2010年12月11日

BUMP OF CHICKEN / FLAME VEIN

FLAME VEINFLAME VEIN
BUMP OF CHICKEN

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中二病と嗤うことはたやすい、しかし本当にそう思う?



BUMP OF CHICKENのデビューアルバム(1999年)。
演奏やアレンジは粗削りですが、藤原君の作詞・作曲・歌唱力はユグドラシルと遜色ない、驚くべき個性&クオリティ。
デビュー時でこの才能、この人やっぱり天才ですね。

Amazonのレビューを見ると、最近のBUMPよりこのアルバムやセカンド「THE LIVING DEAD」の頃のほうが好き、という人も多いみたいですね。
なんかわかる気がします。
佐野元春ファンにとっての「Back to the street」みたいな感じでしょうか。
今の姿と比較すると未熟だけど、方向性をしっかりと指し示してしるというか。
常々、音楽家や小説家は「処女作に向かって成長する」と思っていて、いつかBUMPもスケールアップした「FLAME VEIN」を作り上げるんじゃないでしょうか。

藤原君は本当に才能あふれるアーティスト(絵を除く。ごめん。)だと思いますが、最も才気を感じるのは作詞です。
ある意味青いというか、中二病的な部分もあるのですが、言葉の選び方や情景描写力にはすごいセンスを感じるし、40過ぎのおっさんの胸にもグサグサささります。
このアルバムで言うと、「バトルクライ」の

これが僕のいるべき戦場
覚悟の価値を決める場所

というフレーズには、今のおれの境遇と相まって激しく感動しました。
おれの場合は、やっぱりかなりの覚悟を持ってタイに移住したという経緯と共鳴したわけですが、このように、いろんな人の経験と共鳴する詩をかける才能(これはポップミュージックとして非常に大事なことだと思います)を、彼は持っています。

作風的には、歌詞の前半で、曲のテーマとなる感情や衝動が起こるシチュエーションを、かなり細かく描写し、サビではその感情を見事に表したフレーズを持ってくる、という構造が多いです。
これにより、聴き手はよりリアルに感情を共有できるわけです。

まあロックという音楽自体が中二病みたいなもんだし、ロック好きっていうのは多かれ少なかれ中二なんだと思います。
でもその中に、本当に感動するものがあったりするのも事実です。

posted by インサック at 13:31| バンコク | Comment(7) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月04日

Perfume / ねぇ

ねぇ(通常盤)
ねぇ(通常盤)Perfume

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いつもながらのクオリティには頭が下がります。



日本から来た知り合いの知り合いの方に買って来てもらいました。

いつも通りのPerfumeクオリティ。
商品としてのクオリティをきっちり守りながら、音楽としての冒険心や「おっ」と思わせる仕掛けもしっかり入れて来る、この姿勢が、Perfumeがアイドルファンから音楽オタクまでを引きつけて止まない理由ではないでしょうか。

今回もすごいです。
3人の声のかわいさや流麗なメロディーを油断して聴いていると、フックにガツンとやられます。
「ねぇ」で言えばサンプリングボイスを駆使したルーディメンツっぽい間奏とか、New OrderのPerfect Kissっぽいパーカッションとか。
つうか、この曲PerfumeのPerfect Kissじゃね?
「FAKE IT」では鳴り続けるビープ音とか。
インストゥルメンタル版を聴くとさらによくわかります。

これも毎回すごいと思うのですが、インストが全く別の曲として成立しています。
ヤスタカはほんとすごい才能だし、丁寧に真面目に仕事する人だと思います。


posted by インサック at 13:17| バンコク | Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月04日

Perfume新曲「ねぇ」

PVが公開されました。

「トライアングル」後のシングルでは、ヤスタカ先生は曲の完成度をどんどん上げているような気がします。
今回も一分の隙もない完璧ポップスです。

またPVが素晴らしい。
作りこみが半端ない。
NATURAL BEAUTY BASICの服は彼女たちに似合いますね。

しかしあ〜ちゃんやせて美人になったなああ!
「Complete Best」の時から10kgくらいやせたんじゃない?
もう某霊長類とは言わせない、って感じですね。
posted by インサック at 09:56| バンコク | Comment(1) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月03日

氣志團 / 木更津グラフィティ

木更津グラフィティ(DVD付)
木更津グラフィティ(DVD付)氣志團

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starついに完全復活

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純度を増した、永遠の17歳。



氣志團久々のフルアルバム(2010年)。
前作「Six Senses」は、実質メンバーのソロ作品集だったので、氣志團としては2005年の「愛羅武勇」以来、実に5年ぶりとなります。

やっぱり彼らはロックバンドだ、ということを再認識させる内容でした。
氣志團は、そのファッションや綾小路翔団長のキャラクターで、一般にはイロモノ・ニセモノとみなされているかも知れませんが、音楽的には非常にまっとうなロックバンドでして、今の世の中、ここまで真っ直ぐに(古臭いとも取られかねない)、ロックというジャンルを突き詰めているバンドは少ないと思います。
とは言え、過去にはかなりバラエティに富んだ楽曲も発表してきましたが、今回は「狭い意味でのロック」に絞って制作した感じがします。
ロックのカッコよさを信じているというか。
それは、同梱されているDVDを見ればより実感できると思います。
しかし氣志團のPVは本当にかっこいい。
特にライヴ映像は、メンバーの一番かっちょいいショットを絶妙なアングル&長さで編集していて、感動します。

