく天性のセンスに脱帽であります。
全18曲、60分超の長めのアルバムなんですが、一回聴き終わるとまた最初から聴きたくなってしまいます。
パっと聴いた感じは非常に地味な音だし、顔立ちも地味(中国系?)なのですが、この中毒感は恐るべし。
曲調も変幻自在、でも彼女独特のセンスで統一されていて、例えて言うとキャロル・キングみたいな感じでしょうか。

公式サイトによると、今月はアメリカツアー中のようです。
Barbie Rocks USA!
フィリピンよりアメリカで支持される音だと思います。ってアメリカツアーはたぶん在米フィリピン人のためだと思うけど。

とにかく、本当に音楽的才能にあふれた人だと思います。フィリピンにもこういう人いるんだなあ。
惜しむらくは、こういう抑えたセンスの人ってフィリピンではあまり受けないんだよなあ。
でもこれだけキャリアを重ねてソロデビューしてるわけだから、それなりには評価されているのか?
フィリピンの音楽市場で、バービーってどういう位置にいるんでしょう?もしご存じの方がいたら教えてください。


ラベル:OPM フィリピン
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2007年01月30日

Truefaith / Stray to be Found

truefaith.jpg

タイトルがいいやね。



フィリピンのナイスセンスなバンド、Truefaithのニューアルバムです(2006年)。
「見つけてもらうために彷徨する」というタイトル、このバンドの本質を表しているような気がします。

相変わらず、誠実に丁寧に音楽を作っていることが実感できるサウンド。
元々派手さはないバンドですが、ますます地味になっているような、でも聴けば聴くほどしみる曲ばかりです。
今回はカヴァー曲が多くて、スタイル・カウンシルの「You're the best Thing」を筆頭に、Everything But the Girl、Rune Grammofonというノルウェーのジャズ・エクスペリメンタルレーベルの設立者であるRune Kristoffersen(1980年代に Fra Lippo Lippi というポップデュオでベースを弾いていた)、Finn兄弟(元Crowded House、Split Enz)など、彼らに影響を与えたと思しき人たちの曲が入ってます。
Truefaithってスタカンに似てるな、とは思っていたのですが、やっぱ好きだったか。

スタカンのヴォーカル&リーダーだったポール・ウェラーって、キャリアのスタートがThe Jamというモッズバンドだったんで、The Jam解散直後に結成したスタカンでも、音はソウルでも歌い方がめっちゃパンクだったわけですが、Truefaithヴァージョンは声もちょっとソウルっぽい。
ていうか、このMedwinというヴォーカルは独特ですね。
ソウルっぽいというよりも、メランコリアと諦念と、そしてその先にわずかに見える希望を感じさせる声であり、歌い方です。
地味なスローナンバーからにじみ出る熱を感じます。もえさかる炎というよりも地熱って感じ。

ということで、相変わらずしみじみと耳を委ねることができる音でございました。

ところで、このアルバムはBarbieちゃんと一緒に購入したわけですが、購入元のMia Music&Booksさんに
「Barbieのアルバムが非常に素晴らしかったので、彼女がソロになる前組んでいたバンド、Barbie's Cradleのアルバムをフィリピンで探して来てください」
とわがまま極まりないお願いをしたところ、わざわざゲットしていただきました。
もうすぐ届くと思うので、近々このブログでも取り上げたいと思います。
Miaさん、大変大変ありがとうございました。感激しました。


ラベル:OPM フィリピン
posted by インサック at 22:34| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月16日

Barbie Almalbis / Parade

barbie.jpg

ナイスセンス、バービー!



フィリピンのCDが安く買えるサイトを見つけてしまいました。
Mia Music&Booksさんです。サイトはこちら
Truefaithの新譜があったので購入し、ついでにこのバービー・アルマルビスのCDを何となくジャケ買いしてみたのですが、これがあなた素晴らしく素晴らしいアルバムでした!!

