2004年09月21日

Der Zibet/Trash land

正直、古い。







バクチクやソフトバレエにも影響を与えたと言われる、日本の元祖グラムバンド。と言っていいのでしょうか、Der Zibet。
ドイツ語で「麝香」という意味で、ドイツ語的には「デア・チベット」と発音するのですが、「デル・ジベット」と発音します。
そんなマメ知識はどうでもいいのですが、そんな彼らの中期の作品(1993年)。
「あ〜blogで書こうっと」と思って久々に聴いてみたら、恥ずかしくって最後まで聴けなかった。昔はあんなに好きだったのに。

もうね、どうしようもなく古い。たぶんヴォーカルのIssayの歌い方がどうしようもなく古いんだろうな。
このバンドって、当時もIssayとバンドがなんとなく分離していたようなイメージはあった。バックはみんなうまいんすわ。バンドサウンドとしてもかなり完璧。
音的にはグラムというよりハードロックに近く、非常にタイト。
ドラムのMayumiは聖飢魔Uからスカウトされたそうな。ということは聖飢魔Uのドラム(って誰だっけ。モヒカンの人だよな。)はクビにされかかってたっちゅうことかい。
「うまくてかっこいいバンドだな〜」と思ってたけど、それでも今聴くと古いなあ〜。
古いっちゅうか、浅い気がする。しかしこの浅さが時代の空気だったような気も。
これも「今聴けば」感じるんだけど、バービーボーイズなんかと同じ浅さを感じる。

当時こんな音楽性のバンドがなかったのでかっこよく聴こえたのかな、と思いましたが今もないですな、こういうけれん味たっぷりのバンド。

ん〜なんでこんなふうに感じてしまうんだろ。わからない。
再結成してくれて、その音を聴けば謎が解けるかな。
「あ、あの頃の音は2004年で言えばそういう感じってことね!」みたいな。

ちょっと関係ないけど、「昔の音を昔の人が聴いてた感じを再現する」というのはポイントだと思います。

ビートルズをリアルタイムで聴いてた人が感じた感動と同じものは、今の人がビートルズを聴いて感じた感動とは種類が違う。
「同じ種類の」感動を与えるためには、違うアプローチが必要。
ということなんですけど。
わかりにくいですね。
というのもシンバルズを聴いて感じたことなんですけど、そのうち整理して書きたいと思います。
またシンバルズかよ!




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2004年09月12日

戸田誠司/There She Goes

感涙。







戸田誠司9年ぶり2枚目のソロアルバム(2004年)。
戸田誠司という人は、1985年にshi-shonenとしてデビュー、1988年に結成したFairchildでちょっとブレイク、1993年に解散してからは1995年に「Hello World」というソロを出したっきりで、音楽活動からは遠ざかっていたみたいです。
なんかゲーム関係の会社を経営してたみたいですけど。

で、おれはshi-shonenもFairchildも大好きだったんですよね。要は戸田さんのサウンドプロデュースが好きだったんだな。

このアルバムですが、Fairchildというよりもshi-shonenの発展形と言える、テクノっぽいポップスアルバムになってます。(いわゆる「テクノポップ」ではないです。)
昔のYENとかnon-standardレーベルの「あの感じ」を残しつつ2004年の音になってて、とても9年も現場から離れていた人とは思えない技の冴え。
そんなに奇をてらったことはしてなくて、どっちかと言うと地味目なアレンジなんだけど、メロディーはせつなく、音の1つ1つに神経が行き届いていて、本当に優れたメロディーメーカーであり音楽家だなあと思います。
強いて近い音を挙げれば、コーネリアスの「Point」ですかね。

あと、この人の音楽の作り方ってバンドサウンドが基本になってるんですよね。
完成形はテクノやエレクトロニカなんだけど、骨格がバンドというか。ベースラインなんかも自分で弾いてますし、ベーシストが考えたラインになってます。
ベースなんて打ち込んじゃえばいいのにあえて自分で弾いちゃうあたり、やっぱこだわりあるんだろうなあ。


[関連したBlog(LTPさん)]


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2004年09月09日

岡村靖幸/Me-imi

敢えて言う。







おれは岡村靖幸がとても好きだ。だからこそ敢えて言う。
このアルバムはいまいちちゃうんかと。
お前なまっとんちゃうんかと。

このアルバムは「禁じられた生きがい」(1995年)以来、実に約9年ぶりのフルアルバムとなるわけで、まあ9年も沈黙してしまった理由は体重以外にもあるのだろうし、個人的には以前のような、あのバッキバキの有無を言わせぬレベルまでは到達しないんだろうなあ…とは思ってた。
しかしそれにしても、だ。岡村は普通のアーティストじゃないんだから、こんなもんで満足はできない。