歌詞は、さすが永遠の17歳の団長、頑なに青春ロマンティック路線です。
実際もういい年だと思うのですが、ここまで初期衝動をブレずに持ち続けるというのは、10代にすごいトラウマがあるのでしょうか?
ずっとゴシックな世界観をキープし続けるWillardにも通じる一徹さです。
ちょっと怖いくらいです。

そして、やはり星グランマニエの曲がいい、良すぎる。
持って行かれます。

氣志團ファンとしては、もう完全復活でうれしい限りなのですが、5年のブランクがちょっと気になります。
新しいファンは獲得できるのか?
今の10代の子とか、こういうの聴くのかなあ?ヒップホップ成分ゼロだし、ロックはもはや若者の音楽じゃないのかなあ。


星グランマニエ作曲「おまえだったんだ」。
この曲最高でしょう!
これこそが日本のロックですよ!

posted by インサック at 16:26| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月11日

Bump of Chicken / ユグドラシル

ユグドラシルユグドラシル
BUMP OF CHICKEN

トイズファクトリー 2004-08-25
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すごい才能だと思います。



バンプオブチキンのメジャー2ndアルバム(2004年)。
発売当時、シングルの「オンリー ロンリー グローリー」が音楽系CSでよく流れており、かっこいい曲だなあ、と思ってました。
その時このアルバムを買おうかと思ったのですが、当時の配偶者が「買うほどの価値はないよ
」みたいなことを言って、何となく聴かないままになっていたと記憶しています。

で、時は経ち、久々に聴きたくなってiTMSでポチったところ、あなたこれものすごく素晴らしいアルバムですね!!

ほぼ全曲の作詞・作曲を手掛けるヴォーカル藤原基央くんは、天才と言っていいと思います。
特に作詞。
だいたいの曲にはストーリーが存在し、最初のヴァースに出て来た言葉が次のヴァースでは別の意味を持ったり、歌詞全体が幾通りもの意味を持っている、というか、いろんな風に解釈できる構造になっています。
特に、藤原君の価値観なんだと思うのですが、「人間でいる・ある」ためには努力が必要である、とか、何かを得るためには何かを捨てなければならない、とか、そういう意味合いの歌詞が多いように感じます。

音楽的には、「オンリー…」のようなアップテンポなものと、フォークっぽいというか抒情的な曲に大別され、音楽的な引き出しはさほど多くはない印象。
サザンロックが好きだという藤原君の指向からか、コード進行はカラっとしていて、情緒的な要素は少ないです。
このコード進行と、ベースの直井由文くんの動きまくるベースラインが、バンプをウェットなJ-POPとの決定的違いだと思います。
全曲捨て曲なし。
というか、数曲でアルバム1枚分に匹敵するインパクトがあるので、なかなか通して聴けませんでした。
最初の「オンリー・ロンリー・グローリー」「乗車権」「ギルド」まで繰り返し聴き、次に「embrace」〜「車輪の歌」までを繰り返し、最後に「スノースマイル」から「ロストマン」までを聴いた、って感じです。

藤原君の歌がいいですね。技術的にうまいことは言うまでもなく、すごくひたむきで、音楽や人生に対する情熱がストレートに伝わって来ます。
やせ型&長い前髪も、ロック少女のハートをわしづかみじゃないでしょうか?

バンプオブチキンは、10代の少年少女の価値観や生き方を変えるだけの力を持っていると思います。
おれにとっての佐野元春、ある人にとってのThe Blue Hearts、RCサクセション、椎名林檎、サンボマスター、ナンバーガール、そういった系譜の後継者だと思います。



やっぱこの曲が一番好き、「オンリー・ロンリー・グローリー」。



posted by インサック at 16:07| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

perfumeニューシングル「VOICE」



遠くタイの地からperfumeウォッチを続けておりますが、新曲「VOICE」が8/11にリリースされました。

ちょっと中華風の曲になっていますが、Puppy Loveも中華テイストがあったりして、ヤスタカ氏は意外と和のテイストが好きなのかも知れません。
確かデビュー前に何かのコンテストに応募したのも、和的な曲だったと思います。

のっけにサビを持って来るというのは、よくある編曲法ですが、調性があいまいなコード進行になっていてドキドキします。
続くイントロ本編はキラキラと上昇していくフレーズとなり、サビ本編はイントロとは違い、安定感のあるコード進行で一気に感情移入できます。

という、いつも通りのヤスタカクオリティ、素晴らしい曲です。

よくネットで「もっとバキバキの曲を聴きたい」という意見を見ますが、例えば「GAME」や「EDGE」みたいな曲って、ヤスタカなら簡単に作れると思うんですよね。
ああいう曲って、コード進行とかメロディラインと言うよりも、音色(特にボトム系)に尽きると思っていて、そりゃヤスタカ氏はあれ系の最先端の音は常にチェックしているはずだし、すぐですよ。
個人的には、この「VOICE」もそうですし、「ナチュラルに恋して」みたいな、技術とセンスの粋を集めたどポップスを追求して行って欲しいです。