公式サイトによると、元々「Barbie's Cradle」という3人組のバンドのヴォーカル兼リーダーだったバービーがソロに転向、これがソロデビューアルバム(2006年)ということのようです。

イントロからガーン!と来るタイプのアーティストではなく、ていねいに音を重ねて構築していく感じ。しかしあくまでロック的なセンス。
重ねて重ねて、いつの間にかサビではすごいことになっているという。
と言っても多重録音系なわけではなく、あくまでも音楽的アイデアの話で、音自体はアコースティックな聴きやすいトーンで統一されてます。
例えて言うとちょっと元気いいサンデイズというか。
Barbieのちょっと夢見がちなヴォーカルと、良く考えて作られているメロディー及びアレンジが絶妙のマッチングで、米国出張中も飛行機の中で聴いて癒されてました。
フィリピンのポップミュージックはベタで大味なものが多いのですが、このバービーのようないかしたセンスもちゃんと支持されるみたいですね。
ほぼ全曲バービーが作詞作曲、素晴らしい才能です。

特筆すべきわかりやすい個性はないのですが、普通のスーパーにある材料ですごくおいしい料理を作りました、という感じですね。別に特別な調味料や食材はないんだけど、食材のセレクトのセンスと微妙な味付けのセンスが抜群で、少しでもズレたら駄作・凡作になるのを奇跡のバランスで傑作に仕上げております。

Barbie's Cradleのメンバーは12曲目のみ演奏していますが、ややプログレ風味。
Barbie's Cradleも聴いてみたいと思いました。
ラベル:フィリピン OPM
posted by インサック at 12:05| Comment(4) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月02日

P.O.T/Remastered

pot.jpg

か、かっちょいい!



だいぶ前になりますが、今年の3月にフィリピンに行った時に買ったアルバム。
1997年にリリースされたものに、2004年に録音したボーナストラックを加えたもののようです。2005年発売。

このP.O.T、どういうバンドか全然知らないのですが、当時のマニラのCDショップで山ほどプッシュされてた国産オルタナバンドの中にディスプレイされてました。
他にもオルタナ系のCDを何枚か買って来たのですが、正直いまいちでした。フィリピンのミュージシャンに共通する「プレイヤーとしてはうまいし器用なんだけど、クリエイターとしての資質が弱い」という罠にはまりました。おれが。

しかしこのP.O.Tは違う。
誤解を恐れずに言うと、Charみたいです。いや、バンド全体がグルーヴしてる感じはジョニー、ルイス&チャーか。あとシアター・ブルックなんかにも通じる部分はあります。洋楽で言うとスライとか。かなり黒いです。
オルタナな感じもあるんですが、どっちかというとオールドスタイルのロック、R&Bを基本にしてます。ベースは半分くらいチョッパーですが基本リズムは8ビート、という感じはレッチリを連想したりもしますね。

ところで最近「R&B」と言うと今風で少し黒人ぽい音楽を指すようですけど、元々はブルースをルーツとしたロックをR&Bと呼んでいたような気がします。クラプトンやストーンズもR&Bの範疇だったような。
最近のR&Bって、どっちかというと「ブラコン」ですよね。ブラック・コンテンポラリーなんだからこっちのほうが意味としても合ってるじゃねえか。ブラコンって言えよブラコンって。

ということでこのバンドは昔で言うR&Bバンド、なのかも知れません。
黒っぽいけどソウルでもファンクでもなくロック、という。しかも70年代くらいの。
でも90年代っぽいオルタナ・ミクスチャーのテイストもあり、という。
まあいわゆる「ロック」の「かっこいい」フレーズがてんこ盛りです。
こういうこだわりなく「いいとこどり」するというのもフィリピン人の特性なのかも。
あと、最近では珍しく全然機械を使ってません。100%人力。一発録りかもしれない。
そういうところもいいですな。楽器やったことある人だと気に入るかも知れません。

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2005年06月15日

ベスト/李博士

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狂ってる。



4月に韓国に行った時に買って来た、イ・パクサのメドレーベスト2枚組。
ポンチャック・トロットの第一人者で、昔電気グルーヴが面白がっていじったりしてましたね。当時日本の歌番組にも出てたような記憶が。

まあどんな感じかはなんとなくわかってて、聴いたらそのままのイメージでした。
カシオトーン1台で作ったとしか思えないチープな電子音に乗って、パクサがなんか歌っているという。
最初は笑いながら聴いていたのですが、10分を過ぎるころから怖くなって来ました。
一応メドレーなので、延々続くわけです。もう延々と。
終わりなどないかのように続く、そのチープで味わいのかけらもない妙に軽快だけど殺伐とした音楽は、ずっと聴いていると頭がおかしくなるような錯覚に陥ります。