まず、歌が下手になってる。音程もリズムもずれてる。加えてファルセットがきたない。
復帰後のDVDで高音が全然出てなかったのでいやな予感はあったが、こんなこと以前はなかった。
あと、バックトラックが粗い。特にリズム。なんかとりあえず鳴らしてるって感じ。うるさい。こんなアレンジの詰めの甘さも、以前はなかった。
この2つ+コード楽器が少ない・ミックスが小さいことから、コード感が出ない。というか、岡村のヴォーカルの音程が不安定なのにミックスが大きいから、バックで不協和音が鳴ってるような錯覚を引き起こす箇所が、洒落にならないくらいある。

別に「昔は良かった」と言いたいわけではないが、(実際昔のほうが良かったわけだが(笑))ちょっと音楽家として、歌手として衰えすぎなんちゃうか、と思ってしまう。
作曲家としては、今回も心に響く曲はあったし(ただ、アップテンポな曲でのメロディーがない)、シングル曲2曲や、焼き直しとは言え「マシュマロハネムーン〜セックス」は良かった。せめてアルバム全編このレベルでやりきってくれればうれしかったんだけど…

やはりまだリハビリ途中なんだろうか。それとももう戻らないんだろうか。
かつての、アルバムを出す毎にびっくりさせてくれた彼にもう一度会いたい。

まあお手本だったPrinceが、お手本にしにくいスタイルになっちゃったからなあ…

まあそれにしても、だ。
なんかネガティブなことばかり書いてしまったが、ほんと期待してますよ靖幸ちゃん。お願いしますよ。
新しいファンもガンガン獲得していきましょうよ。次も買うからさ。




posted by インサック at 22:02| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(14) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月18日

山下達郎/Treasures

職人とポップセンスの間で仁王立ち。







山下達郎がヒットチャートから姿を消してどのくらい経つだろう。
「ヘロン」くらいが最後か。

この人とか大瀧詠一とか、そういう人たちがミュージックシーンから消えていくのはさびしいものです。

山下達郎は「Artisan」というアルバムも出しているように、本当に職人だと思います。
このアルバムは1995年に出たベストなんですが、珠玉の名曲目白押し。
「高気圧ガール」のイントロのコーラス、「get back in love again」のサビの空に突き抜けるヴォーカル、「ロージー」の厚い厚いコーラス。

バックは、達郎の定番リズム隊である青山純と伊藤広規を軸に、難波弘之、村田和人、杉真理、阪本龍一や吉田美奈子など手練れが固めています。(もちろん竹内まりやも)
これが悪いはずもなく、もう極上の、マニアもライトユーザも文句なしの音になっております。

おれがこのアルバムで一番好きなのは、唯一シングルカットされていない「蒼氓」です。
正直この曲が聴きたくて買いました。
この曲は、達郎の「売り」である凝ったアレンジやコーラスワークなんかをそぎ落とした、生身の彼の姿が垣間見れます。
鎧を脱いだ姿は意外とマッチョだった。という感じですか。まあ素の音楽家としてもすごい人だとは思ってましたが、ここまでとは。とびっくりしました。

ただ、ジャケットはいただけない。つうか、おれこのイラストレーターあんまり好きじゃないのよね。遥か昔ヤンジャンの表紙とか書いてた人でしょ?
達郎の写真でいいやん、男前とは言えないけどさ、味のあるルックスしてると思うよ。

今の音楽状況って、「達郎的なもの」が欠けてるんじゃないですかね。復帰きぼんぬ。
大瀧さんもね。







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2004年08月15日

PSY・S/TWO HEARTS

志ある人たち。








PSY・Sはデビューから解散までずっと好きだった。
正確に言うと「Woman・S」から。
デビュー曲の「Brand-New Menu」の時は、正直Menuとかサロンミュージックなんかの、当時の打ち込み系おしゃれポップスと変わらなく聴こえた。
しかし「Woman・S」は違ってた。
今これを書きながら聴いても、すごく独自のグルーヴを持った、PSY・Sのキラーソングだと思う。

このベストは1991年のリリースで、この後彼らはアコースティックな感覚を持った、派手さを排したアルバム「Window」なんかを出しつつ、最終的には解散してしまいました。
このアルバムくらいまでは、そういうアコースティックな部分を持ちつつも、なんか派手な音作りを「無理して」してたような気もします。
特にヴォーカルのCHAKA(安則まみ)は、本当はこういうバリバリポップスというのはそんなに好きではなかったのかも知れない。
松浦雅也にしても、商業音楽(売れることを第一義とする種類の音楽)には向いていなかったかも知れませんね。
大衆音楽って、もちろん「売れる」ことが大前提としてあって、「おれはおれの好きな音楽ができればいい」とか、「ただ歌いたいだけなんだ」とかほざく奴はメジャーからCD出すな、というのがおれの持論なのですが、彼らは資質としては商業音楽向きではなかったかも知れないけど、商業音楽に自覚的な人たちでもあったと思います。
「売れる」ことを前提としながらも、自分たちのやりたいこともちゃんとやってた、という感じがします。まあ全てのミュージシャンはそうあるべきだと思いますが。