また、Perfumeのシングルには、毎回音楽的なトライが含まれていています。
今回のイントロのコード進行もそうですし、同じヴァースのバックトラックをいちいち変えて来たり、かなり手が込んでいます。
パっと聴きではよくわかりませんが、「聴きごこち」に多大な貢献をしているのが素晴らしい。

トライアングル」リリース後リリースされた楽曲は、明らかにレベルが上がっていると思います。
ニューアルバムは、今年中にはリリースされるかな?
楽しみです。


posted by インサック at 17:49| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

Perfume、カーディガンズをカバー

perfumeがペプシのCMでカーディガンズを歌っているようです。




あ〜ちゃん一段とやせてポニーテールになってます。
かわいくなったなあ。

選曲は、まあPerfumeらしいんじゃないでしょうか。
懐かしいですね、カ−ディガンズ。当時、おしゃれなポップスが好きな人はみんな聴いてましたね。私も、この「lovefool」が入っているアルバムは持ってました。
ただ、CM音源を聴いた限りでは、ヤスタカがやっつけ仕事っぽくてちょっと気になります。



原曲はこちら。



当時は、なんか「カーディガンズを聴いてる自分が好き」みたいな人が多くて、ちょっと引いて見てたんですが、偏見なく今聴くと、すごく個性的で心地よくて、やっぱいい曲ですね。
Perfume原理主義者のおれからしても、原曲の方が数段良く聴こえます。



posted by インサック at 20:58| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月13日

Perfume「不自然なガール」PVフルVer.

はいきた。

もう、まごうことなきチームPerfumeの最高傑作でしょう!
ヤスタカの切れ味はますます研ぎ澄まされています!
同じヴァースでアレンジを少しずつ変えていく手法は健在ですし、後半のサビに間奏のリフを重ねたり、マジック炸裂です。

でも、この曲の白眉は、後半のかしゆかソロパートです!
心を打ち抜かれました。しびれました。最高です。
posted by インサック at 15:00| バンコク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京事変 / スポーツ

スポーツスポーツ
東京事変

EMIミュージックジャパン 2010-02-24
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文句なし最高傑作!



林檎ソロ「三文ゴシップ」に続き、早いペースでリリースされました、東京事変のニューアルバム(2010年)。

三文ゴシップも非常に素晴らしいアルバムでしたが、こちらはもう間違いなく東京事変の最高傑作、すなわち日本の大衆音楽の中でもベスト10には入る大傑作だと思います!
いや本当に素晴らしい。
先行シングルの「能動的三分間」、2年前にリリースされたシングル「閃光少女」が凡曲に聴こえてしまうほどの珠玉の楽曲群です。

全体的にアップテンポの曲が多いのですが、ロックミュージックの本質である「カッコよさ」を純粋培養したようなかっちょいいリフ・メロディー・コード進行で埋め尽くされています。
なおかつ、ロックのみならずジャズ、ボサノヴァ、エレクトロニカ、ニューウェーヴ、テクノ等のさまざまなジャンルをガンガンに取り込んでます。
ていうか、こうやっていろんな音楽を飲み込んで行くのがロックミュージックの本質でもあると思うので、そういう意味でも、狭義にも広義にも正しく「ロック」なアルバムです。

音楽に対する初期衝動を失わず、膨大な音楽経験(視聴・演奏・作詞作曲・アレンジ等々)とセンスで織りなすタペストリーとでも言いましょうか、「円熟したセックスピストルズ」みたいな、矛盾した音楽を実現しちゃってる事変のメンバーはすごい、本当にすごい。

今回は(も)、林檎以外のメンバーの曲が多いです。
林檎2曲、キーボードの伊澤一葉5曲、ギターの浮雲4曲、亀田師匠1曲、林檎と伊澤一葉の共作1曲、という内訳です。
前作「娯楽」では林檎が1曲も書いておらず、楽曲的にちょっと不満があったのですが、今回は一葉さんと浮雲さんの曲が非常に素晴らしいです!
演奏も素晴らしい。特にリズム隊。
亀田師匠の個性あふるるベースライン、刃田綴色のドライブ感バリバリでありながら細かいオカズをちりばめるドラムスタイルは、事変の楽曲のアイデンティティと言えるでしょう。

もちろん林檎のヴォーカルも最高です。
文句なく、現在のJ-POPで最強の女性ロックヴォーカルです。
日本の女性ミュージシャンって、どうも「ロック」に関する認識・理解が違うなあ…と思うことが多いのですが、林檎はばっちりですね。こればっかりはセンスかなあ。

とにかく最高、聴かずに死ねるか!ということで。





posted by インサック at 12:10| バンコク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

Perfume「ナチュラルに恋して」PV

http://www.youtube.com/watch?v=edyARJq9sgM

か、か、かっちょいい〜!!
スリリングなイントロから釘づけになりました。
あ〜ちゃんやせてかわいくなりましたね。

楽曲は、スクリッティ・ポリッティを彷彿とさせるリズム&コード感で、既存のPerfume及び中田ヤスタカおなじみのブリブリ音色を使いながらも、ソウルっぽいホーン系もちりばめられ、さわやかな印象です。