甘かった。おれのイメージの中のパクサは笑って済ませられるイロモノだったのに、そんなもんじゃなかった。エイフェックス・ツインばりに凶暴だった。

韓国の人は普通にこれを聴いているのでしょうか?だとしたら絶対おかしい。
ヒョニーもそうですが、こんな狂気の音楽が普通にポップソングとして流通しているのか?韓国恐るべし。
まあ他に2枚ほど買ったCDは普通にだるいアジアバラードだったので、普通(おれにとっては面白みに欠けたりはしますが)のポップスもあるんでしょう、というかそっちが主流なんでしょうけど。
このパクサのCDもお店の人に探してもらって、ストックのすみっこに1枚だけあったのを買ったので、もうすたれているんでしょうけどね。

しかしそれにしても狂ってる。
このCD全部聴いてないですし、ていうか聴けないです。
もう二度と自分からは聴かないと思います。友人が遊びに来た時の面白半分くらいしか聴くシーンが思い浮かばない。
あーこわ。


ジャケ写がぼけているのは、もともとぼけているせいです。
このやる気のないアートワークも凄みを感じます。恐るべし。




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2005年05月24日

Lee Jung Hyun/U

leejunghyun.jpg

狂ってる。



韓国ドラマ「美しき日々」でチェ・ジウの妹役を演じたイ・ジョンヒョンのセカンドアルバム(2000年)。っておれはこのドラマ見てないんですが。ていうか韓国ドラマ自体見たことないです。
韓国では女優兼歌手として活動しており、「テクノの女王」などと称されている愛称「ヒョニー」、キサラさんのブログを見て興味を持ち聴いてみたのですが…

ヒョニーの中の「テクノ」とおれの中の「テクノ」では定義が違っていたようです。
おれが思うテクノはYMOです。うそです。
808 STATEです。これも古いか。原始テクノだな、もはや。

音的にはさして特徴のない打ち込みポップス、それも最近の「ぱっと聴き打ち込みっぽくないR&Bぽいやつ」ではなく、モロ打ち込みな、ちょっと懐かしいタイプ。
(「古臭い」というのを婉曲表現しております)
まあタイで言うとTKみたいなものですか。
それはまあいいんですが、ヒョニーのヴォーカルがおかしい。
サビというか普通なら「シャウト」するところを、この人「絶叫」するんですよ。
楳図かずおの恐怖マンガの「ギャーーーー!!」と同じ。ってマンガの絶叫は聞こえないわけですが、まあイメージとしてはそんな感じなんです。
始めて聴いた時は「は?」と「怖!」と「ぷっ」が入り混じった、なんとも複雑な気持ちになりました。
で、聴いてるとその絶叫がいつ来るかいつ来るかとそわそわしてしまって、「そこ」が来ると「来た〜!!」ってなっちゃってもうドキドキです。

これおかしいですよ!狂ってる!
韓国の人は普通に聴いてるんでしょうか?おそろすぃ。

だいたい好きなアーティストはシーラ・チャンドラ氣志團って、相当変わってますよこの人。

…などと言いながらけっこう気に入ってます。おもろい。
全編ダルバラードなんかより100万倍いい。

しかし愛称「ヒョニー」っていうのは日本人的にはちょっと違和感あるかな。
まあタイ人の名前の「パラポン」とか「モンコーン」とかも最初は違和感あったから、慣れの問題でしょうか。