「Woman・S」にしても、おれ的には大傑作でしたが、当時そんな売れたわけではなかったし、売れたければ別のやり方はあったと思うし。

その後なんか売れてしまった後も、クオリティ高い音を作り続けた人たちです。
このベストも、半分以上はニューバージョンだったりミックス違いだったり、アルバム未収録曲を入れたりで手をかけて作られてます。

今この2人は表舞台にはあまり出てこないみたいですが、何やってるんでしょうか?





posted by インサック at 23:48| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(15) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月11日

スピッツ/三日月ロック

とてもいいバンド。








スピッツは昔から変わらない。
「変わらない」というのは、音楽を作る姿勢が。「今こういうの流行ってるからちょっと取り入れてみようか」というのは一切なし、それなのに古くならない。
新しいアルバムを聴くたびに「いいな〜」と思う。
かといってかたくななところがあるわけでもなく、曲を作って、バンドで揉んで、レコーディングして、リリースする、ただそれだけのバンド。
昔のアルバムを聴くと、ややこなれてない部分はあったり、このアルバム(2002年)や「ハヤブサ」あたりはロックっぽい楽曲が多い気はするけど、それも「それ以前」の彼らの曲に内包されている要素がたまたま強く出ただけで、本質は何も変わっていない。
そして1995年「ロビンソン」のヒット以来、ずっとヒットメーカーであり続けている。

とにかく名曲が多い。ヒット曲は言うに及ばず、「青い車」「スパイダー」、このアルバムだと「夜を駆ける」「ガーベラ」、草野マサムネの妄想爆発かつ見たことのない風景を強烈に喚起する言葉のセレクション、それをリアルなものとして響かせるバンドサウンド、「バンド」として最高に機能している。
フォーピースのバンドスタイルというのは、何十年も昔からあるスタイルで、このフォーマットで数え切れないミュージシャンが活動してきた。
しかし、スピッツを聴いていると、こういうスタイルの無限の可能性を感じてしまう。
結局打ち込みか生バンドか、ということではなく、キック、ベース、スネア、コード、メロディーで音楽は成立するものなんだなあ、と思ってしまう。あとは飾りだ、飾り。

曲の作りもけっこう考えられていて、定番とはちょっと違うコード進行、奇を衒ってはいないがちょっと違うメロディーライン、ひとつひとつの単語は平易だけどつながった時に化学反応を起す歌詞、それを志からはずれないように纏め上げていくバンドの意思、ある意味究極のバンドですね。

一番すごいのは、ちゃんと売れていること。「売れる」ということと音楽家としての志を両立させていること。
理想です。






posted by インサック at 22:20| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月25日

佐野元春/The Sun

7年ぶりに元春に会えた。







佐野元春が、「The Barn」(1997年)の次に出すべきだったアルバム。
サウンド的には「フルーツ」(1996年)のポップさと「The Barn」の深さを併せ持つ、まあ、簡単に言うと傑作っすわ!!
最初っからこれやっときゃいいのに、なんで「Stones&Eggs」みたいな駄作を出すかな〜?

あの時の流れって、「The Barn」が渋すぎるアルバムで、ヴォーカルに声量がなくなってヤギ声になり、まあ正直楽曲のレベルもそんな高くなかったわけですよ。
彼は同じく地味なアルバム「サークル」(1993年)というのもあるんですが、これと比較しても明らかにレベルダウンしてた。

で、その後が「Stones&Eggs」ですよ。これは、おれの中では最悪だったアルバム「タイム・アウト!」(1990年)を下回るしょうもないアルバムで、「あ〜終わったな〜、もう次のアルバムは買うまい」と思いました。
思い返せばドラゴンアッシュと一緒にやったりして、ちょっと迷ってたんだろうな。

元春の音楽性というのは、実はいつの時代もそんな新しいものではなく、ブレイクした「Someday」はフィル・スペクター風の厚みのある音、「Visitors」は当時のNYのヒップホップ(当時のヒップホップって、ラップとまた違ったカルチャーだったと思う)、「カフェ・ボヘミア」はスタカン(ソウル/ジャズ)と、当時の「日本の音楽状況では」新しかった(それまでやった人はいなかった)かも知れないけど、元春の完全な発明だったり、新たなトレンドを生み出すようなものではなかったと思います。
それでいいのに、「新しいことやんなきゃ」とあせってしまってたのかも知れません。

この「The Sun」で聴ける音には、新規性はありません。しかしそれでいいのです!元春は元々そうなんです!
楽曲、アレンジ、ヴォーカル、全てが戻ってる。いや、より深みとポップさを増している。40代の元春にふさわしい、地に足の着いた、そして現在のJ-POPシーンにおいても唯一無二の、素晴らしいアルバムです!!