ダンスも相変わらずの高クオリティですが、すごく洗練されたきたような。
ブレイク前のテクノ王道と、ブレイク後の一般性獲得の試みが、見事に昇華された超名曲だと思います。
個人的ベストチューン「Love the World」超えです。

このyoutube、徳間ジャパン公式チャンネルなんですが、タグに「natural ni koi site」とか「jpop」「a-chang ksyk nocchi」などが含まれています。
これは海外からの検索を想定しているということですよね。
Perfume世界進出の布石でしょうか?
以前から、Perfumeは海外のほうが受けると思っているので、ぜひぜひ実現してほしいです。

posted by インサック at 13:16| バンコク | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

Perfume新曲「ナチュラルに恋して」4/14リリース

Natural Beauty BasicのCMで一部聴けます。

http://www.naturalbeautybasic.com/movie/

毎度のことですが、Perfumeの曲って、こういう形で一部だけ聴くのと、フルサイズで聴くので全然印象違うと思います。
しかし今回はサビだけでも訴求力ありますね!

タイでどうやって入手しよう…
posted by インサック at 19:55| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

Personz / Precious?

PRECIOUS?(紙ジャケット仕様)
PRECIOUS?(紙ジャケット仕様)PERSONZ

テイチクエンタテインメント 2008-07-23
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古い。でも古くない。



現在も活動中のPersonzの5枚目のアルバム(1990年)。
当時かなり好きなバンドのひとつでしたが、このアルバムが完成形だったと思います。
この後のアルバムは、悪くはなかったと思いますが、リスナーからすると「終わったドラクエのレベル上げ」的に見えていたかも?

今聴いて思うのは、演奏がうまい。
プレイヤーとしての技量は3人ともかなりすごいと思いますし、音楽的な試みも、ポップさを失わずにガンガンやってます。
特にギターの本田毅、彼は本当にすごいギタリストですね。
ブライアン・メイの正統な継承者は、世界中探しても彼じゃないでしょうか?
対してヴォーカルのJILlは、パフォーマーとしては非常に華があると思いますが、純粋にヴォーカリストとしては、他の3人に較べると?というところがありますね。今聴くと音程も不安定ですね。
彼女の歌詞は女のコにはすごく共感できるんでしょうね。
おれは男なので、当時から歌詞的にはそんなに好きではなく、やはりサウンド面でワクワクしていたと思います。

これからしばらくして本田さんはPersonzを脱退してしまうのですが、やはり彼独特のギターサウンドが失われ、楽曲もベースの渡辺さんが全曲書くようになり、安定さは増したもののスリルはなくなったと思います。
なんか、Judy&Maryが、初期は恩田さんの曲が中心で、後期はTAKUYAになったのと同じ寂しさを感じます。
個人的には本田さんの曲のほうが好きだったかな。2人が作った曲がバランス良く配置されるのが、パーソンズの良さだったと思うんですよね。
ちなみにこのアルバム、渡辺6曲、本田4曲、ドラムの藤田2曲、JILL1曲となっております。
藤田さんも味のある曲作りますね。

今聴くとさすがに古く感じるのですが、それは曲やアレンジのせいではなく、サウンドエンジニアリングのせいだと思います。
J-POPでロックをロックらしく聴こえさせるエンジニアリングって、わりと最近なんですよね。90年代前半くらいからじゃないでしょうか?

このアルバム発売からはや20年近くが過ぎ、この時代の音は、新しいリスナーからは、もはや「古い」というより「新しい」と感じるかも知れません。
そういうところを狙ってAi+Bandみたいなプロジェクトがあったのかも知れませんが。
でも、懐古ではなく、真剣に80年代の日本のロックバンドのリバイバルは有り得ると思いますよ。



シングル曲「MAYBE CRAZEE -I Love You-」。
これで完成形じゃないですか?



posted by インサック at 14:21| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

Perfume / 凵iトライアングル)

トライアングル(初回限定盤)トライアングル(初回限定盤)
Perfume

徳間ジャパンコミュニケーションズ 2009-07-08
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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず



というのは方丈記の一文ですが、まさにそんな感じ、Perfumeのサードアルバムです(2009年)。

前作「GAME」は2008年のベストアルバムに挙げさせてもらいましたが、さすがヤスタカ「GAME2」は作りませんでした。
「GAME」では、一見コンサバに聴こえるシングルとアグレッシヴなアルバム向け書き下ろし曲が、まるで最初から意図されたような統一感で配置されたアルバムでしたが、今回もそんな感じです。
シングル曲はリマスターされ、アルバムのトーンの統一が図られていますね。
その他にも細やかな仕事がされてて、例えばわずか48秒の「Take Off」から始まることによって「Love The World」は全く新鮮に聴こえます。
また、この曲は現時点でのPerfumeのベストトラックだと思います。
ミックスしなおされた「edge」と「願い」は、既発表のヴァージョンはデモだったのか?と思うほどの完成度です。
また、このアルバムの白眉である「NIGHT FLIGHT」には、Yazoo(Yaz)Human League初期Depeche Mode、からNew OrderDaft PunkJusticeといった、英国ニューウェーヴ/エレポップからテクノポップ・テクノ・ハウス・エレクトロニカに至る、電子音楽の歴史が全て詰まっています。
と言ってもぱくっているわけではなく、ヤスタカが血肉化し、咀嚼したうえでフィードバックされている感がありますね。
その点、ポリリズムとUnderworldのようなあからさまな類似点はなくなっています。
(ポリリズムについては、個人的にはサンプリングの範疇だと思いますが)