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2005年03月04日

Truefaith/Grace

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おれが知る限り、フィリピンで最もセンスあるバンド。



と言うほどOPMに詳しいわけではないんですが、概してベタな音が多いフィリピンの音楽シーンで、このTruefaithとParokya ni Edgarだけは別格の音楽センスを持っていると言えましょう。
パロキャがけっこう弾けた音で、曲によってはコミックソングに近いのに対し、Truefaithは誠実な音。
このアルバム(2002年)もそうだし、2000年までのベストもそうだけど、J-POPみたいにキャッチーじゃないし、むしろパっと聴きは地味聴こえるかも知れない。
でも、今回フィリピンで買った10枚近くのCDの中ではこれが一番良かったです。ヘロやんよりも。
欧米のバンドで言うとREM、スタイルカウンシル、スミス。
日本で言うとスピッツ、ザ・ピーズ(B'zじゃないよ)。
そんな感じの、地味にいい曲を地味にいいバンドアレンジで聴かせてくれる良バンドです。
ともすればAOR的なダルさに傾きそうな曲調を、はっとさせるコード進行やブリッジ、ちょっとだけ個性的なメロディーに、彼らと凡百のバンドを分かつ鍵があるような気がします。
フィリピンのミュージシャンって、プレイヤーとしてはすごくうまいけどクリエイター/パフォーマーとして弱い、というのがおれの印象だったんですけど、彼らは違う。かっちょいい。
前に張惠妹のエントリで「制作陣の音楽への愛が足りない気がする」ということを描きましたが、Truefaithは逆に愛を感じる。いい音楽を作ろうという気合いが伝わって来る。
どうすれば少しでも多くの人に伝えることができるのか、すごく一所懸命考えてる気がする。

このちょっとメランコリックで、わかりやすい特徴は持っていない、でも消去法やマーケティングだけでは作り得ない音楽を奏でているバンド、おれは好きだな!

とりあえずCDショップでは前買ったベストとこのアルバムしか置いてなかったんですが、他にも作品あるのかな?と思って調べたら、けっこうあるじゃない。
フィリピン在住の知り合いに頼んで買って来てもらおうかな。「Itsumo」も欲しいしな。

posted by インサック at 23:24| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月27日

Sarah Geronimo/Sweet Sixteen

sg_ss.jpg

歌姫への道、険し。



デビューアルバムが大ヒット、今フィリピンで最もキテる女性シンガーと言えましょう、サラ・ヘロニモのセカンドアルバム(2004年)。
タイトルからもわかるとおり、まだ16歳ですが、アヨロ大統領国の就任式で国歌を歌ったりして、ポストRegine Velasquez(この人こそ国民的大スター)最右翼でしょう。

そんな恐るべき16歳のサラちゃんなのですが、フィリピン人が持つ印象は「歌はうまいけど顔がちょっとね〜。」なんだって。別に普通にかわいいと思いますが、どっちかというと中国系の顔立ちなので、フィリピン人にはもっとスペインぽい派手な顔のほうがうけるのかも知れません。

で、このアルバム、大ブレイクの1stの後、満を持してリリースされたんだと思いますが、全69分29秒の超大作です。
中身はバラードありポップスあり、フォリナーやクイーンのカヴァーありでこれまたもりだくさん。聴き応え十分に仕上がっております。

ただ、ちょっと気になったのですが、バックの音とヴォーカルのバランスが悪い。声大きすぎ。まあヴォーカルを聴くアルバムなので、これでいいのかも知れませんが。
あと、これが最大の問題なのですが、サラの歌が下手になっているような。なんか微妙に音程外しちゃってるんですよね。レコーディングで補正しなかったのかな?それともそう聴こえるのはおれだけ?
まあ、「うまく聴こえるような歌い方」はすごくうまい子です。というと嫌な言い方だな。要は歌い上げスキルが非常に高いので、BGM的に聴いているぶんには気持ちいいですけど。

まあRegineへの道はまだ険しいのかな、という気はします。
でもまだ16歳だからね。10年くらい経ったらすごいことになっているんじゃないでしょうか。


ラベル:OPM
posted by インサック at 17:22| Comment(12) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月21日

Jolina/Panaginip Platinum Collection

jolina

フィリピンのビッグスター、らしいです。



ジョリーナ・マグダンガルのベストアルバム(2001年)。
去年横浜で開催されたJ-ASEAN POPs コンサートにも出演してたし、けっこう有名な人なのかと思ってたんですけど、マニラのCDショップではあんまり見当たりませんでした。CDショップのおばさんいわく、「歌手というよりマルチタレント」ということで、女優やバラエティ出演なんかもする人みたいです。

で、このヒットソング集であるというCDを聴いてみたんですけど、や〜ほんとフィリピン人ってバラード好きなんだなあ、と思いました。
そのベクトルは、日本の演歌に通じるような部分もあるけど、どっちかっつうとアメリカを向いているかもしんない。
しかも、「マイ・ウェイ」とか、ああいう感じ。ホテルのラウンジで流れてるみたいな。チャートミュージックではない、保守的な感じ。
やはり、一般に、フィリピン人ってプレイヤーとしては優れているけど、クリエイターとしてはあまり才能ないのかも…と思いました。

音楽的に優れているバンドもいるんですけどね、TruefaithとかParokya ni Edgarとか。


posted by インサック at 00:57| バンコク ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月10日

Vina Morales/Total Control

フィリピン人にとってのセクシーってこんな感じ?