思えば,

・まんまスタカン、なんじゃこれ「カフェ・ボヘミア」→パブロック直系のみずみずしいサウンド+新たな詩表現の地平を開拓した「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」
・これどう考えてもやっつけ仕事やろ「タイム・アウト!」→1st、2ndをより深くポップに進化させた大傑作「Sweet16」

と、彼は大駄作の後に必ず大傑作をリリースしているのでした。

今回もHobo King Bandとの制作ですが、ドラムが小田原豊からハートランドでもおなじみ古田たかしにメンバーチェンジ。これがけっこう大きかったのかもしんない。
おれはハートランドの古田たかしと小野田清文のリズム隊が大好きで、ある時期までは元春のスタイルの根幹を作っていたと言っても過言ではないと思うんですよ。
小田原さんって、どっちかというとテクニカルなロック/フュージョンの人っていうイメージで、元春みたいなエモーショナルな音には合わないかも…とは思ってたんだよね。彼のキャリアのスタートであったレベッカも、実は職人芸が馴染む音だったしね。

Hobo King bandのベースは元ルースターズの井上富雄(ウメズ)なわけですが、一回ライヴ見に行った時、彼のベースいまいちだったんですよね。今回のアルバムでも、ベースってなんかどうでもいい感じなので、小野田さんに変えたほうがいいんじゃないでしょうか。

とにかくねえ、さっき書いたPennyじゃないけど、バンドなのよ、音が。おれはやっぱりバンドサウンドが好きなのよ!!
この展開のブリッジでの一番かっこいいドラムのオカズはこれ、このフレーズの後のギターソロはこれ、という選択がいちいち最適。そういう曲構成の組み立て方や音色・フレーズの選択のセンス(音楽理論がどうこうというのもさることながら、ポップスとして成立するかどうか、ということ)が、実はポップミュージックを作るうえで一番大切なことなんじゃないかなあ。
元春はそういうの昔からうまかったと思うけど、このアルバムでの冴え具合はすごい。詩人としてのレベルも、もうすごいと思う。

長々と書きましたが、昔元春を聞いてたけど聴かなくなっちゃった人、元春のことは全然知らない人、そんな人たちにぜひ聞いて欲しいアルバムです。
まじいいっすよ。




posted by インサック at 00:01| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(17) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月30日

有頂天/BOIL

その昔、バンドブームのもっと昔、インディーズブームというのがあったそうな。
それまではいわゆるメジャーと呼ばれるレコード会社から出されるレコード(CD)しかほとんど流通していなかったのじゃが、このブームからはいわゆる「自主制作盤」と言われる、ミュージシャンが自分の金で作ったレコードが外資系なんかを中心に売れるようになってきたそうな。
その中で「インディーズ御三家」と呼ばれる、ラフィンノーズ、ウィラード、有頂天(当時の人気の順・当社調べ)というバンドがあったそうな。

まあなんだかんだでこの3バンドはメジャーに行くわけですが、おれはウィラードと有頂天が大好きでした。
で、これはその有頂天がメジャーに移籍して出したライヴ盤(1988年)。
たぶん2nd「Aissle」(超名盤)の後くらいじゃないかな。
収録曲はインディーズ時代のがけっこう多いのですが、これは当時の彼らの基本的なセットだったと思います。
まあ正直テク的にはそんなうまいバンドではなかったけど、いきおいとセンスと、あとケラの詩は良かったなあ。
(なんかケラは最近演劇界でそこそこの重鎮になってるみたいすけど)

テクノなのにロック、シュールなのに泣ける、アヴァンギャルドなのにポップ、という相反する要素を内包しながらアルバム毎になんか新しいことをやってたバンドでした。やたらコンセプチュアルでもあったな。
まあケラは天性のエンターテイナーではありましたね。ナゴムレコードを経営したりして、筋肉少女帯や人生(現電気グルーヴの卓球と瀧がいた)もいましたなあ。
大槻も卓球もケラにはあまり触れないけど、仲悪かったのかな?