その他新曲群は、安易にカテゴリできないものになってます。まあ強いて言うとポップスかな…
前作の「シークレット・シークレット」「セラミックガール」「Puppy Love」のような中毒性のあるポップナンバーではありませんが、幅と深さが増したというか、アプローチの方法が違うというか、深度を増したサウンドプロダクションになっています。
コンサバに聴こえてしまうかも知れませんが、繰り返し聴きたくなるのはこの考え抜かれた音によるものでしょう。ぞっとします。

ということで、前作「GAME」とはだいぶ趣が違った内容になっており、Amazonのレビューなんかでも賛否両論になっているみたいです。
個人的には、賛否両論になるようなアルバムのほうが好きですが。
これは、YMOが「Solid State Survivor」の後に「BGM」を出した状況とすごく似ていると思います。
あの当時をリアルタイムで経験した人ならわかってもらえると思いますが、当時のYMOファンは「ライディーン2」を期待していました。
しかしリリースされたのは、あの難解で地味な(と未熟者のおれは感じた)アルバムでした。
当時はかなり落胆したのですが、今振り返ると、むしろ「BGM」のほうが好きですし、一般的な評価としても「BGM」をYMOのベストに推す人はかなりいると思います。

今回のアルバムは「BGM」なんじゃないかなと思います。
あれよりキャッチーでポップですが(笑)。
後世ではGAMEより評価されるのかも。
おれとしては、ちょっと甲乙つけがたいですね。

また、よく「初音ミクでいいじゃん」とも言われるPerfumeのヴォーカルですが、今回ますますこの3人じゃないと成立しない内容になっていると思います。
奇しくも、ヴォーカルが最も少ない「Speed of Sound」を聴けばそう感じると思います。
ヤスタカが言っていたと思うのですが、声を加工しても個性がなくなるわけではないんです。
じゃあロジャーとかどうすんの、という話ですし、Daft Punkなんか声どころか誰がやってるかもわかりませんよ(彼らはステージではロボット風のマスクをつけています)。
初音ミク云々と言う人は、たぶんディープ・パープルのヴォーカルがイアン・ギランからロバート・プラントに変わっても気付かないのでしょう。



posted by インサック at 16:20| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

椎名林檎 / 三文ゴシップ

三文ゴシップ
三文ゴシップ椎名林檎

EMIミュージックジャパン 2009-06-24
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おすすめ平均 star
star初めて聞いたが
star詰め込みすぎか。でも楽しいアルバムだ。
starヘッドホンではもったいない。

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ありあまる才能。



椎名林檎の、ソロ名義としては2003年の「加爾基 精液 栗ノ花」以来、実に6年振りの新譜(2009年)。

「加爾基 精液 栗ノ花」というアルバムは、当時既にビッグネームだった林檎がリリースするにはあまりにもアヴァンギャルドな内容でした。
およそ商業ベースのCDとは思えないタイトルともあいまって、すごく特異なアルバムだったと思います。
(タイトル的にはtheピーズの「マスカキザル」と双璧ですね)
その反動か、その後は東京事変のヴォーカルとして、わりと伸び伸び音楽活動していた印象があります。

で、今回のアルバムですが、かなり陽性な印象。
ジャズやソウル、ファンクなど、黒人音楽のスタイル(って、今更これらのジャンル=黒人ということもないですが)が多いです。
また、参加ミュージシャンもSOIL&"PIMP"SessionsやPe's、Mummy-D(PHYMESTER)等、ミュージシャンシップを感じさせる人たちが多いですね。

楽曲は、それはもう素晴らしいです。
作曲家・歌手・作詞家としての林檎の才能を十二分に堪能できる内容になっています。
天性のメロディーに緻密に構成されたアレンジ、唯一無二の林檎のヴォーカル、めくるめく曲構成と、林檎ファンなら何の文句もない内容だと思います。
とにかく詰め込まれているアイデアの量がはんぱなく、リスナーは集中して聴くことを強いられ、BGMとしては全く機能しません(笑)。
これはプリンスに通じるものがありますね。
デビュー以来10年、これだけスリリングで才気あふれる作品をこの分量でリリースし続けてきた才能は驚嘆に値すると思います。
しかもまだ30歳!恐るべし椎名林檎!天才!