先月フィリピンに行った時に買って来たCDのうちの1枚。
Vinaさんは顔と名前からしてラテン系の血が入っているのでしょうか?2001年リリース。

音的にはほんと違和感のないダンス系洋楽。加えて発声・譜割り・発音が完全にアメリカ。歌詞は全曲英語、タガログ語なし。
さすがにBiyonceやBrandyなんかに比べると垢抜けないのは否めませんが、アレンジやミックスがいまいちな割りに楽曲が良くて、けっこう聴いてます。

しかしVina嬢はフィリピン人的にはセクシー美女なんだろうか。おれ的にはなんか場末感が漂っているように見えてしまうのですが。
まあ価値観は様々ですからね。

さて明日から香港・タイと出張です。また何か買って来よう。




posted by インサック at 22:45| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(61) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月10日

Truefaith/Memories are Cheap

フィリピンで買ったCDその2。
店員のおばちゃんに「オルタナはないの?」と聞いたら持って来た1枚。
(注:フィリピンで言う「オルタナ」は「今風のロック」くらいの意味です)
Truefaithというバンドのベストですが、2000年で解散しとるやないけ、大丈夫か〜?ジャケもしょぼいし。
と思ったのですが、タイトルがいいので買ってみました。

で、驚くべきことにこれが大変かっこいい。予想通りオルタナではありませんでした。日本の渋谷系(死語)っぽいおしゃれさやポップな配慮がかなりなされており、ネオアコだったりボサノヴァだったりソウルっぽかったりするうえに、バンドアンサンブルがすごくよく考えてあって、それぞれの楽器がうま〜くバランス取れてます。バンドアレンジうまい。スピッツみたい。

フィリピンにありがちな大仰バラードもなく、全体に抑制された感じです。Parokya ni Edgerより好きかもしんない。ParokyaがXTCならTruefaithはスタカンという感じです。
や〜マジいいっすよ。



posted by インサック at 23:10| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(528) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月09日

Kyla/Not your ordinary girl

雨のマニラから帰ったら東京も雨で鬱。
しかし帰ってきたらそっこーフィリピンのCD聴いてレビュー書いてるおれってちょっと病的かも知れない。まあいいや。

マニラのCD屋のおばちゃんに勧められて買ったこのKylaちゃんのCDですが、なかなかよろしいです。
フィリピンの女性歌手って「私のこの美声をお聴き!ああああぁぁぁぁ〜!!!!」みたいな、ホイットニー・ヒューストン系の歌唱法(フェイクばりばり)が多いような気がするのですが、Kylaはもうちょっと今風というか、ん〜なんと言うのかなあ、ソウルに詳しい人だったら的確に表現できると思うんだけど、「今風ソウル風」なんですわ。
ヴォーカルテク的には「う〜んうまい!」てほどではないんだけど、身の丈で歌ってて、だからこそ聴いてるほうも肩の力を抜いて聴けるというか。

全15曲のうち英語詩が14曲、タガログ語は1曲のみというのも特異かもしんない。
逆に英語の曲を聴きなれた耳には馴染みやすくもありますが。




こちらの写真のとおり、たぶんティーンエイジャーなんだと思うんですよね。
最近のフィリピンの若者には英語詩のほうがうける、という思惑があるのかもしれない。
まあ皆さん英語は母国語みたいなもんですからね。
またフィリピン英語って日本人には聞き取りやすい発音でもあり、そういう意味でも聴いててスっと入って来る感じはある。

マニラにいる間「myx」ていう音楽チャンネルをよく見てたんだけど、Kylaもチャートインしてました。「Human Nature」でしたが。
あとErik Santosという兄ちゃんの曲がヘビロテでした。けっこう良かったけど買わなかった。次回探してみます。


posted by インサック at 23:13| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(13390) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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