まあ彼らの楽曲が映えるのは、スタジオ盤よりライヴな気がしますね。スタジオワークも凝るタイプのバンドだけどね。ケラはXTCやP-MODEL好きだって公言してたし。
解散ライヴのCD「FIN」もいいけど、インディーズ時代の曲が多数入ってるこっちのほうが好きかな。


posted by インサック at 23:23| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(383) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月24日

花田裕之/Riff Rough

もはや伝説のロックバンド、ルースターズのギタリスト(後期はヴォーカリストも)、花田裕之の解散後初のソロアルバム(1990年)。

ルースターズは大江時代からラストアルバムまで全部好きで、大江慎也を含む度重なるメンバーチェンジにもかかわらず、音の本質はクールな芯が一本通っていたと思うのですが、それはこの花田の功績が大きかったのではないかと思います。
何故か大江時代ばかりが評価されるルースターズですが、おれ的には大江は華がない下手なヴォーカルでしかありません。彼が作る曲は好きでしたが。

そんな花田のソロですが、これが評判よろしくない。セールス的にも苦しかったと思います。彼は今何をやってるんでしょうか。
特にこの1stソロは、ほめられた所見たことないのですが、おれは大好きです。
これいいじゃん!!本質はルースターズと何も変わってないよ。
このアルバムは全曲布袋寅泰が編曲してるんですが、布袋も花田のいい所がわかってて、それを最大限引き出すようなサウンドプロダクションになってます。
そりゃあバカ売れするような音じゃないけどさ、これが評価されないでルースターズが絶賛ってのが理解できない。
ルースターズは多分に幻想によって支えられていたバンドだったということなのかな?

で、その後オリジナルルースターズ-大江+下山淳で出した「Rock'n'roll Gypsies」は受けたりして、まったく理解できない。あんな古臭い保守的なファンに媚びるようなアルバムより、このアルバムのほうが100倍いい。

なんか否定的なことをいろいろ書いてしまいましたが、このアルバムは過小評価されている、と言いたかったわけです。今からでも再評価されて売れないかな。無理か。


追記6/24

FUJI ROCKでオリジナルルースターズが一回だけの再結成だそうですね。
検索したら下山淳も活動してるみたいですね。佐橋佳幸とやってるのは井上富雄のHOBO KINGつながりか?
それよりも、なんとドラムが湊雅史(元DEAD END)!!
DEAD END時代の細かいシンバル使い好きだったな〜。この人うまいよね〜。
うまいドラムで何故か表に出て来ない人って何やってるんだろ?ピーズの初代ドラムの後藤マスヒロとか、Der ZibetのMayumiとか。
うまいドラムを生で聴くのは、すごい気持ちがいいことですよ皆さん。



posted by インサック at 22:58| バンコク ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月14日

m-flo/Astromantic

遅ればせながらやっと聴きました、今の日本のミュージックシーンで最もエキサイティングな音をたたき出すm-flo最新アルバム。
ゲストミュージシャン多数でお得感ありますね。

通して聴いて思ったんですけど、もうm-floはm-flo。極論すればヴォーカリストは誰だっていい。どんなスタイルにもフィットする音をTakuは作れるし、Verbalほど高機能なラッパーはいない。
それを証明するのかどうか、m-floとのコラボがきっかけでブレイクした人いないでしょ。それは、全体の音があまりにもm-floで、ゲストはあくまでも客演、またはちょっと色を添えるという形にしかなり得ず、「m-floかっこいいね〜」とはなっても「このヴォーカルいいね〜」となりにくいからでは。
クリちゃんのブレイクはm-floとは関係ないと思うし。

彼らのスキルアップもとんでもないと思う。正直「Come Again」でのVerbalのラップは「邪魔やな〜」と思ったけど、今回ラップ苦手なおれですら「うっとおしいな〜」と思うことは皆無。必要なところで必要なだけのラップがビルトインされている。

逆にゲストミュージシャンのファンの人は複雑なんじゃないかな。おれはBoAファンじゃないけど、「The love bug」には鳥肌立つもん。BoAファンはこの曲どう思ってるんだろ。

いや〜m-floはすごい。最強。
間違いない。


m-flo/EXPO EXPO

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2004年06月01日

種ともこライヴinスカパー

家に帰ってTVをつけたら、スカパーで種ともこのライヴをやっていた。
種ともこと言えば、おれが大学生の時たいそう好きだったアーティストだったが、何となく聴かなくなっていた。最後に買ったアルバムは「ヘテロ」(1999年)。
このアルバムはCosa Nostraの桜井鉄太郎やカーネーションの直枝政広、阿部Bやサエキけんぞうなどの作詞作曲陣で制作されていて、本人は1曲作詞しているのみ。
おれの中では、彼女は作詞作曲アレンジを自分でかなりかっちり作りこんでいく人、というイメージなので、ちょっと特殊な作品だったのかも知れません。