あと、やっぱり綺麗な人ですね。
肌色のSGを股にはさむ林檎はとても綺麗です。



posted by インサック at 12:58| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(3) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

Perfume /『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』

Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』
Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』Perfume

Tokuma Japan Communications CO.,LTD(TK)(M) 2009-04-22
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おすすめ平均 star
star多彩なダンスが素晴らしい
star日本のポップ・カルチュアの極点
star歴史が動いた

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立派になって……



Perfumeの去年の武道館ライヴのDVDがやっとリリースされました。ほっ。
初動6.3万枚は09年のDVDとしては最速、もちろん売上首位。
みんなPerfumeのライヴが見たいんですね〜。
しかしそんなに広告もしてないのにこの結果、コアなファンが多い証左ですね。
もうガルネクのようにプロモーションでメジャー感を演出できる時代ではないのかも知れません。

内容は今までの集大成的な構成。
FAN SERVICE〜BITTER〜からよくここまで来たな、と感慨ひとしおです。
演出も凝ってるし金かかってるし、エンターテインメントとして非常に作りこまれた作品になっていると思います。

しかし改めて、Perfumeとは極めてユニークな表現だと思います。
アイドルのフォーマットなのにテクノ色の強い楽曲(今更ですが)、媚びを排し、アイドルなのに顔を隠したりうつむいたりするアンチアイドルな振り付け、コンセプト色が強いPVやライヴ。
Perfumeとはあの3人のことではなく、こういった一連の表現全体を指すものであり、彼女たちもその表現形態の一要素に過ぎないように感じます。
なのにしっかり「アイドル」として認知されてたりして。

楽曲については、実は「GAME」以降はテクノポップどころかテクノ要素は大幅に後退しており、スタイルに依存しない、普遍的な、音楽の本質で勝負する方向に向かっていると思います。
まあ以前からスタイルに依存しているとは思っていませんが!

あ〜ちゃんはいつものように大泣きで、今までの苦労が偲ばれます。
もうJBのマントショーばりのお約束ですが、それが現在の圧倒的なパフォーマンスにつながっていると思うと感慨深いですね。
これで肝心の作品がしょぼかったら、いくら苦労していても引きますよね。

次のライヴは5月の代々木ですが、その時にニューアルバムの発表があるのではと期待しています。
もうアイドルでもなくテクノポップでもない、唯一無二の存在としてのPerfumeを体験したいです。




posted by インサック at 12:55| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

Perfume /ワンルーム・ディスコ

ワンルーム・ディスコ(初回限定盤)
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starsディスコる?春だもの
stars懐かしい
stars評価が難しい…
stars楽しげで悲しい?
starsいつの間にか頭の中を支配するフレーズ

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外さない。



Perfumeの新曲です。
今回は、音的にはCapsule色が強いですね。
普通にいい曲です。
ブレイク後のPerfumeのシングル(Baby cruising Love以降)は、いつも「普通にいいな」と思うのですが、今回もそうでした。
というか、ヤスタカは意識的に「普通にいい曲」というか、普遍性のある曲を書こうとしている気がします。
未だにPerfumeに対する世間のパブリックイメージは「ポリリズム」だと思いますが、あの曲は明らかに「普通」ではなかったですね。
Daft Punkばりの音で途中で本当にポリリズムが入るという、有り得ない楽曲でした。
しかし今回は(今回も)、予想から「わかりやすくは」外れない作り。
でも、たぶんヤスタカは実験を繰り返しています。
それは「スルメ曲」を作るという試み。最初聴いた時はそれほどいいと思わないけど、聴けば聴くほど味が出るような曲。
それはかなり成功していると思います。今日CDが届いてから10回以上聴いてますので(笑)。
音の作りこみの方向がわかりやすくない(難解という意味ではありません)というか、深いところを目指していると思います。
しかしPerfumeの曲は、いつもボトムがしっかり作りこまれていてうれしいです。ヤスタカはベーシストになればいいんじゃないか?

カップリングの「23:30」は、これまた地味ながらおしゃれ、ミニマルな構成は前作「Dream Fighter」のカップリング「願い」に通じるものがあります。

ま〜次のアルバムでは、こういう地味にいい曲を補完するラディカルな曲を入れてくるんだろうな。
「GAME」のように、シングル曲がアルバムで再解釈されるのを期待してます!


posted by インサック at 22:38| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

氣志團 / 氣志團万博2006 極東NEVER LAND~麗舞!麗舞!麗舞!~

氣志團万博2006 極東NEVER LAND~麗舞!麗舞!麗舞!~ [DVD]
氣志團万博2006 極東NEVER LAND~麗舞!麗舞!麗舞!~ [DVD]氣志團

おすすめ平均
stars泣き顔の翔やん
starsすごい!
stars感動再び…
stars感動が!
stars氣志團サイコー☆

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チーム氣志團は最高だ。



目立った活動がなくなってしばらく経つ氣志團ですが、大ファンのわたくしは寂しくて2006年の氣志團万博のDVDを買ってしまいました。
するとあなた、これはすごい!!
ポップミュージックのライヴDVDとして、これを超えるクオリティはちょっとないんじゃないでしょうか?

まずロックバンドのライヴとしては有り得ない人数のダンサー、凝った演出・脚本、ばかばかしくも感動する振り付け、ステージに上がっている人は全て楽しくて仕方ないように見えます。
また、これだけのギミックやネタを盛り込みつつ、最終的にはロックバンド氣志團としての底力、楽曲と演奏で感動させてしまうという。
やはり氣志團とは、バンドとして、音楽制作・演奏集団として最高です。そこが全ての核になっていると思います。これだけイロモノくさいのに、そこだけはいつもブレていない。
前も書いたと思うのですが、メインソングライターである綾小路翔團長の書く楽曲は、音楽的にはいまいち洗練されていないし、ヴォーカリストとしては技術的にかなり未熟だし、ヴィジュアルも人並みだと思います。
それは彼自身もわかっていて、そういう足りない部分は必死で補うことにより、この過剰なステージの理由なんだと思います。
とにかくエンターテインメントショーとしてもロックショーとしても、質量共に最高です。
本当にネタ満載のステージなんですが、最終的に涙が出るほど感動しました。

ショー自体も最高なのですが、編集がこれまた絶妙。
氣志團のことを熟知している監督だと思うのですが、メンバーそれぞれの「決め」ショットをバシバシカットインさせ、スリリングな映像に仕上げています。

ここまででももう奇跡的なクオリティなのですが、ライヴ本編以外にもあほほどネタを盛り込む氣志團。
導入部での対象化っぷり、さすがわかってらっしゃる。
氣志團は、團長は、全てをわかって命をかけていると思えます。

この作品を通じて、スタッフの氣志團に対する愛をすごく感じます。氣志團のことが好きで、深く理解しているからこそ、こんなに素晴らしい映像作品が作れたんだと思います。
この図式、Perfumeにすごく似ていると思います。
Perfumeの場合も、Perfumeが好きで深く理解している人たちが音楽を作り、振り付けを考え、PVを作ったことで、結果的にクオリティの高い作品群が生まれたんだと思います。
例えば、ヤスタカプロデュースの作品ってPerfume以外はそんなに売れてないですよね?
それはいわゆる「売れてるプロデューサーにちょっとお願いする」という図式ですよね。
ヤスカタの仕事のクオリティが違うのではなく、プロデュース対象への愛や理解の問題なんだと思います。

こんなに素晴らしいチーム氣志團があるのに、團長はなんでDJなんとかにかまけているのか(「六本木ツンデレラ」は面白かったですが)と思っていたら、氣志團、2009年4月25・26日の武道館GIGから活動再開のようです!
アルバム的にも、コレクターズアイテム的な「Six Senses」が最後になっているので、本気(と書いてマジと読む)のアルバム期待してます!!


posted by インサック at 15:04| バンコク ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月29日

Capsule / MORE! MORE! MORE!

MORE! MORE! MORE!(初回生産限定)(DVD付)
MORE! MORE! MORE!(初回生産限定)(DVD付)capsule

おすすめ平均
starsもわもわもわ
starsコレはイイ!‥爽快感もバッチリ!
stars今の音楽
starsカッコいいっす。
stars最高っ

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遠慮ねえ〜。



Perfumeのついでに初めてアルバム通して聴いてみました、中田ヤスタカのユニットCapsule(2008年)。

聴いて改めて思ったのですが、ヤスタカってPerfumeの曲は「あの3人が歌う」(=アイドルポップスということかも知れませんが)とか、「一般性を持たせる」いうこと、言い換えれば「売れ線」を意識して作ってるんだな〜と感じました。

というのは、このアルバムの音は、所謂フロア向けの音として相当振り切った感じで作られていて、Perfumeの曲としては成り立たないくらいにエッジが立ってます。
Perfumeの楽曲の中でも「過激」と言われている「GAME」や「Edge」も、これに較べればかなりマーケットを考慮して作られているような気がします。

ではこのアルバムがノイズだらけの、XXXをキメて聴くと最高!みたいなアシッドでドラッギーなものかと言うと、全くそうではなく、音楽的な冒険もしつつポップスとしても成り立つわかりやすさも備えた、かなりいい感じの音になってます。まあノイズだらけではありますが。
いわゆる「売れ線」の音では全くないのですが、でもこのアルバムは今週のオリコンランキング6位ですから、売れているのです。
これがヤスタカ言うところの「ポップスを作る」ということなのか!!恐るべし。

過去のCapsuleは、いかにかっこいい音(アレンジ的・音響的に)を鳴らすか、というところに焦点がいってて、メロディーやとっつきやすさは2の次だったような印象があるのですが、今作は日本語詩も多く(歌詞カードは付いてないのですが)、かなりわかりやすくなっていると思います。
これは、ヤスタカ氏がPerfumeを筆頭にアイドル関連の仕事をしていく中で獲得したポピュラリティであり、彼の元々の資質ではなかったのかも知れません。
こしじまとしこさんのヴォーカルも、Perfumeにはないクールさがあってかっこいいです。うますぎないのがいいですね。
そもそもテクノに高い歌唱力ってそぐわない気がしますね。YMOの印象が強いからそう思うのかな?