で、今日久々に彼女のステージを見たのですが、なんかすごいラフ。ラフというか、下手。バンドもそうだし、種さんのヴォーカルもなんか外し気味。
実はライヴを見るのは初めてだったんだけど、生ではこんなもんだったのでしょうか?CDでの完璧なコーラスワークや細部まで作りこんでいたバックトラックがうそみたい。

まあ年も年だと思うので、アコースティックになったりまったりしたりはするのかも知れないけど、なんかクオリティそのものが下がっている気がしてさびしかったです。

しかし見た目はあの頃と変わらず若々しい種さんでした。あと意外と巨乳。そんなイメージなかったんだけどなあ。

posted by インサック at 21:44| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月31日

VMC雑感2

・岡村靖幸「モン・シロ」
「禁じられた生きがい」以降岡村ちゃんがポロポロリリースしていたシングルは何となく「リハビリ」という感じだったけど、この曲は本気モードなんじゃない?アルバムが楽しみだぜ!って出るのかな?

・レミオロメン「アカシア」
遡ればミスチル、スピッツのブレイクあたりから「ちゃんと実力のあるバンド」がまっとうに評価されるようになった気がする。
このレミオロメンやアジカン、バンプなんかも「ちゃんとしたバンド」だと思うし、嫌いではない。オレンジレンジなどより100倍良い。
しかしもうちょっとひねりがあってもいいのでは。メロディーに頼りすぎているような。

・スカパラ「世界地図」
元フィッシュマンズのドラムの茂木さん、ヴォーカルやるまでになりましたか。
曲はいい、すんごくいいんだけど、やっぱ本職のヴォーカリストに歌わせたほうがいいと思う。茂木さんが下手なわけではないんだけど、やっぱ素人の範疇だし。
最近スカパラの1stを久々に聴いたらめっちゃ下手でびっくりした。
おそらく当時のメンバーは根っからスカが好きなわけではなく、「これからはスカが一番かっこいい!」と思って急遽練習して始めたんだろうな。

・山崎まさよし「僕らは静かに消えてゆく」
山崎まさよしって佐野元春とイメージだぶる。メロディーラインが似てる気がする。
いい曲書く人ですよね。
PVに山本太郎が出てたけど、こいつが「メロリンキュー」だったことを記憶している人は何人いるのだろうか?大学時代の友人がこいつの家庭教師をしてました。



posted by インサック at 20:36| バンコク ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月29日

VMC雑感

だらだらVMC見て思ったこと。

・Bean Bag
ヘビロテの様子。この路線は今「空いている席」かも。ひょっとして売れるかも、と思った。
ヴォーカルの女の子はAnnとキャラかぶってる。

・押尾コータロー
名前は聞いたことあるけど、曲を聴くのは初めて。
この人ギターめっちゃうまいなあ。基礎的なテクニック(弦をちゃんと押さえる、弾いた音とハンマリング・プリングのダイナミクスをそろえる、コードでは格弦が均等に鳴る等)はもちろん、指版やボディを叩いてパーカッシヴな音出したり、ハーモニクスを効果的に出したり、アコースティックギターの枠を超えた独創的な奏法を駆使しててびっくりした。
カテゴリは違うけどキザイア・ジョーンズ、楽器は違うがベン・フォールズなんかと近い、魂と出てくる音との距離がすごく近い人、という印象を受けました。
しかし「アコースティックギターとしては」という条件が付いちゃうのは確か。一人であれだけできるのは確かに驚嘆に値するけど、別に何人かでやればできるんだし。
そう思ってしまうのは、楽曲としていまいちだったからなのかもしれない。

・LISA
こういうのがやりたかったのなら、m-floを脱退する必要はなかったのでは。
おれとしては、今のm-floのほうがLISA在籍時より好きなんでどうでもいいのですが。
曲自体は良かった。でもm-floのほうがいい。

・SOPHIA
切り口は面白いと思うんだけど、音楽の才能がそれについて行ってない。惜しい。
ビデオは面白かった。

・Velvet Revolver
やはりGuns&Rosesとはアクセルだったのか、と思わされた。
Gunsって何となくXとイメージかぶるなあ。

・バンプオブチキン
好きではあるが、惜しむらくは芸風少なすぎ。これしかできんのか。
「惜しむらく」の「らく」って何だろう?




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2004年05月26日

Carnation/Living/Loving

カーネーションって、ずっと前から気にはなってたんですよ。たぶん初めて聴いたのはインディー盤。80年代後半だったと思う。その後も、たまーになんかで耳に入ったり、森高千里の「夜の煙突」なんかで聴いてはいたんですよね。で、「ちょっとちゃんと聴いてみるか」と思い、とりあえず最新フルアルバムを聴いてみました(2003年リリース)。

こ、これは!!すごくいいじゃないですか!!!!こんないいバンドなのに、なんでおれは15年以上も聴かなかったのか!!

奇を衒ったところは一切ないのに、素材ひとつひとつが吟味され、それぞれが最高の持ち味を出すように細心の注意を払って構築された匠の技。
かと言って音楽の原初的な魅力を失うことのない新鮮さ。
こ〜れはなかなか出せるものではありません。
こういうバンドって「ここがいい!」と形容しにくくて困りますが、どう言えばいいのかなあ、う〜ん。
とにかくいいっす。バカみたいだけど、こういう言い方しかできません。
熱い情熱をより熱く伝えるために冷静な計算を積み重ねる。というバンド。技が巧みすぎて一見普通に見えちゃう、という、Nick Loweとかに近いかな。音的には似てないけど姿勢が。



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2004年05月16日

ライヴレポート:Theピーズ@日比谷野外音楽堂

今日見に行きました、ピーズライヴ。
1ミリも衰えていないピーズ。
客層は意外と若く、デビュー当時の彼らを知らない人が多数だったと思います。
早い曲でも客はそんな盛り上がらない。まあそういうバンドなんでしょう。詩の意味を理解していれば聞き入ってしまいます。
はるはロックンロールの気持ち良さのツボと、人生の意味を両方わかってしまった、ある意味不幸な人なのかもしれません。
「生きのばし」という曲の詩が「今に見ろで過ぎて行く」ですよ?もう種田山頭火も尾崎放哉も超えてますよ。
人生(生活)における真理をコンパクトなフレーズで打ち抜くはる。あいだみつおの100倍リアル、それがかっこいいコード進行とかっこいいスリーピースで放たれる。
もっともっと評価されていいバンドだと思います。ミッシェルと同じかそれ以上に。
個人的には復帰後のアルバム2枚は復帰前にちょっと及んでないような気がするので、がんばってほしいです。
「そんなもんじゃねえだろ!はる!」
という気持ちでいっぱいです。




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2004年05月12日

椎名林檎/無罪モラトリアム

たまには日本の音楽についても書きますか。

椎名林檎のファーストアルバム(1999年)。
ほんっと衝撃だった。「なにこれ!」って思った。
林檎に初めて接触したのは、人んちでつけっぱになってたBSの「ここでキスして。」だったと思う。
「お!?」と思ったけど、他人もいたので集中して見れず、その時点では名前も知らなかった。
後日CD屋に行ったら「幸福論」がかかっており、その場で買ったら「ここキス」も入っているではないか?「こいつだったか!!」と思いました。
ていうか、もう1曲目の「正しい街」からしてまいった。魅入られた。「丸の内サディスティック」は頭の中でぐるぐる渦巻いて離れなかった。もうとにかくすごかった。
「新人がここまでできるわけがない、亀田誠司っていう人がすごいに違いない」と思ってたら、亀ちゃんプロデュースじゃなくなってもすごかった。いや亀ちゃんも好きだけど。

林檎のその後のアルバムも好きだけど、やはりファーストコンタクトの衝撃は今でも忘れられない。



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Made in Japan(コンピレーション)

タイではこんなのも売ってましたっちゅうことで(2004年)。
日本のミュージシャンが洋楽をカヴァーしたものを集め、タイだけでリリースされたようです。参加者(というか集められた人たち)と曲目は下記のとおり。

ゴスペラーズ/No One Else Comes Close
藤岡正明/More Than Words
渡辺美里/Killing me softly with his song
MIKIKO/Human Nature
古内東子/Between the sheets
bird/What's Going On(live)
ACO/Creep
中島美嘉/Amazing Grace
椎名純平 with Sh_na Ring_/Where is love
Sowelu/Can't take my eyes off you
久保田利伸 duet with Caron Wheeler/Just the Two of Us
Crystal Kay/Over the rainbow
Skoop on Somebody/You are so beautiful
Tommy February6/Since Yesterday
Mr.Orange/Surrender
Rize/Jamming
そしてなぜかポ-ル・ギルバートで2 become 1。日本人じゃねえじゃん!!