YMOと言えば、ヤスタカの音作りにはYMO、特に坂本龍一の影響を感じます。リズム的にはNew Order的な冷徹さも感じますね。
そういう、テクノと言うよりも(死語だけど)「ニューウェーヴ」と言ったほうがイメージ近いですけど、の歴史の最先端にいるのがヤスタカなのかなあ、という気がします。
ヤスタカ自身も影響されているDigitalismやUnderworldなんかは、進化の方向性としては袋小路に入っちゃってる気がするんですよね。
ガラパゴスの動物みたいに、ある特定の環境でしか意味がない、みたいな。
だから、ヤスタカがDigitalismからアレンジを引用しても、その意味は全く違うと思います。
これは、たった今ポップスに「なった」2008年のニューウェーヴです。


3曲目「JUMPER」。
この曲までの3曲の流れは神。

posted by インサック at 17:14| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

Perfume / Dream Fighter

Dream Fighter(初回限定盤)
Dream Fighter(初回限定盤)Perfume 中田ヤスタカ

おすすめ平均
stars『願い』について
stars何回も、聴き込みたいです。
stars素晴らしい。。
starsあえてパズルのワンピースを残した曲
starsまたヘビーローテーション確実です

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祝紅白。



たぶん紅白歌合戦ではこの曲をやるんではないでしょうか、Perfumeのニューシングル(2008年)。

一聴するとベタなアップテンポの曲ですが、今回も中田あ
ヤスタカの細かいアレンジが冴え渡っていて、聴く度に新たな発見があります。
例えば、Aメロの1回目のベースは普通の音色で八分でルートを弾いていますが、2回目はおなじみのシンセベースだったり、サビは同じコード進行が2回繰り返される構造ですが、歌詞の意味の切れ目と音楽的な切れ目がずらされているため、ミニマル感が増していたり、サビの入りがリズムの表からガツンと来るけど後半は裏にアクセントがあり、2回目のサビの頭でシンコペーションするとか。

また、今回は歌詞が従来のPerfumeにはなかった「負けないで」ばりの超ポジティヴ。木の子のメンヘラ詞は遠くなったなあ、と感慨しきりです。

そんなベタな曲なんですが、これだけの強度の音楽と同時に鳴らされると説得力あります。
うろ覚えですが、佐野元春が
「詞を書いて伝わるのは50%。朗読して75%。音楽を一緒に歌って99%」
みたいなことを言っていたのですが、まさにそれで、これがしょうもない音楽をバックに自己陶酔たっぷりのウェットな歌声で歌われたら、めっちゃ萎えたと思います。
ヴォーカルの加工度も今回は高いのですが、それもいいコントラストになっていると思います。
ていうか、最近のシングルはどれもヴォーカルの加工度は低かったんですよね。
Perfumeに対するアンチ意見として「ヴォーカル加工しすぎてて初音ミクとかわらない」とか「打ち込みで人間味がない」みたいなのがありますが、それは最近の彼女たちには当てはまらないと思ってます。
そういうこと言う人たちは、結局「ポリリズム」の印象だけで言っているのでは?
ていうか、「打ち込みだから人間味がない」というのは本当に馬鹿げた話だと思います。
きょうびのJ-POPで打ち込み要素がない音楽なんて、ちゃんとしたバンド(スピッツとか、バンプとか、サンボマスターとか)以外ではほとんどないと思うし、第一打ち込みであろうと音楽家が己の才能と情熱を込めて作っているわけで、非人間的であろうはずがない、と思うのですが。

まあとにかく今回もヤスタカの才能とPerfumeの魅力爆発のシングルで、まだまだ奇跡は続く予感。
本気で年末にアルバム出ないかな。
あとカップリングの「願い」、普通にいい曲だと思いますが、あの奇跡の曲「マカロニ」と比較すると凡曲に聴こえてしまいます。残念。


posted by インサック at 22:09| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月26日

Perfume First Tour 『GAME』

Perfume First Tour 『GAME』
Perfume First Tour 『GAME』Perfume

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おすすめ平均 star
starあーちゃん 素のままで歌わないと
star最高!‥なのである!
star爆音で!!!!!

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こんなもんじゃないでしょう。



Perfume『GAME』ツアーのDVD(2008年)。

完全なダンス映像としては今回が初となる「GAME」「Take me Take me」「シークレット・シークレット」「セラミックガール」などが見所でしょうか。

ただ、元々DVD化する予定はなかったからかも知れませんが、カメラワークがいまいちな感じはします。
スタッフ的には、武道館ライヴのDVD化に集中するつもり(おそらくGAMEツアーと武道館ライヴはほとんど同じセットになるでしょうし)だったのかも知れませんが。
また、「Seventh Heaven」が入ってないとか、「カウンターアトラクション」が見たかったとか、個人的にはいろいろあります。
正直、FAN SERVICE~BITTER~の方が感動的でした。

しかし、おれがチームPerfumeに求めるクオリティが現在とんでもなく高くなっていますし、FAN SERVICE~BITTER~はブレイク前のライヴだったので、ヒット曲が全く含まれていない(当たり前ですが)ということも考慮すると、このDVDは現時点での彼女たちのパフォーマンスの記録という意味でも必見と言えましょう。

しかし、やはりPerfumeのレベルはこんなもんじゃないだろう!!という気持ちはぬぐえません。武道館ライヴに期待です。

あと、副音声ではPerfumeの3人がライヴの感想等をしゃべっているんですが、
「ここの照明はかっこいいね〜」とか、
「この表情はいい」とか、
完全にプロデューサー目線で話していて、プロ意識に感服しました。さすが。




posted by インサック at 16:08| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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