まあ元々それぞれのアーティストがなんかでやったのを集めたのでしょうが、それはそれでけっこう面白く聴けました。
特に良かったのはbird(トンチャイじゃありません)のライヴとSoweluの「君の瞳に恋してる」、Tommy, Mr. Orange。まあ元曲が好きだからというのはありますね。
(Tommyはstrawberry switchblade、Mr.Orangeはチープトリックです)
なんか定番の曲(美里とか)だと皆さんクラブ歌手みたいに聴こえて、逆に最近の曲やあまりカヴァーされない曲のほうがのびのびしてて面白かったです。

ということでタイポップス普及のいい方法を思いつきました。日本の歌手にカヴァーしてもらう。日本語詩で歌ってもらい。「この原曲は実はこれなんです」とタイ語の原曲を紹介する。どうでしょうか。だめでしょうか。




posted by インサック at 22:57| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月26日

Tommy February6/Tommy airline

この人はいったい何がやりたいのか知りたくて聴いてみましたが、ますますわからなくなりました(2003年)。
全曲作詞Tommy February6、作曲Malibu-Convertible。詩は全編どうでもいいことばかり、やる気のないヴォーカルで歌われ、曲は80年代打ち込み系ダンスポップ(ただし音数少なめ)で淡々と鳴らされる。
とにかく安い。こんなもん、ブリグリでヒット飛ばした人間のやることか!と思ってしまいます。
ただメロディとコード進行の絡み方にはあなどれないものがあり、「わざとこういうチープな音でやってるんだよ〜ん」と言われているような錯覚に陥ります。

ただ、安いと言っても、バックトラックは歌謡曲というより洋楽の(安いけど)の匂いをかろうじて感じる。デペッシュ、ヒューマンリーグ、ニューオーダー、キュアー、ペットショップボーイズ、一連のストックエイトケンウォーターマン系みたいな。
なんかストロベリースウィッチブレイドをやろうとした、という話も聴きましたが、あえて「安い打ち込みポップス」を狙ってやったんだったらかなり成功してる。
おれも80年代一発屋打ち込みユニットは相当聴いてたし、このアルバムの音も嫌いじゃない。

しかし、Malibu-Convertibleって何者?Tommyの変名?何で表記が3種類あるの?Tommyの術中にはまってんの?世間ではどういう評価になってんの?そもそも売れてんの?おれ深読みしすぎ?
う〜ん謎は深まるばかり。






posted by インサック at 00:50| バンコク ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月18日

Newest Model/Universal Invader

ニューエストモデルの3rdにして最高傑作(1992年)。
このあと彼らはメスカリンドライブと融合し、ソウルフラワーユニオンとなるわけですが、正直SFU以降は商業音楽のフィールドからは逸脱していった感があります。
まあ中川敬という人のキャラクターに拠る部分が大きいと思いますが。
しかしあの当時のバンドブームが生み出した才能としてはブルーハーツと双璧ではないでしょうか。東のブルハ西のニューエストという感じですね。
西らしくソウル・ファンクをベースにパンクの激しさもちゃんと入ってて、メッセージも詩的に表現していて、すごいいいバンドだったと思います。
ただ、詩的なぶんだけブルハよりも難解であり、それがいまいちブレイクできなかった原因でもあるかもしんない。


posted by インサック at 20:31| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月12日

L-R/Lefty in the Right[左利きの真実]

それなりにブレイクし、その後急速に失速し、いまやブックオフで叩き売られているL-Rのデビューアルバム(1992年)。
個人的には、この人たちは現在のミスチルやスピッツに匹敵するくらいの存在、言えば「日本のXTC」くらいになれたのではないかと思うのですが、いや惜しいことをしました。
で、そんな彼らの魅力が最も出ているのがこのブレイク前のファーストアルバムではないかと思うわけです。
思えば「ポップセンス抜群!」みたいな感じで世に出たアーティストは数知れずで、そりゃあROやフールズメイトなんかで取り上げられているミュージシャンのアルバムを100枚くらい聴いて「こんな感じで」っつってパパっと作ることは、ちょっと気が利いてそこそこの音楽的能力がある人だったらできちゃうんだと思うんですよ。
しかしそんあ「そこそこ」の壁を越えるのって実はけっこう難しくて、「デビューできるボーダーラインの人」より100倍才能あるか、ボーダーの人より100倍音楽勉強してるか、が必要になったりするわけです。

L-R、というか黒澤健一は人の50倍才能があって人の200倍勉強している感じですね。(マサムネは逆に才能200倍勉強50倍って感じです)
特にこのアルバムの1曲目「Lazy Girl」は、まごうかたなき名曲でしょう。小山田圭吾に匹敵する、いろんな音楽を聴いて聴いて聴きまくった後にしか出てこない形、ニヤリとする小ネタと魂を揺さぶる高揚感が幸福な共存を果たしているわけですわ。
こんなアルバムがブクオフで1,000円以下で買えるなんて、日本っていい国だなあ。




posted by インサック at 21:27| バンコク ☁| Comment(4) | TrackBack(12) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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